NO.2117 北九州側がマイクロ化・運賃値上げされています、西鉄GP「福北リムジンバス」の現況 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 
 福岡県北九州市にあります北九州空港は、当ブログでもこれまでもご紹介しておりますように、地元北九州市に本社があります航空会社でもありますスターフライヤーを中心としまして、国内線では日本航空(JAL)やフジドリームエアラインズ(FDA)の路線も持っておりまして、東京(羽田)を中心とした路線が、国際線では韓国・台湾を中心に海外までも運航されている事はこれまでも当ブログでもご紹介しましたのでご存知の事ではないかと思います。
 
 この北九州空港の大きな特徴と言いますと、何と言いましても空港自体が海上空港である事もありまして、24時間離着陸が可能である事が大きな特徴であります。そのため、早朝から深夜まで航空路線が運航されておりまして、離着陸時間に制限があります規模の大きな福岡空港と比べましても、より日帰り利用が福岡県内を中心に可能となっているのが大きな特徴となっております。
 
 実際に、今回訪問時でも夜遅くに北九州空港に到着していた姿を見る事・収める事ができておりまして、その分遅くまで航空路線が運航されている事を実感させておりました。まさに、こう言う所が福岡空港らとは違う大きな強みではないかとも思います。

 そんな日帰り利用がより可能になりやすくするようにするため、当ブログでもこれまでもご紹介しておりますように、北九州市内の路線を運行しております西鉄バス北九州では、「北九州空港エアポートバス(小倉線)」を平成27年に増発しまして、深夜や早朝のいわゆる未明の運行も開始するなど力を入れておりまして、利用者にも優しい形になっております。
 
 また、それ以外の「北九州空港エアポートバス」の路線に関しましても早朝~夜間まで運行されておりますし、今回ご紹介します福岡~北九州空港線福北リムジンバス」も終夜運行されておりまして、北九州空港利用者にも優しい姿を見せております。
 
 (1076・いすゞQTG-RU1ASCJ)
 
 
 さて、本題に入る前に、現在の北九州空港の乗場をご紹介します。現在、乗車ホームは1番ホームから5番ホームまで存在しておりまして、小倉方面が1番ホーム、海を挟んだ所の朽網駅方面が2番ホーム黒崎・折尾方面が3番ホーム、そして期間限定で運行されております別府線の乗場が5番ホームとなっておりまして、特に小倉方面が一番多く利用されております。
 
 (1番ホーム、小倉方面)
 
 (中谷経由小倉(砂津)行き、1188・いすゞQTG-RU1ASCJ)
 
 (2番ホーム、朽網駅方面)
 
 (朽網駅行き、1190・いすゞ2KG-LR290J3)
 
 (3番ホーム、黒崎・折尾方面)
 
 (黒崎・折尾・学研都市方面、9606・日産デKL-UA452TAN)
 
 (5番ホーム、別府方面)
 
 
 そして、4番ホームから運行されておりますのが、これからご紹介します福岡方面「福北リムジンバス」であります。しかし、この路線は今年7月にダイヤ改正を行っておりまして、今回この姿を収める事ができておりましたので、ご紹介してまいります。
 
 (停車地)
 
 
 この「福北リムジンバス」は、先述のように平成27年に運行を開始しました高速路線バスでありますが、当初はいずれも西鉄バスが北九州空港発が3本、福岡発が1本運行されておりまして、福岡高速営業所(西鉄高速バス福岡支社委託)担当が北九州空港発2本、北九州高速営業所(西鉄高速バス北九州支社委託)担当が1往復それぞれ担当しておりまして、北九州高速営業所担当便は「福北ライン」専用車が使用されておりました。
 
 (8017・日野QTG-RU1ASCA)
 
 しかし、今年7月に1往復の北九州高速営業所担当が北九西鉄タクシーに移管されておりまして、使用車両も上の画像のような大型車両から、以下画像のようなマイクロバスに変更されております。こうして見ましても、小ぶりさも見ていて伺わせております。
 
