NO.2581 先代8000形電車に代わる観光用車両、西鉄3000形電車3010F二代目「水都」 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 西日本鉄道(西鉄)では、これまでもご紹介しておりますように、平成29年まで8000形電車が運行されておりまして、天神大牟田線・太宰府線で活躍の場が見られておりました。
 
 このうち、上の画像のの8051Fは8000形電車の中では最後まで残った編成でもありまして、画像のように太宰府観光列車「旅人」の専用車としての姿も見られておりまして、車体には画像1のようにラッピング、車内にも太宰府に関しましたショーケース、さらには乗車記念カードや記念スタンプも見る事ができておりました。
 
 しかし、老朽化もありまして残念ながら引退、後述のように3000形電車に置き換わりまして、8051Fもラストランまでは上の画像2のように元の姿に戻りまして天神大牟田線を運行しておりましたが、同年10月に引退、廃車となっております。これに伴いまして8000形電車も全廃へと至っておりまして、画像でしか見る事ができない過去のとなってしまっております。
 
 
 さて、この8051Fに代わります2代目「旅人」が、これからご紹介します3000形電車3010Fであります。今回ここからはその3010Fに関しまして、過去に収めておりましたので、2代目「旅人」に関しました話題を皆様にご紹介してまいります。
 
 


 

 2代目「旅人」は、初代「旅人」が6両編成であったのに対しまして5両編成となっておりまして、3010Fに関しましても5両固定編成の車両が使用されております。やはり、2代目「水都」が3両固定編成の3017F・3018Fで組んでいるのに対しまして、こちらは5両固定編成となっている訳でもありますし、基本的には特急列車の運用(福岡(天神)~大牟田間)にも入らない訳ですので、そう言った違いが見られるのも特徴の一つと言えるのではないかと思います。
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 (2代目「水都」、3017F・3018F )

 
 
 この2代目「旅人」にも、初代と同様にラッピングが施されておりまして、その姿は以下画像のようになっておりまして、愛称も各号車付けられております。実際に1号車よりご紹介してまいりますが、それぞれ5種類の姿を見る事ができるようになっておりまして、それぞれ違った姿が伺えるのではないかとも思います。

 

 (1号車、3010・竈門(かまど)神社と紅葉
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 (2号車、3310・榎社と蓮の花
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 (3号車、3410・太鼓橋と花菖蒲
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 (4号車、3610・菅原道真公と藤
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 (5号車、3510・太宰府天満宮と梅
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 ここからは、2代目「旅人」の車内をご紹介します。2代目「旅人」の車内にも、以下画像にもありますように各号車文様のラッピングが見られておりまして、5種類の文様を見る事ができるようになっております。また、シートカバーもそれぞれのカバーに合わせてあるのも特徴でもあります。
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 (1号車、紗綾形文様)~繁栄や長寿の意味を持ち、西洋でも幸運の印とされています
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 (2号車、瓢箪(ひょうたん)文様)~家運興隆、子孫繁栄の象徴です
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 (3号車、雷文様)~厄除け・五穀豊穣・子孫繁栄・魔除けの意味もあります
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 (4号車、蝶文様)~家内安全・和合の象徴とも言われています
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 (5号車、梅文様)~学業成就にふさわしい模様と言われています
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 (5号車、座席)
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 ここからは、車内で見られます装備をご紹介します。この「旅人」の3号車には、竈門神社に関します縁起物や日本遺産に関わるもの、そしてその後竈門神社に奉納する事になります祈願箱が置かれておりまして、反対側にあります「願いごとの紙」に願いごとを記入しまして竈門神社に持って参りますとオリジナル記念品がプレゼントされるそうであります。まさにこう言う所が縁起な所かなと思う所でもありましょうか。

 

 (左、竈門神社に奉納する「願いごとの紙」を入れる祈願箱、右、以下画像にもあります竈門神社に関します縁起物など)
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 (その竈門神社に関します縁起物など)
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 祈願箱などが見られますショーケースの反対側には、8000形電車時代に引き続きスタンプ台がありまして、先述の「願いごとの紙」や記念スタンプ用紙・スタンプも置かれております。このような形は、先代「旅人」でも見られていた事でもありますので、まさに継承している事もお分かりいただけるのではないかとも思います。
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 (「旅人」記念スタンプ)
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 さらに、各号車には、先述の各号車に見られます文様が乗車記念カードとして各号車1箇所にあります所から取る事ができるようになっております。以下画像が実際に取りました5種類のカードでありますが、上の画像にあります文様がカードとして見られる事もわかります。
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 そして、各号車車内の棚の上には、太宰府地区の観光地の案内も見られます。この案内は、先代も見られていたものでありましたが、こう言う表示の仕方も継承している事も伺えるのではないでしょうか。
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 また、この電車にも「水都」と同様フリーWi-Fi(「Nishitetsu Train Free Wi-Fi」)も設けられております。乗車している間には、HP・ブログ・動画など気兼ねなく楽しめるのがいいのではないかと思います。尚、この電車は「Kawasaki 2009」からわかりますように平成21年川崎重工製という事も見ていてわかるのではないかとも思います。
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 そして、天神大牟田線・太宰府線・甘木線の駅の案内でありますが、画像からもわかりますように「旅人」仕様になっている事がわかります。ちなみに特急列車は大橋駅に停車するようになっておりますが、それに合わせている事もお分かりいただけるのではないでしょうか。
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 所で、画像は8000形電車8051F先代「旅人」の車内画像でありますが、車内で見られなくなったものがあります。それがドア際にあります太宰府の看板娘でもあります「千梅ちゃん」でありますが、今回の2代目では見られなくなっております。先代ではこれまで見られていただけに、今回の2代目では見られないのは残念かなと思う所でもあります。
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 画像は、高架化工事が行われております春日原駅で収めました「旅人」でありまして、入線~停車時の模様を収めたものであります。この撮影時は雨が降っていた事もありまして、うまく収める事ができておりませんでしたが、こうして見ましても、従来の3000形電車とは違った姿が見られていた訳でもありますので、2代目「旅人」の姿が見られただけでも良かったとは思います。
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 今回は、西鉄3000形電車の二代目「旅人」に関しまして、過去の撮影しました画像よりご紹介しましたが、2代目「旅人」は、先代「旅人」とは違いまして5両と短縮されておりますが、編成は短くなりましても観光列車としての姿は先代とは全く変わりはない事ではないかとも思ってならない所でもあります。それほど太宰府へ行かれる方をいかに楽しめさせるかと言う所も伺える所でもありますが、とにかくこのように運行されておりますので、太宰府へ行かれる際、またそれ以外の福岡(天神)~筑紫間で乗車される機会があります際には是非とも乗車していただければと思います。
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