今のようにチベット仏教やクンダリーニヨガをやる前は古武術と陳式太極拳に夢中になっていた。
色々な人が習いに来ていたが、伸びる人と伸びない人には同じ特徴があって、伸びる人は基礎訓練をやり込み、伸びない人は基礎をすっ飛ばしてやりたいことだけをやっていた。
そういう人たちを見ていて、漠然と練習していた自分にとっては、ああやっていったらいいのかととても勉強になった。
で、勉強になったと書いているのだから、あんたもそれに倣ってやったんだろ?と思われるだろうが、古武術の基礎訓練も、太極拳の基本功も数をこなすには非常につらいものがあり、伸びていった人たちのようにやり込むということはできなかった。
何度も数をこなそうと挑戦しては挫折するということを繰り返していた。
原因は精神的な弱さだろうなと思う。
まあ、思ったように、あの伸びていく人たちのように、やりさえすればいいだけだったのだが、人間というのは思ったようにはいかないものだ。
この二つの経験から、何かを習得しようと思ったら、その道の基礎をやり込むことなんだなということが分かったが、ネットにある情報を見ていても、絵や音楽、野球などのスポーツなどの色々なジャンルの話を見ても、みんな基礎をしっかりと訓練していたので、どの道でも同じなのだと思われる。
チベット仏教の実践を始めた時も、このことが頭にあったので、前行と言われるものに力を注いできた。
クンダリーニヨガを始めた時は、最初は健康のためくらいにしか思ってなかったのであまり気にしなかったが、だんだんと面白く思えるようになって来た時に、先生から「このヨガを本気でやりたければとにかく〇〇をたくさんやってくれ」と言われる。
その後、先生の昔のブログを見つけて、全部読んでみると、しょっちゅうあるセットメニューをやっている投稿を見つけた。
やっぱり先生も昔に、めちゃくちゃやり込んでいた・・・