長崎の陸の玄関口でありますJR長崎駅は、これまでも当ブログでもご紹介していましたが、現在高架化が進行しておりまして、私自身も訪問するごとに工事の進捗を感じさせられる所でもあります。
長崎駅は、「JR長崎本線連続立体交差事業」の一環としまして、高架化が2020年度の開業を目標に工事が行われておりまして、現在の長崎駅や留置線は移転する事になっております。また、九州新幹線(西九州ルート)も2022年に開業が予定されておりまして、これまでのうちに長崎駅周辺も大きく変化が生じる事にもなっております。
以下画像は、今回訪問時の長崎駅高架化工事の姿であります。この時点ではまだ新たな長崎駅としての姿はわかりにくいのではないかとも思いますが、それでも足場の部分におきまして高架橋の部分が見られる所もありまして、ここに今後は新たな長崎駅の姿も見られるようになるようでもあります。
また、こちらは西側でありますが、こちらはより高架橋の部分が明らかになっておりました。この姿からも工事が進捗している事もわかりますが、その下の画像では高い高架橋(~新幹線長崎駅)の姿が見られておりまして、ここが新幹線の高架橋となるようであります。本当に、まだあと3年あると言う印象が強い所ではありますが、逆にもうあと3年ほどしかないのかという印象がこの姿からは感じさせられる所ではあります。
(奥に新幹線の高架橋もみられます)
さて、これからご紹介します画像は、今から17年前の平成13年当時の長崎駅・旧長崎運輸センター構内をご紹介してまいります。尚、当時の写真からのものでもありますので、画像が乱れているものもあります事をご了承いただきたいと思います。
この当時は、現在は全廃となりましたので存在自体がありません、当時の長崎線~大村線~佐世保線間の主力車両でありました、キハ58系・キハ65形各気動車や、寝台特急「さくら」、及び「あかつき」が当時長崎駅まで運行されていた事もありまして、専用車両でありました14系客車も見る事ができておりました。
この当時は、「さくら」用の14系客車が旧長崎運輸センターに所属していた事もありまして、入換等もあった分賑やかであった事が伺わせておりました。しかし、この数年前にさかのぼりますと、この長崎駅発着の貨物列車も存在しておりましたので、長崎駅における賑やかさ自体は下降線であった事もわかるのではないでしょうか。
その後キハ58系気動車系列は平成14年にキハ66・67系気動車に置き換えられましたし、寝台特急「さくら」は平成17年に廃止されましたし、そして同じく寝台特急の「あかつき」は平成20年に廃止となりましたため、今は優等客車列車が見れなくなりましたので、非常に残念な所ではではなかったかとも思います。
今回は、平成13年撮影の長崎駅・旧長崎運輸センター構内の姿をご紹介しましたが、現在も駅舎・ホームや留置線は引き続き存在してはいる所はあるものの、旧長崎運輸センター自体は残念ながら姿を消しておりますので、当時撮影していた姿が懐かしく思う所ではあります。しかも、そんな跡地となりました所が現在長崎駅の高架化の工事が行われている場所でもありますので、今後の様変わりが正直楽しみではないかと思ってならない所ではあります。
(注)私自身の当時の写真技術にて、少々乱れている部分もありますが、こちらはご容赦いただきたいと思います。