番外 西鉄バスとともに地元のタクシー会社も運行しています、太宰府市コミュニティバス「まほろば号」 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 
 当ブログでもこれまでもご紹介しておりますが、福岡県太宰府市には太宰府市コミュニティバス「まほろば号」が運行されておりまして、観光客や太宰府市にお住いの方々らがこの「まほろば号」を利用されております。
 
 この「まほろば号」は、平成10年から太宰府市内におきまして運行されておりまして、現在九州をはじめとした全国各地にコミュニティバスが運行されておりますが、その九州内では先駆けとなっているコミュニティバスでもあります。
 
 この「まほろば号」の特徴は、運賃が平成14年より100円均一の運賃となっておりまして、この間に消費税の増税もありましたが、引き続き100円均一を維持しております。それが功を奏しまして、運行開始から300万人以上の利用者を誇っているコミュニティバスでもあります。
 
 尚、西鉄バス・西鉄バス二日市の並行します一般路線バスの区間でも100円運賃となっている事もありまして、「太宰府ライナー旅人」も「まほろば号」と並行します区間は以下画像のように100円となっているのも特徴でもあります。したがって、専用車両も100円で利用できますので、この区間ではまさに乗り得でもありましょうか。
 
 (「太宰府ライナー旅人」、1463・いすゞ2TG-RU1ASDJ)
 
 (「太宰府ライナー旅人」乗車時)~8番(大宰府政庁跡・太宰府市役所前)の運賃は100円です~過去乗車時
 
 
 さて、今回ご紹介しますのは、この「まほろば号」には西鉄バスが運行する路線に加えまして、地元の太宰府タクシーが運行します系統も存在しております。今回は、その太宰府タクシーが運行します「まほろば号」に関しましても皆様にご紹介してまいります。
 
 
 まずは、西鉄バスが運行します、「まほろば号」の路線をご紹介します。
 
 【大佐野(1)・吉松回り(2)】~(大佐野回りは右への順路、吉松回りは逆ルート)
 西鉄都府楼前駅~大佐野公民館~つつじヶ丘~ひまわり台~長浦台~青葉台~歴史スポーツ公園前~吉松~市民プール~西鉄都府楼前駅
 
 【水城(3)・国分回り(4)】~(水城回りは右への順路、国分回りは逆ルート)
 西鉄都府楼前駅~洗出~国分寺入口~水城ヶ丘中央公園~水城跡~国分寺入口~文化ふれあい館~筑前国分寺~洗出~西鉄都府楼前駅
 
 【水城(3)・国分小回り(4)】~(水城回りは右への順路、国分回りは逆ルート)
 西鉄都府楼前駅~洗出~筑紫医師会館前~国分寺入口~水城の里郵便局~水城跡~国分寺入口~筑紫医師会館前~洗出~西鉄都府楼前駅
 
 【北谷回り(5)】
 西鉄都府楼前駅~関屋~大宰府政庁跡~観世音寺~太宰府市役所前~西鉄五条駅~西鉄太宰府駅~宮前~三条台~(三条台公園前(一部))~大原団地~大原~松川~松川口→北谷口→北谷運動公園前→山浦口→只越→松川口~(以降往路と逆ルート)~西鉄都府楼前駅
 
 【都府楼回り(6)】
 西鉄都府楼前駅→通古賀中央→都府楼団地入口→都府楼団地中央→都府楼団地西→JR都府楼南駅→都府楼団地東→都府楼公民館前→都府楼団地中央→通古賀中央→西鉄都府楼前駅
 
 【高雄右回り(7)】~一部梅香苑一丁目・君畑通過便有り
 太宰府市役所→西鉄五条駅横→君畑→星ヶ丘入口→高雄一丁目→高雄中央→高雄公民館→高雄南公園→梅ヶ丘公民館前→高雄一丁目→西鉄五条駅横→太宰府市役所
 
 【高雄左回り(7)】~一部梅香苑一丁目・君畑通過便有り
 太宰府市役所→西鉄五条駅横→君畑→星ヶ丘入口→高雄一丁目→梅ヶ丘公民館→高雄公民館前→高雄中央→高雄一丁目→西鉄五条駅横→太宰府市役所
 
 【五条・内山線(無番)】
 西鉄都府楼前駅~関屋~大宰府政庁跡~観世音寺~太宰府市役所前~西鉄太宰府駅~宮前~三条公民館前~菅谷(九州情報大学前)~内山
 
 西鉄都府楼前駅~関屋~大宰府政庁跡~観世音寺~太宰府市役所前~(西鉄五条駅(一部))~いきいき情報センター~五条台口~いきいき情報センター~(西鉄五条駅(一部))~西鉄太宰府駅~宮前~菅谷(九州情報大学前)~内山
 
