6年前に、「頂いた食材」を使った料理を紹介していたことがありました。
久々にやってみようと思い、最近いただいたもので作ってみました。
まずは、ゆず
ジャムを作りました。
黒い粒粒が見えますが、これはキウイの種。
このキウイは、購入したときに硬かったので、1週間くらいおいておけば熟すだろうと思って寝かせてたのに、まだ
こんなんだったので、無理やり柔らかくしようと思い、ゆずと一緒に煮ました。
ミリンを煮詰めたものに果肉を投入し、黒糖を入れながら甘みを調整。
ジャムの色がどす黒いのは黒糖のせいです。
ゆずの皮は、細切りにし柿と黒糖を和えて一晩寝かすと美味い。
子供のころからマーマレードやパンや洋菓子に入っているオレンジピールがすごく苦手だったのだが、ここ数年で味覚が変化して気にならなくなった。椎茸と人参も。鼻をつまみながら食べていたほど匂いが嫌いだったけど、栄養面ですさまじく万能ということを知ってから、おいしい(ありがたい)と感じるようになった。
健康のことに気を付けるようになってから、良薬口に苦しじゃないけど苦手だったものも食べるようになった。20代から30代後半までパスタばっかり食べていたので全然健康じゃなかったけど、食に気を付けるようになってから、年に2,3回は風邪や熱を出していたのが全くなくなった。コロナ期からもそうで、マスクをしていなくても、ほぼ毎日教室で生徒と接していても風邪をひくことはなくなった。
昔に比べ子供の体温が低下していることも注意しなければならない。免疫が弱くなるから。僕が子供のころは真冬でも半袖半ズボンで学校に行っていたけど今はそんな子はほとんどいないらしい。冷暖房により常に適温に保たれ、着るものは化学繊維。服が冷やしたり温めたりしてくれるから自分の力で体温調整ができなくなってしまった。安いフリース(ポリエステル100%)は静電気が溜まりやすく、自律神経も狂わせ血行不良の体に。そうなると当然筋肉も固まり五感も鈍ってくるだろう。
五感の中で触覚以外は衰えていくけれど、歳を取り食の大切さを知ることで味覚の幅は広がった。
現代人は、食品添加物によって味覚が鈍くなっているようだ。情報が溢れすぎている現代においては、脳が情報処理によるパンクを防ぐために五感を鈍らせることもあるらしい。
書道教室のような静かな空間で、日本語を見て、書く音を聴き、墨の香りを感じ、紙に触れ、筆の弾力を感じる。こんなにも豊かな感覚を育める空間はほかにあるのだろうか。教育者(親、教師)はこのことを忘れてしまっている。海外では日本文化を賞賛する声は大きい。けれど日本人はその文化を受け継いでいくことを放棄してしまった。なぜ日本語もままならない幼児期から英語を習わせるのか、日本人としてまず最初に何を学ぶべきなのか。
そんなことを考えながら、ゆずの種をほじくり出し、それを醤油に入れて一晩。
とろみがついて食材によくからむ。これまたおいしい。
ゆず醤油・おろしにんにく・りんご酢を合わせたものタレに、いただきハマチを漬け込む。
それを、いただきぶぶづけでいただきました。最高。
最後にデザートを。
いつからか、レアチーズケーキを食べると目の下あたり一面がスースーするようになり、それが気持ち悪いからあまり食べないようになった(たまには食べる)のだけど、今流行っている、ヨーグルトにココナッツサブレをつっこんで一晩おくとレアチーズケーキできるというあれ。
当初は冷めた目でみていたのだけど、あのイナダ氏までやってるから真似しました。
さすがイナダ氏、ココナッツサブレではなく、チョイスをチョイスしたわけだ。
できあがったものは、まあそれなりにおいしかった。しかしなんかものたりない。
ゆずキウイジャムをのせてみよう。
めちゃうま。売れる。
今日というこの日に、出会うべくして出会った奇跡の1品。




















