原因自分論 | 寿建設 社長ブログ

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福島県福島市にある建設会社です。
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もう5年ほど前であるが、「原因自分論」という言葉を知った。
「問題が起こったときに、すべての原因は自分にある」という考え方である。

私はこの考えを知ってから、なるべく、出来るだけ半分くらいは、無理なら3回に1回くらいは(だんだん弱気になる)そう考えてみようという気持ちを持っている。(現実は2割くらいか)

 

「なにもそんなに卑下しなくても」という考えもあるだろうが、私はそう思わない。

仮に客観的に見ても自分の比が少ない場合だとしても、一旦自分に原因があると気持ちに落とし込むのだ。

この考え方をすると、自分自身が変わろうという気持ちになる、というのが大きなポイントだとつくづく思う。

「あいつの行動が悪い」とか「あのタイミングであんなことが起きたのが悪い」と自分以外を理由と捉えると、自分はずっとそのままなのでよいのである。

あえてこのような考え方をすると少しでも自分の意識が変わっていく。

 

そのように思うことで問題に対する自分の関わり方、周辺の状況をよく状況分析することになり、どうすれば解決できるかを考えるようになるはず。
考えれば、最善とは思えなくとも何か違う方法が見つかる。今まで通りよりは一歩前進できると思う。


上司や仲間に助けをも求める部分もあるかもしれないが、基本は自分が動くことが大事であろう。
そしてその成果がうまくいかなくても、いろんなことを学び、もう一歩解決に向けて進めばよいだけ。
全部がうまくいくとは限らないし、私自身もまだまだ出来ていない。
それでも、そう考えてみることが大事だと思う。

それとこれも重要だと思うのは、あくまでよくない結果の時に限るということ。
よい結果の時に、その原因は自分であると思ってはいても表には出さず、功績は人に譲るべきであろう。

 

「利他」の精神に通じる考えである。

人間、そんな聖人君子のようにはいかないのは承知の上だが、意識として持っていたいものだ。

と、自分に言い聞かせるように書いた次第。