 西鉄都府楼前駅~通古賀中央~通古賀近隣公園~大宰府政庁跡~太宰府市役所前~(西鉄五条駅(一部)~いきいき情報センター~五条台口~いきいき情報センター~(西鉄五条駅(一部))~西鉄太宰府駅~宮前~三条公民館前~菅谷(九州情報大学前)~内山
 西鉄バスが運行します「まほろば号」は、平成26年から時刻は変わっておらず、この運行区間には、太宰府天満宮・竈門(かまと)神社、そして新元号「令和」の製作者であります大伴旅人のゆかりの地とされます坂本八幡宮(坂本八幡宮は大宰府政庁跡バス停下車です)と言った神社、さらに九州国立博物館・大宰府政庁跡などと言った観光施設、さらには高校・大学・短期大学などと言った学校施設が市内周辺に存在している事もあげられておりまして、まさに色々な面に合ったコミュニティバスではないかと思います。尚、一日フリー乗車券(300円)を購入しますと、だざいふ遊園地などの入場割引ができるなどの特典もあります。
 
 (西鉄太宰府駅バス停)~その下の画像は見にくいですが時刻なども見られます
 
 
 これら路線の使用車両です。現在の使用車両には画像の日野ポンチョを中心とした車が主力車両として運行されておりまして、この日野ポンチョは8台が運行されております。この中には、1台塗装が紫色の「らっきぃぃ! まほろば号」も存在しております。
 
 (「らっきぃぃ! まほろば号」(12号(番号記載なし)、7777・SKG-HX9JLBE))
 
 
 (13号、7832・SKG-HX9JLBE)
 
 
 また、日野リエッセも2台(10号(8014)・11号(8411)、形式いずれもBDG-RX6JFBA)が存在しておりまして、その後導入されましたリエッセも合わせまして、日野自動車の車が現在「まほろば号」では一番見られるメーカーとなっております。そんな画像の車(10号、8014)におきましては、車椅子利用者向けのリフトも備えられております。

 
 
 そして、相次ぐ日野自動車の車の導入に伴いまして、運行当初から使用されておりました上の画像1・2・5及び以下画像の日産ディーゼルスペースランナーRN(7号、5713・KK-RN252CSN)は徐々に廃車が進んでおりまして、現在は2台となっている事から、それほどこの「まほろば号」に関しましては世代交代が進んでいる事が伺わせております。今回の訪問では、その5713の元気な姿が見られておりましたが、この車もあとどのくらいか?と言う所でもありましょうか。
 
 
 ここまで、西鉄バスが運行します「まほろば号」に関しましてご紹介しましたが、これからご紹介しますのは太宰府タクシーが運行します路線であります。太宰府タクシーが運行します路線は、「湯の谷地域線」・「連歌屋地域線」・「東観世地域線」の3路線が運行されておりまして、これらは毎日運行ではありませんが、地元の足として運行されております。
 
 【湯の谷地域線】~月・水・金曜日のみの運行(祝日除きます)
 太宰府市役所~西鉄五条駅~秋山~湯の谷
 
 【連歌屋地域線】~火・木曜日のみの運行(祝日除きます)
 西鉄太宰府駅~浦の城~ホテルグランティア太宰府~浦の城団地~西鉄太宰府駅~西鉄五条駅
 
 【東観世地域線】~火・木曜日のみの運行(祝日除きます)
 東観世公民館下~太宰府市役所~西鉄五条駅横(東観世行きは停車せず)~保健センター前
 
 このうち東観世地域線は、現在の形となる前は地元のスーパーが買い物サポートカーとしても「まほろば号」の名目で運行されていたものでありましたが、平成30年11月末にスーパーが閉店した事に伴いまして運行されなくなっておりました。しかし、平成31年4月に新たな路線として運行されるようになりまして、火曜・木曜の週2日に運行されております。
 

 以下画像が太宰府タクシーが運行します「まほろば号」のトヨタハイエースであります。この太宰府タクシーが運行します路線は地域サポートカーとして運行されておりまして、道路幅が狭いなどの理由によりまして、従来の「まほろば号」が運行できない地域を10人乗りロングシートのタイプで運行されておりまして、上の運行区間にもありますように各路線週2~3日運行されております。 
 
 尚、湯の谷地域線は150円均一、連歌屋地域線・東観世地域線は200円均一となっておりまして、西鉄バスが運行します「まほろば号」よりは運賃は割高となっております。また、「nimoca」などのICカードや一日フリー乗車券(300円)など、西鉄バスが運行に関わる路線におきまして使用できるものは残念ながら使用できませんので注意が必要でもあります。
 

 今回は、「まほろば号」に関しまして、最も知られております西鉄バスに加えまして、地元のタクシー会社であります太宰府タクシーも運行されている事をご紹介しましたが、太宰府天満宮・竈門神社などに行かれます観光客に加えまして市民の足としてもこの「まほろば号」が運行されている事が伺えるのではないでしょうか。やはり、西鉄バスに関しましては100円均一であるというのも大きいようではありますが、それとともに地域の足としての「まほろば号」が存在しているのも伺えるのではないかとも思います。とにかく、これからも様々な方が利用していただきますよう、引き続き「まほろば号」を運行していただきたいとも思います。