番外 3月改正まで待たずして運行を始めています、江北→肥前鹿島間臨時列車9895M、運行初日の姿 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 昨年12月15日、JR九州では今年3月のダイヤ改正に関します概要を発表しておりまして、以下のように変更される事が明らかになりました(以下はHPより引用)。

 

 【九州新幹線】

 「みずほ603号」を久留米駅に新規停車

 

 【在来線特急列車】

 夕通勤時間帯以降の「ソニック」の福間駅への停車本数拡大

 大分~博多間「ソニック」の最終列車運転時刻を繰り上げ (博多駅で福岡市地下鉄への乗り換え時分改善のため)

 武雄温泉→博多間に午前中の利用が多い時間帯に「リレーかもめ」を1本増発、朝通勤・通学時間帯の佐賀発の「かささぎ」の本数見直し

 「ひゅうが」の朝通勤・通学時間帯・深夜帯の運転本数見直し

 

 【普通・快速列車】

 鹿児島線(福岡エリア)で日中時間帯に運転している「区間快速」の快速区間 および普通列車の運転区間延長

 鹿児島線(福岡エリア)の朝、夕通勤・通学時間帯で、運転区間の延長や編成両数増

 福北ゆたか線の朝通勤・通学時間帯に長者原駅を始発とする博多方面への普通列車(4両)を増発

 その他、九州内各線区でご利用状況に合わせて運転本数や運転区間、時刻を見直し

 

 【D&S列車】

 「A列車で行こう」の運行本数を2往復運転(1往復減)に変更

 「海幸山幸」の運転時刻を見直し

 「指宿のたまて箱」の喜入駅停車取りやめ

 

 

 この内容からは、「コロナ禍」をきっかけに引き続き時間の繰り上げが見られておりましたり、一昨年9月改正での大幅削減によりまして本数が減らされていた区間なども区間を延長する事で対応する部分が見られておりましたり、これまでは臨時列車では見られておりました「みずほ」の久留米駅停車が1本ながら初めて見られるようになっているなど改善が見られている事がわかります。

 

 その一方で、「ひゅうが」・「かささぎ(博多~佐賀系統)」では本数を減らされる所もありましたり、「指宿の玉手箱」の喜入駅停車が廃止されまして、ノンストップ運行(但し運転停車もあり)となる事が決まっておりまして、様々な動きも見られる事になるようであります。

 

 

 そして、この中には長崎線で1本ながら増発列車が運行される事になっておりまして、江北→肥前鹿島間で増発される事になります。しかも、同区間で12月20日より臨時列車で運行されてもいまして、改正待たずして「増発」の流れを見せております。今回は、その増発初日になります12月20日に江北駅で収めました模様を皆様にご紹介してまいります。

 

 

 今回の増発前では、以下画像のように21時14分発の肥前浜行きの後には23時01分発と約2時間近い間が見られておりました。しかし、今回1本増発する事で毎時運行に至る事ができますし、文にもありますように利便性向上につながる事ができるようでもあります。

 

 (JR九州HPより引用)

 

 さて、ここからは江北駅で収めました増発列車の模様をご紹介してまいります。以下画像は江北駅券売機の所にあります貼り紙でありますが、ここには「22:03発 普通列車肥前鹿島行きを運転いたします。」と言う文章から、列車が増発される事を伺う事ができております。

 

 さらに発車標です。ここでは「22:03 肥前鹿島」と言う時刻表示が見られている事がわかります。しかも、ワンマン列車・2両編成である事から817系電車で運行される事もお分かりいただける事がわかるのではないかとも思います。

 

 

 ホームに降りてまいりました。中線では2879Mとして江北駅にやってきておりました811系電車PM7609編成の姿がありました。しかもこの編成は、「RED EYE」と検測機能も付いた電車でもありますので、この時はそういった姿までも収める事ができておりました。

 

 

 21時56分、817系電車VN30編成によります肥前浜駅発の2882Mが江北駅3番ホームに入ってまいりました。この時点では行先は江 北から肥前鹿島に行先が変更されておりまして、この電車で肥前鹿島駅まで向かう事がわかる姿でもあります。

 

 江北駅では、数名の乗客が降車しておりましたが、この中には肥前大浦駅から肥前浜駅まで運行されておりました2172Dからの乗り換え客も含まれていたようでした。このあと、この編成が臨時列車であります9895Mとして再び長崎線を南下、肥前鹿島駅へと向かう事にもなります。

 

 

 このあと、鳥栖駅からの817系電車運行の2955M早岐行きが江北駅5番ホームに入線してまいりました。この列車には佐賀方面からの乗客が乗車しておりましたが、これまではなかった長崎線肥前鹿島方面への乗り換えもこの日からできるようになっております。

 

 (行先)

 

 この2955Mでは、江北駅では多くの乗客の下車が見られておりまして、この結果この列車の乗客もこれで半減するに至っておりました。それほど佐賀方面からの利用者が多い事もわかる姿でもあります。

 

 そして、このうちの30名近い乗客がこの9895Mに乗り換えられておりまして、まさにこの列車の運行開始を待ったかのような姿を収める事ができました。この乗客も、サラリーマン風の方があれば学生さんの姿もありまして、江北駅などで1時間も待つと言った動きも見られずに済む事にもなります。

 

 

 そして、22時2分にヘッドライトが点灯しまして、発車1分前となった姿が見られました。さらにこの後22時03分にドアも閉めまして、後述のように江北駅を発つ事にもなります。

 

 

 こうして、最後の画像のように江北駅を発車して行きまして、肥前鹿島駅へ向かって行きます。この間はわずか7分でしたが、まさにあっという間でもあります。尚、9895Mは肥前白石駅に22時07分着、肥前竜王駅に22時11分着、そして終点の肥前鹿島駅には22時17分に着く事にもなります。

 

 

 今回は、長崎線江北駅以南で運行を始めました臨時の増発列車に関しまして、初日の模様をご紹介しましたが、先述のようにこの列車は3月の改正で定期化として昇格される事にもなっておりまして、その前触れとして今回増発されるに至っております。しかも、初日利用者も30名近く見られておりますので、まさに沿線にとりましてもこの増発はありがたい事ではなかったでしょうか。やはり、家路に1時間も早く着く事ができるだけでも、だいぶ違うとは思いますので。とにかく、今回は願いに応えた形となりましたが、これからも引き続き利用者の足として運行していただきたいものであります。