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お気に入りの・・・

お気に入りの・・・、の続きは、映画、本、文章、音楽、物など何でも入ります。楽しいことばっかり書き込みたいと考えています。

 

電話の向こうで親友が殺された。死に際に僕の住所を殺人者に告げて。その瞬間から僕は謎の集団に追われはじめた。逃げろ!だが妻はオフィスに血痕を残して消え、警察は無実の殺人で僕を追う。走れ、逃げろ、妻子を救え!平凡な営業マンの決死の疾走24時間。イギリスで売上40万部、サスペンス史上最速の体感速度を体験せよ。

 

あまり期待せず読んでみたんですが、冒頭から引き込まれました。

たった二日間の出来事ですが、結構ぎっしり詰まってる・・・という感じです。

僕としては、ボルトとモーという刑事たちのコンビが魅力的だったように思われます。

まあ題名通り、ノンストップですが、エンターテインメント以外の何物でもないですね。

 

 

ふだん僕の聴くような類の音楽ではないんですが、ドライブ中ラジオから聞こえてきたこの曲に聴き入ってしまいました。

ヴァン・モリソンのティル・ナ・ノーグという曲だということが分かりました。

 

ティル・ナ・ノーグというのはケルト神話で、戦いに敗れた一族が逃げ込んだユートピアのような島らしいです。

この歌はそこへ旅する兵士たちの体験などを歌ったもののように僕の耳には聞こえるんですが・・・。

 

 

富豪で天才科学者エイドリアンの束縛された関係から逃げることの出来ないセシリアは、ある真夜中、計画的に彼の豪邸から脱出を図る。
失意のエイドリアンは手首を切って自殺をし、莫大な財産の一部を彼女に残した。
セシリアは彼の死を疑っていた。偶然とは思えない不可解な出来事が重なり、それはやがて、彼女の命の危険を伴う脅威となって迫る。
セシリアは「見えない何か」に襲われていることを証明しようとするが、徐々に正気を失っていく。

 

H.G.Wells 原作の透明人間やチェビー・チェイス主演の透明人間とはまた違うストーリーです。

以前のは実験や事故で肉体が透明になってしまうんですが、今回の2020年番ではステルス・スーツとでも言うんでしょうか、そのスーツを着ると透明人間になることができるんです。

 

セシリアは天才科学者であるエイドリアンが自殺をしたとは絶対信じられず、周りで起こるちょっとした不思議なことが彼のせいだと主張しても、誰も信じず、かえって彼女を精神病扱いにしていきます。しかしついには透明人間が「サプライズ」という言葉と共に正体を現す時がきます。

 

なかなか良くできたミステリーで見応え十分です。

以前の透明人間では雨の中で、頭や肩などに跳ね返る水飛沫によって透明人間の形が見えたのが印象的だったのですが、今回大雨のシーンがあったにも関わらず全くそういう描写はなかったですね。

 

エイドリアンが居るのではないかと恐れるセシリア

 

妹の旦那、刑事

 

透明スーツも銃で撃たれると具合が悪くなる

 

最後、エイドリアンとよりを戻すように見せかけて・・・

七十歳を前にして、愛する妻ミリアムを失ったアーサーは、妻が隠していたブレスレットを見つける。ゾウ、トラ、花、本、パレット、指輪、ハート、指ぬき。ブレスレットについた八つのチャーム。そこに秘められた妻の過去を追ううちに、アーサーは不思議な冒険の旅に乗りだしていく。彼を待ち受ける数々の出会い。亡き妻の秘密の物語とは…?読む人すべてを温かな感動で包みこむ驚異のデビュー作!

 

もう少し世界中とまではいかなくてもあちこちでの冒険談なのかと思って読んでみたんですが、冒険ものではなく、飽くまでも妻の過去を知るほんのちょっとした旅の話です。20か国で翻訳されたベストセラーらしいんですが、特に徹夜本でもなく、感動するわけでもないです。

まあ一年前に妻を亡くし、引きこもりがちだった主人公が、外に出ることができるようになり、周りの人々との交流が生きていくうえで大事なことだと気づく話、という感じでしょうか・・・。

なかなか興味深い映画でした。

ガーンジー島って実際にある島なんですね。

ミステリーですが、ラブストーリーでもあるんです。

主演は「イエスタデイ」のジャックの恋人役のリリー・ジェイムスです。

それからダウントン・アビーに出てた4人も出てます。

 

物書きであるジュリエットはある手紙で、ガーンジー島に「The Guernsey Literary and Potato Peel Pie Society」という読書会があるのを知り、行ってみるのですが、あまり歓迎されているようでもなく、みんなが何かを隠しているようなのです。

 

景色も素晴らしく、お薦めの映画です。

 

