番外 移籍セレガRでも運行、鹿児島~宮崎線「はまゆう号」南国交通版 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

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 鹿児島~宮崎間で運行されています、高速路線バス「はまゆう号」は、現在南国交通・宮崎交通の2社で運行されておりまして、現在7往復で運行されております。

 元々は、南九州高速バスと言う事業者が存在しておりまして、単独運行で運行されてもいましたが、平成16年に解散しまして、その年からは宮崎交通の単独運行となっておりました。

 宮崎交通運行になりましてからは、上の画像の4列シート車(画像1・宮崎22か10-75、いすゞU-LV771R、画像2・宮崎22か10-72、三菱U-MS826P)が入るようになりましたり、宮崎交通のバスカードでもあります「宮交バスカ」も使用が可能路線でもありました。

 そして、平成22年12月には、運行事業者に南国交通も加わりまして、8往復(南国・宮交各4往復)に増発されますが、それによりまして「宮交バスカ」は使用不可となります。さらに、その後7往復に減便(南国3往復・宮交4往復)、さらには予約指定制にも変わりまして現在に至っております。

 さて、南国交通の「はまゆう号」は、これまで使用車両に画像の「エアポートシャトル」からの転用車が使用されております。以下画像は平成23年に撮影しておりました日野セレガ(鹿児島22き・483、U-RU2FTAB)でありますが、この車も「エアポートシャトル」からの転用車でもありました。
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 さらに、今回は鹿児島~熊本線「きりしま号」での画像でありますが、画像の三菱エアロバス(鹿児島200か・・22、KC-MS829P)も「はまゆう号」でも使用される時があります。
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 そして今回、私はこれまでご紹介しております「はまゆう号」で鹿児島(詳しくは鹿児島空港)から宮崎へ利用させていただきましたが、今回乗車しましたのが画像の日野セレガR(鹿児島200か13-44、KL-RU4FSEA)でありました。
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 このセレガRは、実は移籍車でありまして、元は平成24年に解散しました、読売旅行系のバス事業者でもありました、東京の読売観光バスからの移籍車でありまして、この解散した年に移籍しております。南国交通には、「エアポートシャトル」専用車にも自社発注車両が導入されておりますが、移籍車に関しましては平成23年に2台、そして翌24年に1台が導入されておりまして、その24年に導入されましたのがその13-44であります。

 では、今回その13-44に乗車しておりますので、これからご紹介して行きましょう。画像は鹿児島空港の足湯でありますが、ここで足をつかりましてから「はまゆう号」の乗車に至る事になります。ちなみに、上の画像は今回南国交通バスターミナルで撮影しておりますが、「はまゆう号」発車後に発車します「エアポートシャトル(番外参照)」で先回りしまして、鹿児島空港に来ておりました。
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 画像は、途中休憩地の宮崎自動車道霧島サービスエリアで撮影しました車内であります。画像からもわかりますように座席は4列シートとなっている事がお分かりいただけるのではないかと思います。
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 また、後部にはシャンデリアがありましたり後部モニターも設置されております。こう言った所から、かつて読売観光時代にはサロン車両として使用されていた車であった事がお分かりいただけるのではないかとも思います。そして、10・11列目は座席が回転できるようにもなっていたようでありましたが、この路線化に伴いまして回転できないようになっております。

 (シャンデリア)
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 (後部モニター)
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 上の画像でも霧島サービスエリアで撮影していた画像をご紹介しておりましたが、この車でも霧島サービスエリアでの車両画像をご紹介しましょう。こうして見ましても、ナンバーを除きましては移籍車であると言う印象は感じられず、「エアポートシャトル」からの転用車かと思わせるような印象さえも感じられます。
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 この訪問時は霧島山系でも雪が降っておりまして、うっすらと雪がかぶっておりました。その絡みを撮ってもみましたが、まだ雪がありましたら尚の事よかったようにも思ったのですがね。
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 こうして、私が今回乗車しました「はまゆう号」は、鹿児島空港から約2時間で宮交シティに到着しました。私も朝が早かった事もありましてほとんど寝ておりましたが、車両自体もそれほど古くない事もありまして、乗り心地も非常によかったのではないかと思いましたね。
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 この「はまゆう号」自体も、競合相手にJR特急「きりしま」の存在がありますし、その「きりしま」自体も「はまゆう号」よりも鹿児島中央~宮崎間で約1時間短い所要時間ですので、正直通し利用者もそれほど多くはないのではないかとは思われます。それでも、今回利用しましてわかりましたが、鹿児島空港からの利用者や、小林や都城など区間利用者が多かったのが今回の印象でもありました。とにかく、通しでなくとも利用するメリットはあるとも思われますので、是非とも利用してみてはいかがかとは思いますね。
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