番外 新鳥栖駅11番ホームにおいて見られています、800系新幹線電車「つばめ」の「お昼休み」の姿 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 
 佐賀県鳥栖市の新鳥栖駅と言いますと、九州新幹線では佐賀県唯一の新幹線駅として存在している事はご覧の皆様もご存知の方がいらっしゃるのではないかと思います。
 
 この駅では、隣の久留米駅がそんなに離れていない事もありまして、当初は「つばめ」全列車、「さくら」が久留米駅と停車本数が折半されておりましたが、その後「さくら」が新鳥栖駅・久留米駅と全列車停車する事で解決しまして、その結果「さくら」・「つばめ」の全列車が停車するに至っております。
 
 またこの駅自体は、平成23年の開業時より新幹線と在来線(長崎線)との共用駅となっておりまして、新幹線から在来線、逆に在来線から新幹線に乗り換えられる方もいらっしゃいます。そう言った事や、隣の福岡県久留米市・佐賀県基山町とともに工業・商業も盛んである事もありまして、先述のように新幹線も「さくら」が隣の久留米駅とともに全列車停車するようになっているなど、いい点も見られるのがこの駅の特徴でもあります。
 
 (787系電車)
 
 (885系電車)
 
 尚、この駅からは、将来武雄温泉~長崎間の西九州新幹線の分岐駅になる事が計画されております。しかし、このルートでは開発が行われておりました「フリーゲージトレイン」での開業が断念している事もありまして、武雄温泉~長崎間が「フル規格」となっておりますので、こちらも「フル規格」になる事が濃厚ではありますが、佐賀県側の交渉が難航していて「知事の一声」が聞こえない今、いつ新鳥栖~武雄温泉間が動く事になるのか大変気になる所ではありますし、上の画像の787系・885系各電車、そして783系電車によります「リレーかもめ」もいつまで運行される事になるのか気になる所ではあります・・・。
 
 
 さて、現状に戻りますが、この駅では「さくら」が全列車停車する事もありまして、N700系新幹線電車が新鳥栖駅に停車する姿が見られますが、この電車もJR西日本所有車が7000番台JR九州所有車が8000番台とある訳でもありますが、それら姿を見ましても、JR西日本所有車となりますとこの九州新幹線区間に、JR九州所有車となりますと九州にもN700系新幹線電車を所有しているんだなど伺わせる事ができるのがいいのではないかとも思います。
 
 (JR九州N700系8000番台新幹線電車)~R9編成
 
 (JR西日本N700系7000番台新幹線電車)~S17編成
 
 
 そして、このN700系新幹線電車に次いで見られますのが、上の画像2・以下画像の800系新幹線電車であります。この800系新幹線電車は、九州新幹線の新八代~鹿児島中央間部分開業時に登場しました新幹線電車でありますが、現在は博多~新八代間でも見られるようになっておりまして、主に各駅停車の「つばめ」で使用されております。
 
 
 そんな800系新幹線電車でありますが、実は新鳥栖駅でこれからご紹介します姿を見る事ができております。今回これからはその姿を中心に皆様にご紹介してまいります。
 
 
 実は、この800系新幹線電車はこの駅で午前~昼までの間留置がなされる運用が存在しておりまして、それが画像の姿でありますが、この運用では新鳥栖駅11番ホームにおきまして留置されております。
 
 この800系新幹線電車の運用は、現在数運用存在している訳でありますが、そのうちの1運用に関しまして、熊本駅からの「つばめ312号」で博多駅に到着後に新鳥栖駅に回送、そして11番ホームに「お昼休み」として留置しまして再び博多駅に回送、折り返しまして熊本駅へ向かいます「つばめ329号」の運用に入ると言う運用が存在しております。
 
 本来ならは、JR西日本博多総合車両所に留置してもと思う所ではありますが、やはりこの場合はJR九州JR西日本と会社が違う訳でもありますので、となりますと線路配置にも日中には余裕があります新鳥栖駅に・・・と言う流れになっているのではないかとも思われるようであります。
 
 
 この留置では、以下画像のようにパンタグラフも下ろされております。そのため、その下の画像にもありますように車内は電気が切られておりまして、休んでいる事を伺わせておりました。
 
 (パンタグラフ下ろされています)
 
 (車内や行先表示器も電気が切られております)
 
 
 ここからは博多駅へ回送までの姿をご紹介します。画像にはありませんが運転士の方が熊本方面から乗務しまして、この新鳥栖駅で別の運転士に交代しまして、この回送運用に就くようになっておりました。
 
 運転士は、早速パンタグラフを上げまして、それとともに車内外の電源も入りました。電源が入りますと、しばらくしましてモーターの甲高い音がホーム上に響いておりました。
 
 電源が入っておりますので、行先表示器も回 送の表示が点灯されておりました。この姿を見ましても、「お昼休み」を終えましてこの後博多駅へ向けて回送される事が伺えておりました。
 
 
 さて、博多方先頭を見ますとヘッドライトも点灯しておりました。この時には発車前の点検を行っていたのではないかと思われましたが、やはりこの新鳥栖駅で数時間も電源を切って留置していた訳ですので、ここからの再スタートを切るにあたっての動きは見られていたようでもありました。
 
 
 このあと、回送列車は新鳥栖駅を発ちまして博多駅へと向かいます。この後この列車は博多駅より再び「つばめ」の運用に入りまして運行する事にもなります。
 
 
 今回は、タイトルにもありますように800系新幹線電車で新鳥栖駅で見られます「お昼休み」の姿をご紹介しましたが、実際にその800系新幹線電車自体がこの駅において休んでいる姿が見られている訳ですので、その分ホームに余裕あるからこその姿が伺えるのではないでしょうか。考えてみましても、この800系電車自体も博多~熊本~鹿児島中央間一日かなりの距離を走る運用さえ存在しておりますので、その姿が見られるのもわからなくはない所でもあります。とにかく、こういった運用自体も存在します九州新幹線でありますが、引き続きN700系新幹線電車とともに安全に乗客を運んでいただきたいと思います。