1946年、終戦の歓びに沸くロンドン。作家のジュリエットは、一冊の本をきっかけに、“ガーンジー島の読書会"のメンバーと手紙を交わすようになる。
大戦中、英国で唯一ナチスドイツに占領されたチャネル諸島の一つであるガーンジー島では、読書会と創設者であるエリザベスという女性の存在が彼らの支えだった。
本が人と人の心をつないだことに魅了されたジュリエットは、読書会について記事を書こうと島を訪ねるが、
そこにエリザベスの姿はなかった。
メンバーと交流するうちに、ジュリエットは彼らが重大な秘密を隠していることに気付く。やがて彼女は、エリザベスが不在の理由にたどり着くのだが──。

 

 

 

 

ロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)は昼間はホームセンターで働き、深夜いつも同じ時間にダイナーに現れ、お茶を飲み本を読む。同じ時間に現れる娼婦のアリーナ(クロエ・グレース・モレッツ)と知り合い彼女を組織から救おうとします。

売春組織をメチャメチャにされたモスクワのプーシキンは配下のテディをボストンに送り込み犯人探しを始める。

マッコールは、プーシキン財団の売春斡旋クラブをぶっつぶし、町の飲食店から取っていたショバ代を返金させ、癒着警官を締め上げて、精肉工場のパート職員に退職金(札束)を与えて工場閉鎖、ホームセンターに押し入ったマフィアどもを皆殺しにすると、仕上げにモスクワへ飛んでマフィアのボス、プーシキンとその部下を消す…と、華麗に悪を倒していきます。

そのスキルの高さ、何事にも動じない冷静さ。

 

タダ者じゃあないですね。今まで見た中では圧倒的に最強じゃないでしょか・・・。おそらく「トランスポーター」や「ランボー」よりも強い!お決まりのピンチに陥ることなどもない・・・。

 

 

ボストンのダイナーに毎晩本を読みに来るマッコール

 

ロシアから歌手を目指してボストンに来たが、ロシアの組織に

ひどい目にあわされている娼婦のアリーナ

 

ボストンの娼婦組織のボス

 

9,800ドルでアリーナを自由にしてくれとお願いに来たが、相手に

されない。

おとなしく出ていくかと思いきや、ドアをロックして7~8人をあっと

いう間に(19秒)やっつけてしまう

 

娼婦組織をつぶした犯人を見つけるよう送り込まれたテディ


最後にはロシアンマフィアのプーシキンと対決に・・・

 

 

ジェイソン・ステイサムを初めて見たときは(銀行強盗の話だったか・・・)、顔は特にハンサムでもなく、坊主頭だし、声も良くない・・・この人が主役?・・・と感じたものですが、だんだんとカッコよく見えてくるんですね。

 

「パーカー」はあまり強い男ではなく、2回も殺されそうになってしまうんです。

汚いカネしか狙わず、世話になった人たちには大金のお礼をするんです。

犯行の為だけに集められた4人と組み、大金が集まるステート・フェアを襲撃したパーカー(J・ステイサム)。
見事強奪に成功するも、4人組はパーカーに瀕死の重傷を負わせ分け前を奪って逃走。
なんとか一命を取り留め報復計画を企てたパーカーは、4人組の追跡中に出会ったレスリー(J・ロペス)を巻き込み、壮絶な復讐劇を開始する。
しかし、その背後には、彼の命を狙う最凶の刺客が息を潜めていた――。

 

ジェニファ・ロペス  手前がニック・ノルテ。 年取りましたね・・・。

  

 

 

こちらのステイサムは最高に強靭です。4~5人に絡まれてもあっという間にやっつけてしまうような・・・。

ミシシッピーの片田舎で、娘とのんびりと過ごそう・・・と思っていたのに、子供の喧嘩から事件は始まるのです。いかにもシルベスタ・スタローン製作らしいですね。

元麻薬潜入捜査官フィル(ジェイソン・ステイサム)は、一人娘マディの為に、かつての危険な仕事を忘れ、亡き妻の田舎で
再出発を決意する。そんな親子に目をつける麻薬密売人ゲイター(ジェームズ・フランコ)。裏で町を牛耳る彼は、ある思惑のため
親子を陥れていく。平穏な暮らしを望むフィルだったが、最愛の娘に危険が迫った時、彼の怒りはついに臨界点を超える。
容赦なく襲い来る脅威から、たった1人、娘を守ることができるのか―?

 

 

フィル(J.ステイサム)とその娘マディ(イザベラ・ウィドヴィッチ)

 

子供の喧嘩はすぐに仲直りして収まったものの、その前にいじめっ子の母親がその兄の町のボスみたいのにフィルをやっつけるよう頼んでしまった。

 

その兄が裏で麻薬を作るゲイター(ジェイムズ・フランコ)

右がホッカー役のウィノナ・ライダー

 

強すぎる親父で気分はスッキリ!

