NO.2917 久大線、そして「BRTひこぼしライン」としての姿も見られています、夜明駅構内の姿 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 当ブログでは、NO.2914におきまして、日田彦山線「BRTひこぼしライン」の南側区間であります宝珠山→夜明間を利用した話題をご紹介しておりました。

 

 「BRTひこぼしライン」は、平成29年「九州北部豪雨」におきまして非常に大きな被害を受けました日田彦山線の添田~夜明間の鉄道復旧断念に伴いまして新たに運行を始めました「BRT(バス高速輸送システム)でありまして、これによりまして鉄道としての機能は失いましたが、それでも以前は線路でありました専用道路をバスが走行するなどの姿を見せておりまして、JR九州バスが運行を担っておりますし、一部日田バスも委託して運行しております。

 

 この「BRTひこぼしライン」の使用車両には、上の画像のような中型バスでありますいすゞエルガミオ(331-23609・2KG-LR290J5)や、今回も後述でご紹介しますBYD製の電気バスも同様に運行されておりまして、画像2の「やまなみ塗装」や、他にも5色の車が運行されております。

 

 さて、今回スタート駅であります東峰村の宝珠山駅は、以下画像の平成30年撮影当時のように、線路まで取られましてあぜ道のような姿が見られておりましたが、現在はその下の画像にもありますようにきれいにバス専用道路が整備されておりまして、大きく姿を一変させております。まさにそれだけ線路であった所を活用させている事が伺わせる所ではあります。

 

 (平成30年現在)

 

 (現在)

 

 また、この宝珠山駅は大分県日田市との県境の駅でもあります。画像のように旧ホームにモ二ュメントは残されておりますが、現在は新たに駅裏側にホームが設けられた事で使用する事はなくなっております。

 

 (平成30年撮影時)

 

 (現在)

 

 そして、「BRTひこぼしライン」で日田市の夜明駅までやってまいりましたが、宝珠山駅からは一般道区間でもありますので、専用道区間との違いが見られております。それでもこれまで「駅」と称されていた区間に加えまして、新たにバス停ではなく「駅」と称された区間も存在しますので、そういった所もまさにバスのようで鉄道という印象である事には間違いないでしょうか。

 

 (名本駅)

 

 (夜明駅到着~発車)

 

 

 さて、今回ご紹介しますのは、これまでも鉄道運行時~代行バス時と乗り換えてきました、夜明駅の開業後の構内の姿に関しまして皆様にご紹介してまいります。

 

 

 この夜明駅には、前回は代行バスの乗り納め時でありますNO.2899でもご紹介しておりましたが、それ以来約半月ぶりに夜明駅にやってきておりました。

 

 

 画像が、前回訪問時にはビニールでかぶされておりました、夜明駅「BRT」ホームのポールであります。この姿からもバス停のような印象である事には間違いないですが、あくまでも「BRT」として扱われておりますので、夜明駅のBRTホームという位置付けになっている事を存じていただきたい部分ではあります。

 

 (8月(代行バス運行時)訪問時)

 

 

 しばらくしますと、添田行きの「BRT」がやってまいりました。この時使用されておりましたのがBYD製の電気バスの「棚田カラー(130-22005)でありまして、まさに田んぼの色にふさわしいような姿となっているのが特徴でもあります。この時も、後述の久大線からの乗り換えの方が数名ほど乗車されておりました。

 

 

 さて、駅内では久大線に乗り換えられる方・久大線から乗り換えられる方など、訪問時には多くの方々が見られておりました。中には時刻を調べている方や「BRT」の運行状況を調べられる方も見られておりました(画像は上の画像の添田行きが来る前の姿です)

 

 こちらは、代行バス時にもご紹介しました学校通信でありますが、ここでは開業日セレモニーの模様が紹介されておりました。それによりますと、大明小中学校前駅で開業セレモニーを行ったそうでもありまして、通学する方々にとってもこの「BRT」の存在自体が大きい事が伺わせる所でもあります。

 

 (アップ)~その記事以外はモザイク処理をしております

 

 

 さて、先述の「BRT」添田行きがやってくる前には、久留米駅からの久大線の日田行き列車(撮影時は1845D)がやってきておりました。この時は、キハ220-204の1両編成でありまして、やはり1両編成での姿は「本線」にはふさわしくない印象でもありましょうか・・・。

 

 (1845D到着時)

 

 

 私はその後こ線橋にいましたが、それが「ゆふいんの森2号」が夜明駅を通過するためでありました。編成は5両編成ではありますが、ハイデッカー車両でもありますのでより堂々としている所がいいのではないでしょうか。尚、この時は最後の画像にもありますようにキハ220-204とツーショットシーンも収めておりまして、の姿を収める事ができておりました。

 

 (夜明駅1番ホームに進入します)

 

 

 「ゆふいんの森」通過直後の夜明駅1・2番ホーム、そして旧3番ホームであります。現在旧3番ホームは柵に覆われておりまして、それに加えまして線路も剝ぎ取られておりますので、スッキリとした姿が見られておりました。しかし、線路がない所からも鉄道としての運行は廃止されておりますので、そう思いますと寂しい姿になってしまった事を伺わせる姿にも思う所ではあります・・・。

 

 (旧3番ホーム)

 

 

 所で、前回訪問時には詳しく収めておりませんでしたが、夜明駅の2番ホームと旧3番ホームを結ぶ線路にはポイントが存在しておりましたが、旧ポイント跡は画像のようにPC枕木に置き換えられておりまして、ここにかつてポイントが存在していた事を伺わせる姿が見られておりました。

 

 (引いた画像)~奥の白い部分がその部分です

 

 こちらが、ポイントがあった頃の姿です。実際に上の画像としますと、かつて日田彦山線の線路自体が存在していた証でもありますが、正直この頃の姿が懐かしくも思うような姿にも見えましょうか。

 

 

 そして、1845Dは日田駅へ向けて発っていきましたが、その際に旧ポイント跡も通過します。この間は一瞬の間ではありますが、以前ポイントがあった頃は「ダダンダン」と音がしていた所でもありましたので、そういう音がしなくなっている所こそポイントが撤去された証かなとも思う所ではありましょうか。

 

 (通過していきます)

 

 

 こうして、私は1852Dに乗り換えまして久留米駅へと向かいました。尚、「BRT」からJRに乗り換える際、「BRT」降車時に渡す乗り継ぎ券を駅の改札口に渡しますと100円引きとなりますので、今回私も夜明駅→久留米駅間は100円引きの760円(通常860円)で利用する事ができておりました。ただし、「BRT」降車時に乗り換えを申告、そして夜明駅から乗車時に整理券を取らなければ無効となりますので注意が必要であります。

 

 

 今回は、「BRTひこぼしライン」化後の夜明駅の姿をご紹介しましたが、鉄道運行時、そして代行バス運行時と同様に乗り換え駅としての姿が見られているようには感じさせられました。ただ、「青春18きっぷ」などの企画乗車券以外では「BRTひこぼしライン」内では完結となりますので、8月27日まで見られておりました「大回り乗車」と言った事ができなくなってしまった事に関しましてはやはり残念ではならない所ではあります。それでも、久大線・「BRT」化されたとはいえ日田彦山線の駅としては変わりはありませんので、これからも多くの利用を望んでいただきたいものではあります。