番外 「とよのくに号」減便で減車された現在も存在しています、西鉄バス亀の井バス委託運用車両全3台 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 11月、私は大分県別府へと足を運んでおりました。

 

 これは「SUNQパス(2日間用)利用でありまして、前日(1日目)に熊本県内へ足を運んでおりましたが、2日目にもなりますこの日は「とよのくに号(別府線)」を利用しまして別府市へと足を運ぶに至っておりました。

 

 この時は、上の画像にありますように亀の井バスの運行でありまして、画像の大分200か・833(三菱QTG-MS96VP)に乗車しておりましたが、上の画像2にもありますように車内は満席でありました。

 

 実際に、以下画像が博多バスターミナルのカウンターにあります案内表示でありますが、今回乗車しました12時01分発の別府北浜行きには「×」が記されておりまして、「コロナ禍」もありまして需要が大きく減っていた中でのこの表示は私自身もここまで復活したんだなという事を実感させるような姿でもありました。

 

 ただ、乗車していた方の8割がインバウンド客(韓国人観光客)でありました。この日韓間では、令和2年の時点では前年令和元年秋に起こりました「日韓関係悪化」に加えまして、この年からの「新型コロナウイルス」の影響も重なりまして、韓国などインバウンド客も大幅に減少に至っておりましたが、現在日韓間では渡航制限が緩和された事で渡航が自由にできるようになっておりまして、今回の訪問時には家族連れを含めまして多くの姿も見られておりました。

 

 (この日鉄輪バス停で下車されていた方のほとんどは韓国の方でした)

 

 また、福岡空港国際線ターミナルの駐車場も、一時はガラ~ンとした姿が見られておりましたが、現在は画像のように多くの車の姿が見られるようになっております。実際に、韓国に加えまして、台湾・香港・フィリピン・タイ・シンガポール・グアムなどの国・地域からの航空路線が運行を再開しているそうでもありますので、渡航制限が緩和された事に関しましては大きいのではないかとも思います。

 

 尚、現在福岡空港国際線ターミナルでは駐車場など施設の増築工事を行っております。一時はこの国際線ターミナルから航空便が飛ぶ事がありませんでしたが、現在は回復傾向でもある中でもありますので、そんな中での増築工事はまさに先を見据えた工事である事がわかるような姿でもありましょうか。やはりいつまでも「新型コロナウイルス」に引き下がってはいけないという思いもあるようではありますが、これら施設ができるまでの間に終息まで行く事を願いたい所ではあります。

 

 

 所で、今回乗車しました博多バスターミナル12時01分発・天神高速バスターミナル12時20分発の便は、実は本来は亀の井バス運行ではなく、西鉄バスの運行であります。ただ、西鉄バスの運行であると言えども、実際は委託の形で亀の井バスの乗務員での運行となっておりまして、そう言った事からこの日は亀の井バスの車両による運行へとつながったようでありました。

 

 

 けれども、現在西鉄バス所有で亀の井バス委託運用(通称・別府第二営業所)に使用されております車はこれからご紹介します3台が運行されております。今回は、これら3台の紹介に加えまして、過去の画像よりこれまでの委託運用車両に関しまして、ここからは皆様にご紹介してまいります。

 

 

 現在委託運用の車両は以下の3台であります。これらはいずれも三菱エアロエースでありまして、QRG-規制車と「ShiftPilot(シフトパイロット)」と呼ばれます8速AMT(自動変速マニュアルトランスミッション)を装備しております2TG-規制車2台の計3台のみでありまして、以前は本数に反映しましてさらに多くが存在しておりましたが、「とよのくに号」の減便もありましてこれだけの台数にとどまっております。

 

 (3669・QRG-MS96VP)

 

 (3278・2TG-MS96GP)

 

 (3351・2TG-MS96GP)

 

 亀の井バス委託運用の車両は以上の通りであります。3669に関しましては、平成24年に福岡高速営業所に新製導入、福岡~熊本線「ひのくに号」を担当しておりましたが、令和元年に亀の井バス委託運用に転属しておりまして、「とよのくに号(別府系統)」の運用に入るようになっております。

