番外 「佐」ナンバーも当時存在、平成22年撮影、祐徳自動車20年超日野セレガ・ブルーリボン貸切車 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 当ブログ今年最初の通常更新です。今年も一年よろしくお願いします。
 
 初めに、元旦に石川県能登半島で起きました地震で被害に遭われた方のお見舞い心から申し上げます。
 
 寒い時でもありますので大変ではありますが、とにかく一日も早い復興を願っております。
 
 
 祐徳自動車(祐徳バス)の貸切バスに関しましては、令和2年の「新型コロナウイルス」拡大までは、佐賀県内の事業者の中では最も稼働率が高く、車両の中には上の画像にあります最新式のいすゞガーラ(佐賀230あ・525、2RG-RU1ESDJ)・三菱エアロエース(佐賀230あ・612、2TG-MS06GP)を所有しておりまして、車両の若返りも見せておりました。
 
 その貸切バスも、佐賀県内に佐賀市と鹿島市に、福岡県内も粕屋町にそれぞれ営業所を持っておりまして、特に福岡の営業所に関しましては福岡空港や博多駅に近い所にある事もありまして、送迎面には特に好立地でもありますので、団体客向けにはふさわしい所でもありましょうか。
 
 しかし、「コロナ禍」によりまして貸切需要は大幅に減少しまして、インバンド需要も皆無に等しいほどまで減少した事もありまして、そう言った事から多くの車が休んでいる姿が見られるようになっておりました。
 
 (西部営業所)~上の画像とともにいずれも令和3年撮影
 
 (佐賀営業所)~列車車内より
 
 それでも、令和3年夏に行われました「東京オリンピック」・「東京パラリンピック」では貸切車が東京まで派遣されておりまして、活躍する姿も見られておりましたし、最近は「ウィズコロナ」の流れから、貸切需要も再び上昇に転じておりまして、再び見られ始めましたインバウンド需要や、修学旅行などの需要でも稼働する姿が見られているのが現状でもあります。
 
 そして、祐徳バスと言いますと高速路線バス「ウィラーエクスプレス」の運行を行っておりますが、貸切車を使いました続行であります「スターエクスプレス」も運行される事もありまして、特に関西方面では貸切車両の稼働する姿も見られております。
 
 
 さて、ここまで祐徳バスの貸切バスの現状を簡単にご紹介しましたが、今回ご紹介しますのは、平成22年に画像1・3にもあります西部営業所で撮影しておりました、当時健在ぶりを見せておりました日野自動車製の「20年超」の貸切車を皆様にご紹介してまいります。
 

 まずご紹介しますのは初代の日野セレガであります。この画像の日野セレガ(佐賀22き・213、U-RU2FTAB)は、セレガ自体が発売されました平成2年に導入されました、もちろん祐徳自動車では初導入となりました日野セレガでもあります。

 
 この車の特徴は、窓はメトロ式、ドアは折戸、以下画像のようにリアスポイラーなしと言うのが特徴でありました。しかも、メトロ窓という事もありまして、今にとっては珍しいパターンであるだけに、よくこのタイプで導入していたなと思うほどでもありましたでしょうか。
 
 (フロント)
 
 (リア)
 
 しかし、翌年以降の導入車は、窓は逆T窓、ドアはスイングドアになっておりまして、祐徳自動車ではこの年式しか見られないタイプでありました。それでも、この時でも健在ぶりを見せておりましたが、残念ながらその後全車廃車となっております。
 

 次は、日野ブルーリボンであります。先述の日野セレガがこの撮影当時でも20年経過しておりましたが、その先輩格でもあります日野ブルーリボン(いずれもP-RU638BB)も20年以上経過している事にもなりまして、当時祐徳自動車では健在な姿を見せておりました。
 
 (佐賀22き・・・7)
 
 (佐賀22き・140)
 
 上の画像佐賀22き・・・7が昭和63年、佐賀22き・140が平成元年に導入されました車であります。ちなみに佐賀22き・・・7は若い車番でもありますが、佐賀県が昭和63年にナンバーが変更になっておりますので、7番と言う数字からもよくわかる所ではないでしょうか。
 

 また、以下画像のように、さらに古い昭和61年に導入されました日野ブルーリボン(いずれもP-RU607BB)もこの当時健在でありまして、車庫で休んではいましたが、この時も健在な姿が伺えておりました。特徴は、ナンバーがこちらは「佐賀」ではなく、「佐」と表示されているのがわかります。やはり何と言いましても、「」ナンバー自体がこの時もう珍しくなっておりましたので、これでも健在している事が珍しいと言える所でもありました。
 
 (佐22か11-79)
 
 (佐22か11-80)
 

 その後、これら車は全車廃車となっておりまして、もうそれ以降稼働した姿を見る事はありませんでした。それほど新しい車あれば古参車両も存在していた事がわかる姿ではなかったかと思います。特に「」ナンバーと言うもの自体がのこの時でも貴重分野でもありましたので、より伺える所ではなかったかとも思います。
 

 今回は、過去撮影の画像より、日野セレガ初期車・日野ブルーリボン貸切車の姿をご紹介しましたが、この撮影時も、ちょうどいらっしゃった運転士さんが、「こん(この)車も古かもんね、よくなごう(長く)もってるもんだよ」とおっしゃっておりまして、今回ご紹介しました日野ブルーリボンに関しましてはこの時24年経過しながらも健在でありましたので、貸切バスの稼働率が高いだけありますので、わからなくはない姿ではなかったかとも思う所ではあります。現在は、ご紹介しておりますようにこれら車自体が過去の姿となっておりますが、この存在を存じたい方は存じていただければとも思います。
 
 (上の画像は平成21年門前車庫(祐徳神社前バス停に隣接)で撮影していたものです)