司法書士試験に合格したい自宅警備員のブログ -2ページ目

過去問集について

以前書いたとおり過去問集を全巻そろえるのはまだ早いです。19年度の本試験が終わったばかりですので、現在販売されている過去問集に19年度の問題は載っていません。

しかし、4月頃から勉強を始めた方はそろそろ過去問集に取り組まなければなりません。現在販売されている分の民法の過去問の上巻または上巻と中巻ぐらいは買っておくべきだと思います。過去問は早めに手をつけて繰り返し繰り返し解いた方が学習してきた内容が身に付きやすくなります。それと、何が言いたいのか良く分からない問題文に早めに慣れておくことは非常に重要です。あの、結局のところ何が言いたいのか分からない問題分を克服しない限り得点力アップは望むべくもありません。

そこで過去問集の購入についてですが、なるべく問題の多いものを選ぶべきです。それと重要なのは根拠法令と判例がきちんと掲載されているかどうかをチェックしてください。問題が同じなので、過去問集は各社分比較しやすいく、同じ問題の解説がどうかかれているのかを読み比べると良く分かると思います。最後に改正された法令についてきちんと対応されているかもチェックすべきです。

過去問集は得点力に直結する基礎力を養う重要な教材です繰り返し繰り返し使うものなので慎重に選ばなければなりませんが、早いうちに9割5分の正解率を達成して卒業すべきです。本試験の3ヶ月前には過去問には手をつけなくても良い状態にしなければなりません。過去問と同じ問題はもう出題されることはありません。肢の一つで出ることはあっても同じ問題というのは2度と出題されないと考えて間違いないです。今年の本試験を受けた時に過去問集を試験会場に持ち込んでいる受験生がたくさんいる光景を見て驚きました。過去問は過去問であって予想問題ではありません。司法書士試験の範囲からすれば予想問題ですら絞ることは難しいと思われます。したがって試験直前期において過去問に期待するものなど何もないはずです。過去問は目いっぱいやって早めに卒業しましょう。

精神論で乗り切るのか?神頼みで乗り切るのか?

司法書士試験の受験準備にかける時間は膨大なものになります。それは初めからわかっていることだと思いますが、実に試験勉強にかける時間は4000時間近くに上ると思います。その時間が実を結ぶか、それとも無駄になるかは、7月の第一日曜日のたった5時間で決まってしまいます。しかしながら、多くの人が4000時間あまりを有意義に過ごせているかどうかというのは疑問です。4000時間の内どれぐらい集中できることだろうか、どれだけ有効に使えただろうか・・・。そう考えると膨大な時間も非常に貴重で有限なもののように思えます。今はまだ本試験まで1年ありますが、これが3ヶ月前ともなると時間の大切さが痛いほど分かります。

で、この試験準備期間を有意義に使うためには非常に強い精神力が必要です。そして、精神力を維持するためには何が必要なのか。人それぞれにいろいろなやり方があるでしょう。高尚な精神論を以って乗り切ろうという人もいれば、唯々無心になって取り組むという人もいるかもしれません。しかし、私のような凡人には高尚な精神論を実践することも無心になることも出来ませんでした。多くの人が心の使い方に苦労すると思います。怠けたくなる心、分からない問題から逃げたくなる心、人間ですからそういった負の部分を持つのは仕方のないことです。この負の部分を打ち消すために高尚な精神論と怠ける心をぶつけてみたり、苦しいことを苦しいと思わないように無心になることを訓練したりするのですが、弱い人間ほど弱い心を克服するために徒に時間を空費することになります。4000時間の内どれぐらいそういったことに時間を使ってしまうことになるでしょう。考えただけでも恐ろしくなります。

