番外 わずか1往復の存在ながら運行されています、西鉄バス福岡空港~佐賀線、神埼・吉野ヶ里経由便 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 当ブログでもこれまでもご紹介しておりますように、西鉄バスでは福岡~佐賀間に、福岡(天神)わかくす号福岡空港~佐賀線を運行しておりまして、通勤・通学の方も利用される事もある路線でもありますので、両路線とも多くの乗客が利用されております。

 

 特に、途中停車地であります佐賀市内北部(高志館高校前~高速金立間)から神埼・中原などと言った所からの利用者も多くあっておりまして、これら路線の存在が大きい事さえも伺えてもいます。

 

 ただ、「新型コロナウイルス」による需要減、さらに乗務員不足もありまして、本数はピーク時よりは減っておりまして、現在の「わかくす号」は平日37.5往復(土日祝日は38.5往復)、福岡空港線は10.5往復まで減便されておりまして、「コロナ禍」の影響は今も見られているようではあります。

 

 使用車両は、近年では画像1の日野セレガ(8314・2TG-RU1ASDA)や、画像2・以下画像にもありますいすゞガーラ(画像2、1247・2TG-RU1ASDJ)・三菱エアロエースといった車が導入されておりまして、これら路線には全車全席にコンセントもしくはUSBポートが装備されております。

 

 (1250・いすゞ2TG-RU1ASDJ)

 

 (8132・QTG-RU1ASCA)

 

 尚、三菱エアロエースによる運行は、佐賀営業所所属車両が全車転属した事によりまして博多営業所担当便のみとなっております。それでも、画像のように普段から見る事ができておりますので、それだけは良かったと思う所でしょうか。

 

 (4856・QRG-MS96VP)

 

 また、数年前までは画像の西日本車体(西工)B型高速車(B高車、6107・日産デPKG-RA274TAN)が中心となって運行されておりましたが、現在は運行は見られなくなっております。使用されておりました車は、その後他路線に転用されましたり(画像の6107は現在は西鉄バス筑豊直方支社所属)、スクールバスや送迎バスに転用された車も見られているのが現状でもあります。

 

 

 さて、ここからご紹介しますのは、先述のように福岡空港~佐賀線は10.5往復による運行となっている事を述べておりましたが、この路線におきまして1往復のみ運行されている系統に関しまして皆様にご紹介してまいります。

 

 

 画像は、佐賀第二合同庁舎バス停であります。このバス停からは、福岡(天神)方面「わかくす号」や、福岡空港方面、さらに神埼・江見経由の久留米方面の路線バスもこのバス停から発着しておりまして、高速路線バスを中心に多くの本数が発着しております。尚、西鉄バス久留米が運行しております大川・柳川方面の路線バスはこのバス停からは発着しておらず佐賀駅バスセンター発着となっておりますので注意が必要であります。

 

 この撮影時には、江見経由の久留米行きの西鉄バス佐賀の路線バス(8003・日野PDG-KR234J2)がこの佐賀第二合同庁舎バス停から発車して行きました。この運行されておりました路線は、中型車両メインの45番系統でありますので、このようなタイプの車が運行されているのもわからなくはない姿でもあります。

 

 また、こちらは鳥栖支社運行によります40番系統(9136・日産デKL-UA452MAN)であります。この運行も、今回鳥栖支社運行の40番系統運行シーンを初撮影しておりましたが、この運用自体は令和2年からあるとの事でありまして、正直大型車両の運行は存じてはいたものの、「鳥栖~神埼線」のイメージしかなかっただけに、佐賀まで乗り入れる運用があるだけでも西鉄バス佐賀ゆえの所ではありましょうか。

 

 

 そんなこのバス停の所には西鉄バス佐賀本社が存在しておりまして、それとともに佐賀営業所も併設しております。そのため、上の画像にもあります西鉄バス佐賀の路線バス、そして西鉄バス本体の高速車両がこの車庫におきまして見られております。

 

 

 そんな中で、1本のみしか本数がない系統が存在しております。それが吉野ヶ里経由の系統でありまして、佐賀第二合同庁舎からは11時55分に発つようになっております。

 

 

 この系統は、以下の停車地による運行となっておりまして・・・

 

 佐賀第二合同庁舎~佐賀駅バスセンター~神埼協和町~神埼市役所前~神埼駅通り~田手・吉野ヶ里歴史公園南~吉野ヶ里歴史公園前~鳥の隈南~横田~東脊振庁舎前~高速中原~(以降金立経由と同停車地)

 

でありまして、金立経由が佐賀大和インターを経由するのに対しまして、吉野ヶ里経由は国道34号線~国道385号線~東脊振インター経由となっております。

 

 この系統は、以前は本数も数往復存在してもいましたが、現在は1往復のみとなっておりまして、金立経由が圧倒的な中で貴重な系統となっております。また、行先も吉野ヶ里経由として存在しておりまして、行先には、必ず「吉野ヶ里」の表示がなされているのが特徴でもあります。

 

 (佐賀行き、9245・日産デKL-UA452TAN)~平成22年撮影、現在はスクール用→廃車

 

 (福岡空港行き、7332・日野KC-RU3FSCB)~既に廃車

 

 

 ここからが、現在の吉野ヶ里経由便の姿をご紹介します。画像は、佐賀駅バスセンター近くで佐賀行きの姿を収めていた画像でありましたが、この時の車は画像の車(1006・いすゞQTG-RU1ASCJ)でありまして、途中で表示が変わる事もあり、既に行先は「佐 賀」と表示されておりました。ちなみに、その吉野ヶ里経由便は国道34号を通りまして、佐賀駅バスセンター東の道路(本来は佐賀駅バスセンター~佐賀第二合同庁舎間の区間)を通りまして佐賀駅バスセンターに入るようになっておりまして、この姿を収めた際、最初これは何だ?と思ったほどでしたが、後で時刻を見まして吉野ヶ里経由であった事がわかったほどでした。

 

 

 一方、こちらは吉野ヶ里経由便の発車時の姿であります。画像の車(1008・いすゞQTG-RU1ASCJ)の行先には、その下の画像にもありますように、吉野ヶ里経由便に関します行先となっておりまして、私自身も収める事ができておりました。しかし、LED行先がゆえ詳しく収める事ができず、ご覧の皆様にも詳しくご覧いただけないのが申し訳ない所ではあります・・・。

 

 (行先部分)~詳しくご覧になれない所はご容赦下さい

 

 このあと、吉野ヶ里経由便は国道34号線を通りまして、上の停車地にもありますように吉野ヶ里歴史公園前を通りまして、東脊振インターより長崎自動車道へと入るようになります。尚、肝心の利用者は数名ほどでして、満席にはほど遠い利用率ではあったようでした・・・。

 

 

 今回は福岡空港~佐賀線に1往復存在します吉野ヶ里経由便をご紹介しましたが、やはり福岡~佐賀方面の高速路線バスも佐賀大和インター~金立経由の方が知られた・圧倒的な本数である事が上の画像にある時刻からも伺わせております。しかし、ご紹介しておりますように吉野ヶ里経由も存在しておりますので、その名の通り吉野ヶ里遺跡・吉野ケ里歴史公園へ行かれる方にとりましては便利である事には間違いないのではないかとは思います。とにかく、この路線・系統の需要に関しましては詳しくわかりませんが、このように運行されている訳ではありますので、是非とも利用していただきたい所ではあります。