一昨年の10月に、餌やりさんがご飯をあげるのをやめてしまった場所の猫ちゃんの事を書きました。
野獣先輩が4匹、私達は4匹保護しました。目の悪かった茶白のお母さんは仲間のKさん家の娘になりました。
そして現場には3匹の猫ちゃんが残りました。
全頭保護してあげたかったけど、私達の力が足りず。
餌やりさんに頭数も少なくなったので、ご飯をあげてもらうようにお願いしました。
そのうちの1匹のミケちゃんは、少し離れたYさんのお家にご飯をもらいに行っていました。
しばらくしてキジちゃんも行くようになったそうです。
庭に段ボールも置いていただき2匹はYさんの家の庭に居る事が多くなりました。
ある日、Yさんは向かいの家の方から猫がガスのホースで爪研ぎをし、ボロボロになり中の棒がでてきてしまったと言われました。
その方は怒っている訳ではなく自分で直せるから大丈夫と言いましたが、
隣りの家のホースもボロボロで
家の方は気づいてないようなので心配して
言ってこられたそうです。
寒くなったら、剥き出しのホースは破裂してしまうかも知れません。
Yさんは2匹を家に入れようと考えてくれました。
でもYさんの家には小さいお子さんもいます。
迷われていましたが、ご主人とじっくり話をし2匹を家族にしてくれることになりました。
2匹とも捕獲器経験者なので、閉まらないように細工をした捕獲器にご飯を入れ、慣れさせましたが、なかなか捕まえる事が出来ず…ミケちゃんはYさんがキャリーに押し込み、キジ君は捕獲器の細工を外して3日後くらいにやっと入ってくれました。
ミケちゃんはウィルス検査をすると白血病偽陽性でした。
老眼の私には分からないくらい、でもよく見るとうっすらと線が見えます。
2回検査をしましたが同じでした。
キジ君はエイズ陽性、白血病陰性でした。
この2匹は1年以上、同じ食器でご飯を食べています。
ベロベロ舐め合ったりもしています。
もしミケちゃんが白血病だったら、キジ君に感染しているのでは?と思いました。
Yさんに伝えてましたが、迷いはなく2匹に1部屋用意しゲージも購入して準備してくれていました。
お家に入れてもらい約2ヶ月。
ミケちゃんは『つくしちゃん』
キジ君は『ドングリ君』という素敵な名前をつけてもらいました。
つくしちゃんは警戒心が強く、まだ威嚇するそうですが、同じ空間にいられるようになったそうです。
少しずつ距離を縮めていきますとおっしゃってくださっています。
ドングリ君はベタ馴れでお子さん達にも、優しい男の子だそうです。
外にいる時は、触らせてくれなかったのにYさん頑張ってくれました。
つくしちゃん、ドングリ君。
今年の冬は心も体もポカポカだね。
外で餌をあげている方、可能でしたら猫ちゃんをお家に入れてあげて下さい。