番外 運行開始当初から変化しています!長崎県営バス、長崎〜諫早・大村間「高速シャトルバス」の現況 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 長崎県営バスの、長崎市内~長崎空港間で運行されております「空港リムジン」は、最も最速の系統であります大波止・長崎出島道路経由をはじめ、昭和町・長崎バイパス経由など複数の系統で運行されておりまして、長崎空港へ行かれる多くの利用者のために運行されております。

 

 特に、大波止・長崎出島道路経由に関しましては、ココウォーク茂里町発着系統もあるなど、長崎自動車(長崎バス)の「エアポートライナー」と共同運行している系統もありまして、約40分ほどで利用する事ができております。

 

 これら「空港リムジン」には、一部を除きましてWi-Fiが装備されてもいまして、車内でインターネットを楽しむ事ができておりまして、仕事やレジャーに役立っております。ただ、コンセントは新しい車でも装備されておらず、正直ついてくれればありがたい所ではあります・・・。

 

 

 さて、今回ご紹介しますのは、「空港リムジン」とともに運行されております「高速シャトルバス」に関しまして、運行当初から変化が見られる所もありましたので、ここからはご紹介してまいります。

 

 (「高速シャトルバス(大村、E651・QTG-MS96VP)」)

 

 (「同(諫早、3E52・三菱KL-MS86MP)」)

 

 「高速シャトルバス」は、大村・諫早から長崎へ、通勤・レジャー客のために運行されているものでありまして、いずれも長崎自動車道・長崎出島道路を経由するものでありまして、諫早市内・大村市内ではほとんどの停留所に停車するようになっております。これによりまして、マイカー通勤者の公共交通機関利用、そして長崎市中心部の交通渋滞緩和を図る施策の一環にもなっておりまして、系統や本数も当初から増えている事もありまして、このバスの貢献度も非常に高いものにもなっております。

 

 特に、大村市にお住まいの方の場合は長崎空港が存在する訳ではありますが、運行開始前は長崎空港~長崎間でしかバスで長崎へ行く手段がなかったため(過去には長崎~佐世保線も停車していましたが、その後廃止)、主にJR利用が多かった訳ではありますが、この運行開始に伴いまして、大村市内の方も長崎市内へのバス利用ができるようになっておりまして、この「高速シャトルバス」の貢献度も大きいのではないかとも思います。

 

 使用車両は、いずれも「空港リムジン」の専用車両を使用しておりまして、「空港リムジン」の間合いで使用されてもいます。そのため、先述のようにWi-Fiも装備されている車もありまして、車内でインターネットを楽しむ事もできております。

 

 

 では、「高速シャトルバス」の系統をご紹介します。諫早・大村方面とも、先述のように当初から系統が増えておりまして、特に大村方面は長崎自動車道の木場パーキングエリア内にスマートインター(SIC)が完成している事から、その木場パーキングエリアで乗降する系統も存在しております。

 

 【諫早】

 東厚生町・ 諫早駅前~西諫早ニュータウン~(長崎自動車道・長崎出島道路)~出島~中央橋~長崎駅前・宝町~長崎県庁前

 

 東厚生町・諫早駅前~競技場北口~(長崎自動車道・長崎出島道路)~出島~中央橋~長崎駅前・宝町~長崎県庁前

 

 東厚生町・ 諫早駅前~西諫早ニュータウン~(長崎自動車道・長崎出島道路)~出島~夢彩都~宝町~長崎駅前

 

 東厚生町・ 諫早駅前~競技場北口~(長崎自動車道・長崎出島道路)~出島~夢彩都~宝町~長崎駅前

 

 【大村】

 黒丸入口~富の原一丁目~西古賀島~ろう学校前~(長崎自動車道・長崎出島道路)~出島~中央橋~長崎駅前・宝町~長崎県庁前

 

 黒丸入口~富の原一丁目~西古賀島~ろう学校前~(長崎自動車道・長崎出島道路)~出島~夢彩都~宝町~長崎駅前

 

 消防学校前~試験場前~大村ターミナル~長崎医療センター前~後木場~(長崎自動車道(木場SIC~長崎IC)・長崎出島道路)~出島~中央橋~長崎駅前・宝町~長崎県庁前

 

 消防学校前~試験場前~大村ターミナル~長崎医療センター前~後木場~(長崎自動車道(~長崎IC)・長崎出島道路)~出島~夢彩都~宝町~長崎駅前

 

