昨年父が亡くなって以来、休日はなるべく実家から母を連れてどこかに行くようにしている。
あまり遠くに行くのも負担になるので、近場でこれまで行っていないような場所を探して足を運ぶことは、自分にとっても新たな発見になるものだ。
東日本大震災後の原発事故により全村避難を余儀なくされるなど大きな被害を受けた福島県飯館村に、広範囲に渡って桜が咲く場所があるらしいことを数年前からちょこちょこ情報を目にしていた。
数日前からSNSでもその映像が掲載されていたのでいいタイミングだと思い、この週末行ってみることにした。
ネットで探すとこちらであった。
実家から車で50分程度でちょうどいい距離。
飯館村は「日本で最も美しい村」連合に加盟しているほど自然豊かで景観の美しいところなので、現地に到着するまでもいろんな花に楽しませてもらえるのどかな眺めだった。
新緑の山の中にポツポツと存在する色鮮やかな花々が映えていた。これだけでもう十分満足のドライブである。
そして少し奥まったところに入って着いたのが目的地。この日10時から春まつりイベント開催予定だったので、混雑を避けて早めの8時半頃到着。それでも駐車場はすでに並んでいた。
のぼりを設置中の道路沿いにはずっと桜が。
反対側。やや強い風が吹いて満開になった桜の多くの花びらが飛んでていた。
道路脇には山盛りの桜の花びら。
「飯館復興三千本桜」ののぼり。
周辺をしばし歩いてみる。
緑との調和が美しく、圧倒されるような景色が続いた。シャッターを押す行為が止まらない。
池の周りの桜がまたいい。
奥の三角山のもえぎ色に桜がまた合う。
風が吹いて池の上を舞い飛び続ける大量の花びらたち。
見えにくいがここも桜が舞い上がっていた。
同じ言葉になってしまうが、ここの桜は緑に合う。花そのものの美しさではなく全体の景色の美しさ。そこが特徴だと思った。
あまりの花びらの舞いっぷりに、きっと午後にはかなり散ってしまったのではないかと想像した。
いいタイミングで絶景を鑑賞することが出来たと思う。母も十分に満足していたようだ。
こうしてまた新たな福島県のおすすめスポットを知ったのである。
以下、昨年ピーク満開の時に撮影されたらしい、こちらでのドローン撮影動画。
引いて見るとまた違った、圧巻の美しさである。




























