NO.2230 「こだま」メインの停車駅、日本初のホームドアも設置、東海道新幹線熱海駅ホーム観察 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 前回番外より、静岡県熱海市の熱海駅での話題をご紹介しておりますが、前回は在来線ホームなどの話題をご紹介しておりました。

 

 熱海駅は、JR東日本・JR東海との境界駅でありまして、それとともに東海道線と同じくJR東日本の路線となっております伊東線との接続駅でもありまして、特に東海道線では多くの列車の姿を見る事ができております。

 

 また、境界駅でもありますので、以下画像にもありますようにJR東日本・JR東海の電車がそれぞれ乗り入れておりまして、ほとんどの電車におきましてこの駅で乗り換えが生じる場合もありまして、そう言った所からもまさに境界駅としての姿を見る事ができております。尚、JR東日本の電車の場合は「上野東京ライン」として東京駅以北の路線で運行される場合もありまして、遠くは高崎・宇都宮方面へ運行される電車もこの駅発着列車で見る事もできております。

 

 そして、この回では東急からやってまいりました8000系電車に関しましてもご紹介しましたが、8000系電車も外観は東急時代の姿が見られておりますが、車内は海側を西武鉄道10000系電車からのクロスシート(回転機構なし)に交換されておりまして、片側ロングシート・海側クロスシートの姿が見られますし、3両編成化に伴いましてトイレの位置が異なる車両も見られております。

 

 

 さて、今回ご紹介しますのは、熱海駅もう1つの姿としまして、今回の訪問では利用させていただきました東海道新幹線ホームの姿に関しまして早朝撮影しておりましたので、皆様にご紹介してまいります。

 

 

 東海道新幹線の熱海駅は、在来線がJR東日本・JR東海の境界駅(管轄はJR東日本)であるのに対しまして、東海道新幹線の場合はJR東海が管轄しておりまして、駅員もJR東海の社員となっております。また、上の画像にもありますように駅板もJR東海の駅としての姿が見られている事もお分かりいただけるのではないかと思います。

 

 

 熱海駅の発車標です。画像にもありますように「こだま」しか見る事ができておりませんが、その通り停車します列車は「こだま」がほとんどでありまして、「ひかり」は3往復、「のぞみ」に至りましては停車を行っておりません。したがって、後述のようにほとんどの列車がこの熱海駅を通過して行く姿を見る事ができております。

 

 

 熱海駅のホームです。ホームは画像にもありますように2面2線のホームとなっておりまして、下りホームが6番線・上りホームが7番線となっております。また、待避線が設けられておりませんので、通過する場合は後述のように高速で通過する場合がありますが、そう言った事から、その下の画像にありますように日本で初めてホームドアをこの熱海駅新幹線ホームで導入されております。

 

 (ホームドア)

 

 実際に、熱海駅に停車します「ひかり」・「こだま」以上の本数であります、多くの「のぞみ」や「ひかり」がこの熱海駅を通過しております。その場合は画像のように高速で通過しておりますので、そう言った事もありましてホームドアの存在も大きいのではないかと思います。しかも、現在東海道新幹線は全車16両編成で運行されてもいますので、全てのドアが開く事を思えば使いやすさも伺える所ではないかとも思う所でもあります。

 

 尚、通過列車が多く存在しますので、案内表示器も設けられております。実際にカラーで表示されている事がわかりますが、こういった形で注意を促している事が伺えるのではないかと思います。

 

 

 さて、ここからは停車します「こだま」の姿をご紹介してまいります。現在東海道新幹線では「のぞみ」・「ひかり」・「こだま」のほとんどの列車がN700系新幹線電車で運行されておりまして、その前の世代の700系新幹線電車に関しましては東海道新幹線では「こだま」のわずか3本しか運行されておりませんので、それだけ東海道新幹線ではN700系新幹線電車の割合がかなり高い事が伺えるのではないかとも思います。

 

 

 まずご紹介しますのは、「こだま802号」であります。この列車は隣の三島駅から発っている列車でありまして、普通車は全車自由席でもあります。尚、JR東海・JR西日本ではN700系新幹線電車のうち平成24年までに製造されました車両には、全般検査時に「N700A」に準じた改造を施している事から「A」と細かく書かれている事がわかります。

 

 (「N700」に細かく「A」が書かれた姿)

 

 「こだま802号」は、熱海駅を経ちますと、「第一熱海トンネル」へと入ってまいります。この駅周辺は、山に囲まれている所でもありますので、このように駅を発ちましてすぐにトンネルと言った流れが見られておりまして、名古屋方にもトンネルが控えております。ちなみに、東海道新幹線一長いトンネルがその名古屋方にありまして、「新丹那トンネル」が約8キロにわたりまして存在してもいます。

 

 

 さて、こちらは下り列車であります「こだま631号」でありまして、東京駅から「こだま」の始発列車にあたります。この列車では「N700A」700Aによります編成でもありますので、大きく「A」と書かれた姿が印象的でもあります。この時は、到着前に20名ほどの利用者がいらっしゃいまして、この後この列車に乗りまして静岡方面へ移動したようでもありました。

 

 (「N700A」の大きな「A」が印象的です)

 

 (熱海駅を発ちました)

 

 

 ここからは、ホームドアを使いました乗車シーンをご紹介します。今回撮影の「こだま804号」は、熱海駅を7時24分発、東京駅を8時10分に到着する列車という事もありまして、通勤客が多く見られておりました。そのため、三島駅発とは思えないほど座席はほとんど埋まっておりまして、それだけ東京方面への通勤客が多い事も伺わせておりました。

 

 熱海駅に着きますと、ホームドアが開きまして、この後車両のドアが開きまして乗車へと至ります。本当に、男女構わず東京方面へ通勤されているんだという事がわかるような姿ではないかとも思います。

 

 

 そして、発車時刻になりましてホームドアが閉まります。以下画像にもありますように、最初にホームドアが閉まりまして、そして車両のドアが閉まるようになりまして、この後発車へと至る事にもなりました。

 

 (ホームドアが先に閉まります)

 

 (ホームドアが閉まる間に車両のドアも閉まります)

 

 

 こうして、今回の熱海駅撮影は終わりまして、この後その新幹線「こだま」で静岡駅へと私たちは移動しました。その所要時間はわずか約30分でもありますので、新幹線の速さも伺える所でもありました。

 

 

 前回・今回と、熱海駅撮影の模様をご紹介しましたが、在来線に関しましては、ほとんどの列車が停車するのに対しまして、新幹線に関しましては「のぞみ」は全列車通過、「ひかり」も6本を除いて全列車通過していますので、各駅停車の「こだま」の割合が高いのもわからなくはない所ではないかと思います。それでも、通勤利用者がいらっしゃったように通勤圏でもあるのが伺える所でもありますし、レジャー利用者も見られておりますが、新幹線・在来線とも大動脈のはざまにあります駅でもありますので、これからも多くの利用者を望みたいものでもあります。