それならどうすれば良いのか?神仏に縋るか?いえいえ、神仏に縋ってもダメです。神仏はあなたに力を貸してくれることはありません。荘厳な神社仏閣教会の中に神仏はいません。ましてや、学問の神様といわれる天神さまに至っては「政争に負けて左遷された挙句に狂って死んだオッサン」ですよ。有り難いわけがないじゃないですか。狂って死んだ人間に願掛けてご利益などありません。文殊菩薩?空想の産物ですよ。あと、お祓いを受けたり、金銭を奉納したり、お供え物を上げたりこういうのは一切何の効果もありません。神様がお金を使っているのを見たことがありますか?神頼みは精神論以上に無意味です。「あなたに本当に力を貸してくれるのはあなたの魂だけです。」あなたの魂はあなたの身体の中で、いつ何時も、あなたを前進させようとエネルギーを送ってくれています。魂は、心と違い左右に揺れ動くことなく常にあなたが向上するためにだけに存在します。ですから、あなたはあなたの魂に頼らなければなりません。あなたの魂という存在はいついかなる時もあなたの身体の中にいます。もちろんあなたが頑張っていることは魂が常に受けとめています。怠けたい気持ちが出た時もそれを受けとめています。しかし、そういうときでもあなたの魂はあなた自身が前進できるようにエネルギーを送ってくれています。あなたは神仏ではなく自分自身を頼らなければならないのです。神仏は決してあなたに力を貸してくれることはありません。あなたを向上させることが出来るのは結局あなた自身です。そのことに気づき、魂に語りかける。つまり、自分自身に問いかけなければなりません。辛い時、苦しい時、あなたは自分自身と対話してください。気分が乗らないときはそれをきちんと自分自身が受け止めてください。きちんと受け止めた上で自分自身と対話することによって今から訪れる辛苦を乗り越えていくことが出来ます。人間ですから体調の悪い時もあります。自分ではどうすることも出来ない事情で勉強が手に付かない時もあります。そういうときこそ、自分自身と対話して、気分を切り替えて勉強を続けるのか、それとも今日はそのまま休むのか自分自身で決めてください。自分自身と対話する訓練をすることによって精神力が伴ってきます。他にもいろいろと気分を向上させる方法はありますがそれはおいおい書いていきます。

今分からないことが多いのは仕方ありません。

一度、本試験を受験された方は分かると思いますが、全ての科目を学習し終えなければ分からない部分があります。民法だと債権譲渡のところで出てくる差押えや転付命令などといった単語は民事執行法や民事保全法を学ばなければ本当の意味が分からなかったり、物権の総則も相続編や抵当権の知識がないとピンと来ません。したがって、きちんと学習したはずなのに理解できていない部分があっても仕方ないと思います。ですから、気にせずに前進してください。いずれ分かるようになります。今与えられている材料は非常に限られたものです。限られた知識から全てを理解するということは無理です。知識を積み重ねなければ分からないことはたくさんあります。必要以上に気にして立ち止まらないでください。

ところで、これまた勉強を重ねていけば分かることなのですが、過去問や答練でも見たことのない問題でも解けるようになる日が突然やってきます。合格する多くの受験生は初見の問題でも、凡その正解の見当がつきます。合格するためにはこの境地に至る必要があります。しかし、この境地に至るまでの道のりとは如何なるものか・・・。これが多くの学習方法の書籍には書かれていないと思います。たぶん、これもまた合格者には当たり前すぎて書く必要のない事項として無意識に省かれていたのかもしれません。「合格レベルにいる受験生は過去問を9割5分はマスターしている。」私はこのことをしつこく書いていますね。この過去問を繰り返し繰り返し解きながら正解の肢はもちろんのこと不正解の肢も憶えこむことがこの境地に至る方法の一つです。他にもやりようがあるかもしれませんが、私が取り組んだのは過去問の徹底マスターです。

なぜそうする必要があるのか?多くの方は自分自身の持つ常識や価値観によってものを考えます。今まで見たことのないような問題が出題された時は自分の持つ価値観や正義を基に答えを導き出そうとしようとしますよね。私もそうでした。しかしそれだと思うように得点できません。なぜでしょう?あなたの価値観や正義は間違っている?いえ、そういうことではないのです。「自分の持つ価値観や正義で判断すること≒バランスを欠いたものの見方になっている」ということなのです。自分の持つ価値観で判断しようとするとほとんどの場合、当事者の一方の立場に立ってものを考えてしまいがちなのです。こういうことをバランスを欠いたものの見方といっているのです。ある人は弱者保護を基準に考えるでしょうし、ある人は他の基準を以ってものを考えるかもしれません。しかし、これでは正解を導き出すことは出来ません。民法なら民法の、会社法なら会社法の精神というか考え方というか成り立ちというか、そういったものがあります。この、その法その法の精神や成り立ちに沿って考えることが正解を導き出す力となります。そして、これを出来るか出来ないかは得点力の差となって表れてきます。あなたの努力が報われるためには避けて通れない道だとおもいます。

人間はなかなか主観というものを捨て切れません。特に年を取ればとるほど考え方に柔軟性がなくなります。判例を読んで、「こんな理不尽なことあるかよ」とか思うことは多々あると思いますが、それはあなたの主観であり司法書士試験の合格を勝ち取ることとは何の関係もありません。誰にとっても、自分の主観を捨てて法の考え方を基準にすることは難しいです。しかし、意識を変える難しさを感じずにに考えを変えることは出来ます。先に述べたとおり過去問を9割5分以上マスターすること。これを一生懸命取り組めば自然とあなたは法の考え方を身に付けることが出来ます。まずは、民法の総則編、親族編、相続編など学習を一度終えた部分の過去問を計画的に何度も繰り返し学習してください。目標は9割5分の正解です。無心になって取り組んでください。きっと力が伴ってきます。