 郡橋~宮小路~池田新町~武部町~後木場~(長崎自動車道(木場SIC~長崎IC)・長崎出島道路)~出島~中央橋~長崎駅前・宝町~長崎県庁前

 

 郡橋~宮小路~池田新町~武部町~後木場~(長崎自動車道(木場SIC~長崎IC)・長崎出島道路)~出島~夢彩都~宝町~長崎駅前

 

 

 ここからは、実際に乗車しました模様をご紹介してまいります。今回は、画像の長崎県庁前バス停からの乗車の模様をご紹介しますが、この長崎県庁前からは、夕方を中心に多くの本数の「高速シャトルバス」が運行されておりまして、時間によりましては1時間に3本も運行される系統も存在しております。

 

 (時刻)

 

 

 画像は、長崎県庁であります。長崎県庁は今年江戸町から尾上町へ移転しておりまして、長崎港に近い場所に移転しております。実際に画像が長崎県庁でありますが、この横・裏手が画像のように長崎港を望む場所となっておりまして、奥には「長崎女神大橋」の姿も見る事ができる場所でもあります。

 

 (奥に長崎港・長崎女神大橋)

 

 

 この尾上町と言いますと、「旭大橋」を挟んだ場所に、当ブログでもこれまでもご紹介しておりますように、新たな高架化されますJR長崎駅の工事が進行しておりまして、番外でもご紹介しましたように、画像のように工事の姿が見られておりました。この高架化も、長崎線が2020年度、九州新幹線(西九州ルート)が2022年に開業予定との事で、県庁の近くでこのような姿が見られております。

 

 

 また、こちらもこれまでもご紹介しておりますように、旭大橋の下には長崎県営バス長崎営業所尾上車庫が設けられておりまして「空港リムジン」・「高速シャトルバス」・一般路線バス・特定バスの休んでいる姿が見られております。以下画像は、3台がこの後「高速シャトルバス」として諫早・大村方面へ運行される事になりますが、中には貸切からの転用車や移籍車までも存在しておりまして、様々な車が「空港リムジン」・「高速シャトルバス」に使用されている事が伺わせております。

 

 また、この時には最古参の三菱エアロスタートップドア車であります、長崎県央バスの4E16(三菱U-MP618MT)が尾上車庫を発っていきました。この車も、平成4年式でありますので今年で26年になりますが、数少なくなったエアロスタートップドア車が連日長崎~一般道~諫早方面へ運行されている訳でもありますので、まだまだ現役である事がこの姿からも伺わせております。

 

 (運転士さんから手を振られながら車庫を発ちます)

 

 (これから長崎駅へ回送します)

 

 

 さて、ここからは長崎県庁前バス停発車時の模様をご紹介します。まず2台の三菱エアロバスによります「高速シャトルバス」でありますが、1台が大村ターミナル・消防学校方面(8E52・PJ-MS86JP)、

 

 もう1台が西諌早ニュータウン・諫早方面(3E52・KL-MS86MP)でありまして、それぞれ県庁あるいは近隣の会社などから来られた方々が乗車されておりました。

 

 

 そして、私は昨年導入されました日野セレガ(A754・QTG-RU1ASCA)に乗車しまして、大村インターに近い、ろう学校前バス停まで乗車しておりました。

 

 A754の車内であります。この時は長崎県庁前バス停から乗車した際でありましたが、この時は私を含めまして10名近くが乗車されておりました。その後、長崎駅前東口・中央橋・出島バス停までの間で40名ほどの乗車があっておりまして、まさに通勤バスと言う印象が感じさせられておりました。尚、ご紹介しておりますように「空港リムジン」に使用される事からWi-Fiは設けられておりましたが、コンセントは設置されておりませんでした。

 

 

 今回の降車バス停、ろう学校前バス停までは、所要時間は約50分ほどであります。しかし、この日は道路混雑もありまして遅れておりまして、約1時間近くかかっての到着となりましたが、それでも快適に利用する事はできておりました。

 

 

 この高速シャトルバスに関しましては、これまでも当ブログではPART1/PART2とご紹介してもいましたが、平成22年の運行開始当初からしますと本当に大きな変化を遂げておりまして、まさに足としての印象が見られております。それほど系統によりましては自宅の近くまで運行されるに至っている所もあるようでもありますので、まさに通勤・通学・レジャーにと言う印象は非常に強いのではないかとは思います。とにかく、これからも利用される方々の足として、高速シャトルバスを運行・利用していただきたいとも思います。