先生の仕事で立ち寄っていた図書館の司書の方が先生に勧めたアニメの映画である。
割と広範囲にアニメは視聴しているが、この映画は見ていなかった。
理由は単純で、絵のタッチが好きではなかったことと、こういう絵のタッチの映画は(私が好んで見るような)普通のアニメ映画とは内容がちゃうんですよという雰囲気があって、そういう気取った映画は面白くなかったりしたことが多いので、見ようと思いもしなかったのだった。
先生はこのアニメ映画は危険だと言っていたが、果たして、私が見てどうだったか・・・?
最初に思ったのは、これは精神に異常をきたしていたり、疾患がある人は引きずられるわと。
お話は、人の夢の中に潜れる機械が作られて、それが精神科のような病院で利用されていて、精神疾患を患っている人の中に潜り込んで云々といった感じと言えばいいのだろうか?
表現そのものはそんなにグロくはないんだが、ところどころ精神疾患の人の心の中のようなものを表現しているように思える。
なんというか、休憩する間もなく、ありえないものが目まぐるしく展開していき、時には同じ状況をぐるぐると回る。
例えば、こんな経験はないだろうか?
現実でかなり困ったことがあり、呼吸も浅い状態で、不安が心の中をグルグルと回っている状態。
この状態の自分の心を見ることがというか、感じ取れることができれば、このままこの状態が加速してけば、気が狂うのではないかと思えるような状態。
そういうのに近いかもしれない。
また、どこまでは現実で、どこからが夢なのか分からないということを経験した人の記述を何例か読んだことがあるが、あれも相当怖いらしい。
そういう経験はわりと簡単にできるらしくて、夢日記を付け続けていると、最初は夢をよく覚えているようになり、段々と自分の記憶が夢なのか現実のものなのか分からないくなっていくそうだ。
あと、うろ覚えだが、押井守版の攻殻機動隊の映画もこれに似た状況があったように思うが、どうだったかな。
こっちの映画は人が脳だけを残して、体は機械化することができる社会。
脳はダイレクトにネットと繋がることができ、脳自体がハッキングされて、嘘の記憶を植え付けられるような事件が起こったりするような社会になっている。
私は人間ってのは体があってこそ人間足りえると思っていたので、この映画のこういうシーンも気持ち悪さを感じて見ていたように思う。
個人的にはまあまあ面白く見れたので、まあまあ満足な映画だったかな。
ただ、一回見ればもう十分だ。
あまり健全な映画ではない。
しかし、先生は勧められたらこんな映画でも見るんだな。
今度、超かぐや姫でも勧めてみるか。
この映画を見せて、最後にウルっとなるか聞いてみたい(笑)