 

東日本大震災から10年だからという訳ではないんですが、チェルノブイリのドラマを観てみました。

全部で5話、DVD3枚なので観やすいこともあります。

 

1986年4月26日未明、チェルノブイリ原子力発電所で爆発が起こる。未曾有の原発事故の発生に冷戦下の旧ソビエト政府が事態を隠蔽しようとする中、被害の拡大を少しでも抑えようと必死に闘った英雄たちがいた。あの時、現場で何が起きていたのか――。

 

炉心はメルトダウン後に爆発し、すでに無くなっているというのに、それを冷やすための水を出す栓を空けに行け!と命令を下したりしたのはアナトリー・ディアトロフという副技師長。事故当日の現場責任者。

この男は自国開発の炉が事故を起こすなどあり得ない・・・と考える者たちの一人だったんです。

そもそも完成後のテストをする予定が昼間だったのに、電力局の都合で10時間遅らせることになったんですね。つまり夜のシフトの人々に何の予習もなく任されてしまったんです。

この人災に加えてRBMK原子炉で低出力時にAZ-5ボタンを押すと、核分裂反応が促進されるという欠陥を、KGBによって機密扱いされていました。

 

当然、放射能性物質が広い範囲を汚染しました。スウェーデンまでも届くまで世界にも事故が起きたことを隠そうとしていました。

 

住民を避難させたのは二日もたってからでした。食料を3日分持って出ろ・・・というのです。すでに汚染されてる食料をです。

 

全てこの事故がどのようにして起きたのかは第5話で分かります。

 

この映画はアメリカで作られたので、英語です。

絶対お薦めの作品です。

 

ヘリコプターで上空から見てみようと飛び立った場面で、「これ以上近づくと私たちは5年以内に死ぬ」とレガソフが言っても、シチュルビナはまだ信じきれずパイロットに「行け!」と命じます。

実際、シチュルビナは4年と4か月で死に、レカソフは2年後に自殺してます。

 

「1時間ごとに広島原爆の2倍相当の放射線を放つ」と、事故がもたらす被害を冷静に語るレガソフ(右)に、最初は官僚主義的だった閣僚会議の副議長であり事故の対応にあたったボリス・シチェルビナ(左)も事態の深刻さを悟る。

レガソフはこの事故の最大の原因は政府による「嘘」だとはっきり語っています。

 

これがディアトロフ。後に10年の刑を食らったんですが、それだけ長生きしたんですね。

 

 ウラナ・ホミュック   

この人物だけがソ連の科学者の総称として描かれた架空の人物

 

地名で「白ロシア」(はくろしあ)が度々出てくるので調べたところ、現在のベラルーシなんですね。

黒ロシアがモスクワで赤ロシアがウクライナだったみたいです。

十何年か前、引っ越したときダンボールの箱に入れたまま開封してない中に、本がたくさんありました。その中の数冊です。

 

フレドリック・ブラウンは結構たくさん読みました。ミステリー部門では

まっ白な嘘

復讐の女神

悪夢の五日間

3,2,1とノックせよ

三人のこびと・・・などなど

 

SF部門では

未来世界からきた男

天使と宇宙船

SFカーニバル

スポンサーから一言

火星人ゴーホーム

宇宙をぼくの手の上に・・・などなど

 

「悪夢の五日間」は主人公の妻が誘拐され、その身代金を作るのに苦労する話で、ストーリーも結末も覚えていたんですが、懐かしさで、読んでみました。

この本の初版は1967年ですが、僕が持ってるのは1986年で、10版。たったの260円でした。

 

フレドリック・ブラウンで一番好きなのは何といっても「まっ白な嘘」ですね。

日本では真っ赤な嘘と言うのに・・・

これは17の短編集です。

 

サイロに閉じ込められた自分の女房とその愛人がどれだけ叫ぼうと、耳が聞こえなくて助けられなかった・・・という男がいて、探偵がコインをわざと落としたら、振り向いた・・・という話。

 

マロニーという男が無人島で何年も過ごすはめになり、史上最も偉大な詩を作ることにしました。4行詩から余計な言葉を排除して、最後にはたった4文字からなる偉大な詩を完成させました。15年もたってようやく救助されたときマロニーは30ぐらいのなのに、髪の毛は抜け落ち、歯もなくなり、まるで60のジサマのようでした。で、救助されたときその4文字からなる偉大な詩を大声で叫んだのでした・・・という話。

 

これは僕の「カナダ丸太小屋修業」にも書いたことがあります。

これを読んだ時にはよく理解できず、HELP?かななんて思ってたんですが、アメリカ生活を経験した後で、ようやく理解できたんですね。

知りたい人には教えます。