大カイジ展と無料読み放題

漫画家の福本伸行さんと出会ったのは2002年であった。

新しく描く漫画のために地方の建設会社を探されていたところ、福本さんの編集担当が父と縁があったことから当社に取材にお越しになったのがきっかけだ。

私はその頃福本作品を全然読んだことがなかったのだが、取材で現場を回ると工事関係者に熱狂的なファンが多くてその反応にびっくりしたのをよく覚えている。

現場での記念写真。赤い服を来て背が高い方が福本さん。

その後、当時当社が運営をしていた福島市内のトライアスロンに毎年のように出場しに来て、毎度参加者向けのプレゼントとしてサイン入り漫画を贈呈していただいたりもした。

以下参照

数年後、当社の社員研修でお話を聞かせていただけないかとお願いしたところ、なんと以前アシスタントとして一緒に描いていた「ブラックジャックによろしく」の佐藤秀峰さんと一緒に来て下さった。

私が聞き役になるというトーク形式でやったのだが、参加者も多いに喜んでいたのを思い出す。

左から佐藤さん、福本さん、右が聞き手の私（今より１５キロくらい太い）。

１３年前の東日本大震災の直後には土木関係者に対する熱いメッセージイラストを当社に送って下さったり、

その直後には福島で何らかの応援をしたいと私に仲介の依頼があり、大勢の人気漫画家を連れて福島県川俣町に来て下さって多くの住民のみなさんを元気づけてくれた。

さらには３年前に「土木のこころ」という本を復刻させる取り組みをした際は、本にインパクトを出すために先のメッセージイラストを帯に使わせていただくことに快く許可いただいた。

こうして書いてみると、まあ図々しくもいろいろとお世話になったものだ。

福本さんの漫画については、初めて出会った直後に噂を耳にしていた「カイジ」を読み始めるとあまりの面白さに止まらなくなり、ひたすら買い読み続けたことを思い出す。

それ以来、ルールを知らない麻雀関係の漫画以外はほとんど読んでいる。

私も当時はいろいろ漫画も読んでいたものが、他に似たタイプがいないような独特なストーリー展開、キャラクター表現が特徴で、ハマると止まらなくなってしまう作品が多いと思う。

そんな福本さんのカイジ作品がテーマの「大カイジ展」というイベントが今月１６日から東京で開催されているという。

いかにも面白そうな内容で、私も東京に行く機会にはぜひ足を運びたいと思う。

そしてこのイベント開催を記念して、なんとシリーズ第１作である「賭博黙示録カイジ」を全話無料公開しているのだ！

無料期間は限定で、あと数日の２８日まで。

奇想天外な「限定ジャンケン」なるギャンブルをモチーフに凄まじい人間同士の駆け引きを描き、映画化もされたこの作品、未読に方にはぜひともこの期間中に最初の３話くらいまで読んでいただきたい。

あとはもう、止まらないはずだ！