今分からないことが多いのは仕方ありません。 | 司法書士試験に合格したい自宅警備員のブログ

今分からないことが多いのは仕方ありません。

一度、本試験を受験された方は分かると思いますが、全ての科目を学習し終えなければ分からない部分があります。民法だと債権譲渡のところで出てくる差押えや転付命令などといった単語は民事執行法や民事保全法を学ばなければ本当の意味が分からなかったり、物権の総則も相続編や抵当権の知識がないとピンと来ません。したがって、きちんと学習したはずなのに理解できていない部分があっても仕方ないと思います。ですから、気にせずに前進してください。いずれ分かるようになります。今与えられている材料は非常に限られたものです。限られた知識から全てを理解するということは無理です。知識を積み重ねなければ分からないことはたくさんあります。必要以上に気にして立ち止まらないでください。

ところで、これまた勉強を重ねていけば分かることなのですが、過去問や答練でも見たことのない問題でも解けるようになる日が突然やってきます。合格する多くの受験生は初見の問題でも、凡その正解の見当がつきます。合格するためにはこの境地に至る必要があります。しかし、この境地に至るまでの道のりとは如何なるものか・・・。これが多くの学習方法の書籍には書かれていないと思います。たぶん、これもまた合格者には当たり前すぎて書く必要のない事項として無意識に省かれていたのかもしれません。「合格レベルにいる受験生は過去問を9割5分はマスターしている。」私はこのことをしつこく書いていますね。この過去問を繰り返し繰り返し解きながら正解の肢はもちろんのこと不正解の肢も憶えこむことがこの境地に至る方法の一つです。他にもやりようがあるかもしれませんが、私が取り組んだのは過去問の徹底マスターです。

なぜそうする必要があるのか?多くの方は自分自身の持つ常識や価値観によってものを考えます。今まで見たことのないような問題が出題された時は自分の持つ価値観や正義を基に答えを導き出そうとしようとしますよね。私もそうでした。しかしそれだと思うように得点できません。なぜでしょう?あなたの価値観や正義は間違っている?いえ、そういうことではないのです。「自分の持つ価値観や正義で判断すること≒バランスを欠いたものの見方になっている」ということなのです。自分の持つ価値観で判断しようとするとほとんどの場合、当事者の一方の立場に立ってものを考えてしまいがちなのです。こういうことをバランスを欠いたものの見方といっているのです。ある人は弱者保護を基準に考えるでしょうし、ある人は他の基準を以ってものを考えるかもしれません。しかし、これでは正解を導き出すことは出来ません。民法なら民法の、会社法なら会社法の精神というか考え方というか成り立ちというか、そういったものがあります。この、その法その法の精神や成り立ちに沿って考えることが正解を導き出す力となります。そして、これを出来るか出来ないかは得点力の差となって表れてきます。あなたの努力が報われるためには避けて通れない道だとおもいます。

人間はなかなか主観というものを捨て切れません。特に年を取ればとるほど考え方に柔軟性がなくなります。判例を読んで、「こんな理不尽なことあるかよ」とか思うことは多々あると思いますが、それはあなたの主観であり司法書士試験の合格を勝ち取ることとは何の関係もありません。誰にとっても、自分の主観を捨てて法の考え方を基準にすることは難しいです。しかし、意識を変える難しさを感じずにに考えを変えることは出来ます。先に述べたとおり過去問を9割5分以上マスターすること。これを一生懸命取り組めば自然とあなたは法の考え方を身に付けることが出来ます。まずは、民法の総則編、親族編、相続編など学習を一度終えた部分の過去問を計画的に何度も繰り返し学習してください。目標は9割5分の正解です。無心になって取り組んでください。きっと力が伴ってきます。