 

 また、3278に関しましては、平成30年に亀の井バス委託運用向けに新製導入されたものでありまして、側窓の前方の所には、「FUSO AERO」と描かれましたエンブレムが設けられております。

 

 そして、3351に関しましては令和元年に新製導入されたものでありまして、この年より採用されました「ハーモニー塗装」の高速車でもあります。また、顔も新顔(「令和顔」)となっているのも特徴でもありまして、前のスタイルとしますと見た目も大きく変わっている事がお分かりいただけます。また、日田第二営業所所属車(日田バス委託)とともに「ハーモニー塗装」の大分ナンバーの車としても存在しております。

 

 尚、これらは3669・3278はコンセントが装備されておりますが、3351に関しましてはUSBポートが装備されておりまして、携帯電話・スマートフォン利用に優しい一面も見せております。

 

 

 ここからは、近年に所有しておりました元亀の井委託車両であります。まずご紹介しますのが、元は委託車両でしたがそのまま亀の井バス所有車両に移りました三菱エアロエース2台であります。

 

 (4504)
イメージ 7

 

 (4505)
イメージ 8

 

 これら車は、画像からもわかりますように元は西鉄バスに所有していた車であります。新製導入も上の画像の3669導入1年前の平成23年に福岡高速営業所に導入されておりましたが、平成28年に亀の井バス委託運用に転属、平成30年暮れに亀の井バスにそのまま譲渡されまして、当初は「火の鳥塗装」でありましたが、現在は大分200か・724が「メルヘン塗装」、大分200か・726が復刻「とよのくに塗装」をそれぞれまとっておりますし、行先もLED行先と化しております。

 

 (大分200か・724、亀の井バス移籍直後)

 

 (「メルヘン塗装」化)

 

 (大分200か・726、復刻「とよのくに塗装」)

 

 

 こちらは、いすゞガーラ・日野セレガの「セレガーラ」3台であります。現在は三菱エアロエースのみとなっておりますこの運用でありますが、これら車もいずれも亀の井委託運用に入っていた車でもありました。

 

 【いすゞガーラ(QRG-RU1ASCJ)】

 (2766)
イメージ 5

 

 (2767)
イメージ 6

 

 【日野セレガ(QTG-RU1ASCA)】

 (8050)
イメージ 9

 

 このうち、2766・2767は平成25年に福岡高速営業所に新製導入されておりましたが、平成28年に亀の井バス委託運用に転属しておりまして、2767に関しましては、平成30年に安室奈美恵さん引退を惜しんだ「TENJIN AMURO MONTH」ラッピングを施していた車でもありました。

 

 また、もう1台の8050に関しましては、平成28年の新製導入より亀の井バス委託運用でありまして、こちらはQTG-規制の日野セレガでもありました。

 

 しかし、これらは令和2年の「とよのくに号」の減便もありまして移籍を余儀なくされておりまして、2766に関しましては再登録の形でそのまま亀の井バスに移籍、2767・8050に関しましては同じ大分ナンバーを登録します日田バスに移籍しておりまして、日田バス移籍車は西工E-III架装車を廃車に追い込んでおります。

 

 (亀の井バス移籍後の元2766~現大分200か・996)

 

 (2767→日田バス402号)

 

 

 今回は、現在の西鉄バス亀の井バス委託運用車両、そして近年の元亀の井バス委託運用車両に関しましてご紹介しましたが、実際に様々な車が存在している事・存在していた事がわかります。それでも、減便前は6台も存在していた委託運用車両でもありましたが、「コロナ禍」もありまして3台にまで減車している訳でもありますので、正直寂しくなったという印象には間違いないのではないかとは思います。ただ、現在も「とよのくに号(別府系統)」では時刻表上では西鉄便・亀の井バス便と分かれてはいますので、今回みたいに運用が変わる事はありますが、実際に存在はしている事を存じていただければと思っております。