そんな早岐駅は、佐世保市の佐世保駅に次ぐ中心駅となっているのも特徴でありまして、国鉄時代より旧早岐機関区や早岐客貨車区と言った車両基地が昔は存在していまして、所属していた車両によっては、寝台特急用の14系客車なども所属していた事もあり、現在は廃止となった「あかつき」と「日本海」との広域運用が行われていた事もあり、早岐所属の客車が青森まで見られていたほどでありましたので、この早岐駅も比較的こう言った所では現在も自慢できる所ではないでしょうか。
また、現在も佐世保鉄道事業部佐世保運輸センターと言う乗務員基地も存在しておりまして、ここにお勤めされている方は、佐世保線や大村線の特急・快速・普通の各列車を担当されております。
この早岐駅は、長崎新幹線(仮称)の工事による長崎駅の立体交差事業によりまして、現在の長崎車両センターの機能を移設される事になっておりますので、昨年12月番外でもご紹介しましたように、すでに以下画像のように早岐駅の留置線の工事は一部完了しておりまして、夜間を中心に早岐駅に留置される車両が留置されているのではないでしょうか。
さて、今回は佐世保・肥前山口方を中心に、早岐駅の外から見て見る事にしましょう。画像のようにすでにショベルカーが各所に入っておりまして、工事が進行しているのがわかります。また、奥の佐世保鉄道事業部の建物も塗り替えが行われたようで(前回では足場を組んでいましたので)、より白くなっているのがわかるのではないでしょうか。
さらに構内でも作業をされている姿を見る事ができます。それにしても、画像4の奥にはかつてのSLじだいからの給水設備もまだ残されておりまして、新しくなって行く中でも古いものは現在も残されているような印象もかんじられました。
一方、早岐駅のホーム側でも工事が行われておりまして、画像のように新たなこ線橋の工事が行われておりました。これは旧こ線橋では階段のみであった訳ですが、今回のこ線橋からはエレベーターも新設されるとの事ですので、バリアフリー面が改善される事で、本当にこれに関しては楽しみな所でもあります。尚、完成は10月末の予定との事です。
本当に、徐々にではありますが駅構内も変わってきているようです。今後も検修面も長崎から移って来る事にもなりますので、この構内が完成した際、そして長崎から機能が移ってきた際にはどんな感じに変わる事になるのか、本当に楽しみな所でもありますね。