「ソニック」・「リレーかもめ」・「みどり」・「かささぎ」にも使用されておりますJR九州885系電車でありますが、この885系電車自体も、その前に製造されました883系電車に次いで大胆なデザインとなっているのが特徴である事は画像を見る限りでもご存知の事ではないかと思います。
この885系電車と言いますと、画像1の平成12年製の1次車の編成(SM1編成~SM7編成)と画像2の平成13年製の2次車の編成(SM8編成~SM11編成)が存在している事がお分かりいただけるのではないでしょうか。
これらの特徴としまして、フロントにありますヘッドライトのスタイルが違っているのがお分かりいただけますが、平成15年に当初が5両編成でありました2次車が6両化されましてからは2次車も「かもめ」の運用に入るようになりまして、以降1・2次車が共通運用として運用されております。
また、車内も本革シートあれば以下画像にもありますように布製シートに変更されました車両もありまして、ゆったり感が見られるのが特徴でありますし、それ以外の装備でも画像にはありませんが、1次車編成車内には書家が書かれました「かもめ」などに関しましたミニギャラリーが設けられている車両、さらにコンセントが増設されました車両もありまして、乗車される方々にとりましても飽きさせない車内になっているのが特徴であると言ってもいいのではないかとも思います。
そして、以下画像のように画像右側にあります大きな窓でもわかりますようにその下の画像にもありますフリースペースが設けられている車両もあるなど、座席以外でもくつろぐ事ができる装備もあるのがこの885系電車の特徴でもあります。
その885系電車でありますが、加えまして残念ながら使用はされてはいないものの、上の画像の5号車のフリースペース内などにおきまして現在も残っているものがあります。それが案内モニターでありまして、ここから皆様にご紹介してまいります。
この案内モニターは、当時「かもめ」を運行します長崎線、「ソニック」を運行します日豊線の沿線の名所や特産物などがモニターにおいて放映されておりましたが、その後残念ながら放映は廃止される事になりましたが、現在もそのモニターだけは残されております。
また、このモニターには、衛星放送の受信も可能でありました。残念ながらモニターからはその受信されている姿は見た事はありませんでしたが、混雑している際に座席に座る事ができない方も退屈できずに見る事もできていたようでもあります。
画像は、「黄帯車」時代の885系電車(SM3編成)であります。この「黄帯車」時代の途中で、このモニターは残念ながら使用されなくなりましたが、上の画像・最後の画像のように「青帯車」になりましても残っていると言うのは、その使用されていた名残が残されている証でもある訳ですので、この姿も使用されていた事がわかる姿ではないかとさえも思う所でもあります。