 また、停車地も変更されておりまして、北九州空港発は苅田北九州空港インターから、福岡インターではなく古賀インターで降りるようになっておりまして、かつ新たに4箇所停車地が追加されております。尚、福岡発に関しましては停車地は従来通りとなっております。
 
 (北九州空港発)~青字が追加された停車地です
 北九州空港→直方パーキングエリア若宮インター上の府太郎丸御幸町→博多駅→天神高速バスターミナル前
 
 (福岡発)
 天神高速バスターミナル前→博多駅→博多駅筑紫口→北九州空港
 
 そして、運賃も変更されておりまして、これまでの1000円から2000円に値上げしております。これまでの料金から倍額となっている事がわかりますが、これまでが安かったと言わざるを得ない所ではないかとも思います。
 
 
 ご紹介しております画像は、運行会社となりました北九西鉄タクシーのトヨタコースター(511号)でありますが、北九西鉄タクシーにとりましては、ちょうど1年前に西鉄バス北九州の一部路線から移管されて以来の路線となっておりまして、北九西鉄タクシーが唯一運行します高速路線バスでもあります。それにしても、見た目からも小さくなった事が伺えるのではないでしょうか。
 
 
 さて、北九州空港22時45分着のスターフライヤーの便が到着しまして、冒頭ご紹介しました「北九州空港エアポートバス」などに乗り換えられる姿が見られるようになります。もちろん、「福北リムジンバス」に乗車される方もいらっしゃいまして、スーツケースなど荷物類は、最後部のドアを開けまして、そこで収納する形が取られておりました。それにしても、トヨタコースターの観音扉付きの車も、ロケバスではよく見られるような姿ではありますが、このように荷物収容のために開閉できるようになっているとはよく考えたなと思う所じゃあります。
 
 (荷物類は最後部より)
 
 
 この日の22時55分発の1便目は、7名の方が乗車されておりまして、この後その下の画像にありますように福岡へ向けて発車していきました。やはり割安でありました1000円の頃から少なかった事は存じてはいましたが、このようにマイクロバスとなってしまった事は本当に残念でならないでしょうか。尚、西鉄高速バスで設置されておりますコンセントは、元から装備されておりませんので注意が必要であります。
 
 (福岡へ向けて発車)
 
 
 東京からの便はあと2本のみとなりました、北九州空港出発ロビーであります。既に北九州空港発の便に関しましては出発して行きましたので照明は消されておりまして、あとは係員が歩く姿が見られておりました。尚、中央にあります待合スペースに関しましては引き続き使用可能となっておりますので、この後の「福北リムジンバス」発車まで、当ブログ作成やスマートフォンの充電を行っておりました。
 
 (中央・待合スペース)~引き続き使用可能でした
 
 (国内線カウンター)
 
 (左側出発口&国際線カウンター)
 
 
 さて、北九州空港着23時50分着の便に接続します、0時発の「福北リムジンバス」であります。この便と0時55分発の便が西鉄バス福岡高速営業所(西鉄高速バス福岡支社委託)による運行となっておりまして、福岡~熊本線「ひのくに号」の専用車が福岡から回送の上担当する事になっております。
 
 肝心の乗客は、この日はわずか1名でありました。正直少ないなと言う事を実感してしまう所でありますが、それでも少なからず利用者はいらっしゃったわけでもありますので、この存在は普段少ないとは言えども大きいのではないかと思う所ではあります。
 
 
 今回訪問時22時55分・0時発合わせても10名届きませんでした。また、この後の0時55分発に関しましてもこの日は少なかったのではなかったかと思われましたが、この「福北リムジンバス」の存在も、東京滞在が福岡空港発着便より長くいられる分重宝するのではないかと思いますし、私も利用した事ありましたが、空港利用以外でも遅くまで福岡で遊ばれていた方が「朝帰り」の手段としてもふさわしい所ではないかとも思う所ではあります。そんな中の北九州側のマイクロバス化・運賃倍額に関しましてはやはり残念ではないかとは思いますが、ご紹介しましたように運行されておりますので、利用する機会がありましたら利用していただきたいと思います。