寿建設 社長ブログ

寿建設 社長ブログ

福島県福島市にある建設会社です。
会社や現場の取り組み、
日々の仕事や取り組みの中での
エピソードや思うことを綴ります。

今年の当社オリジナルカレンダーは、昨年に続いてイラストレーターである武者小路晶子さんが当社のインスタグラムにアップした写真を元に描いて下ったステキなイラストである。

寿建設カレンダー2023「うちの現場」 | 寿建設 社長ブログ (ameblo.jp)

 

とても魅力あるイラストなので、こちらでも紹介している。

今月、9月のイラストはこちら。

 

国道沿いに縁石を使って花壇を作ることになり、吊クランプという装置を使って重い縁石を2人で安全に運搬している様子。

 

後ろの背中も含め真面目に作業する姿と、歩道側を笑顔で通行する方々のやわらかい表情の対比がとても味わいがあると思う。

右端の誘導員さんの笑顔もいい。実際の現場もこのように笑顔で誘導することを心がけている。

今年、「広報」という言葉は「関係を構築することが目的」という認識を持ったが、

※以下参照

パブリック・リレーションズ | 寿建設 社長ブログ (ameblo.jp)

一般住民の方と接点の多いこのような工事では、心のこもった笑顔や工夫した掲示などで関係を構築すべきであろう。

そんな様子が見ただけで感じられる作品だと思う。

 

こちらは実際の運搬作業の様子。

初めての岐阜県高山市訪問。

生歌 | 寿建設 社長ブログ (ameblo.jp)

対談終了後の懇親会で、地元の名物料理がいろいろ出てきたのだが、初めて目にし口にした料理が多いのにびっくり。

 

鶏ちゃん朴葉味噌こも豆腐、と初体験の味を楽しませていただき、地元と方の説明を受けながら私も感想を述べていた。
基本、とてもうまい!
東北の味とはどれもベースが異なる感じがするのだが、嫌ではなく新鮮な味わいである。
 
そして後半の方に登場したのがこちら。地元の方「やっぱこれこれ~」というような言葉を発した。
ステーキ皿に溶いた卵を引いてその上にナポリタンを乗せた料理を一瞬思い浮かべたが、ナポリタンではまったくない。
なんと「漬物ステーキ」という料理なのだ。
 
白菜の漬物を小さめに切ったのを焼いたもので、大量に作った漬物が古くなった際の再利用という使い方もあるとのこと。
それにしても半熟の卵と合わせるのは、見た目いかにもミスマッチぽい。
少し酔って初対面の方々とも打ち解け、冗談もはずむようになったので「なんかちょっと嫌な予感がする!」とふざけて私は言った。
地元の方もノリで「いいから、これがとにかくウマいんだからまず食べて!」とあおる。
嫌がる顔で一口いただいてみた。確かに想像とは違った、酸味と卵が不思議なよい味わい。
まあ、味はよいかもしれないがさらにふざけた。
「味はまあよいとしましょう。だけどこれはステーキとはいわない!」
先方もノリよく対決ムードに。わざと口論風に盛り上がった。
 
「これがステーキならナポリタンはパスタステーキじゃないか。そんな呼び方はない!」
「どう見てもわれわれのステーキ観に反する!」
「白菜の半熟卵炒めが適切な名前!ステーキなんておこがましい!!」
地元の方に囲まれて、私は応酬し続けた。もちろん楽しい雰囲気で。
昔から酔うとこういう話のノリが好きなのだ。
 
よく朝ホテルの朝食バイキングに。
大皿の上に小ぶりの豆腐がずらり並んでいた。軽く焼いてあるようだ。
そこに書かれていたのが「豆腐ステーキ」。
 
やっぱりおこがましいと思う。
 
飛騨地方のみなさん、すいません。でも美味しいです。

昨日は岐阜県高山市で開催された(公社)日本地すべり学会 第62回研究発表会及び現地見学会の「県民講演会」というプログラムの中で、写真家・山崎エリナさんと対談させていただいた。

とても遠いというイメージの高山に初めて訪れたのだが、朝通常出勤し定例の会議を済ませ、11時15分発の新幹線で富山駅まで乗り継ぎ、レンタカーで向かうと高山の会場に17時前に到着したので、思ったよりずっと近い印象を持った。

 

岐阜大学工学部特任教授の八嶋厚先生のお話があまりにもすばらしく感動したので、その後の出番のこちらは逆にメインデッシュの後のお茶のような役割でよいと思うとかなり気が楽になった。

 

来てみてびっくり、こんな大きな会場であった。

 

約1時間、山崎さんに写真を撮ってもらうことになった経緯や、その後の反響などで話を進め、後半は山崎さんの写真を大きく投影しながら話させていただく。

そして最後は、山崎さんが作詞作曲をした建設業の応援ソング「この空の下で」の動画を流すという予定であったのだが、

私が会場に到着する前の事前打ち合わせで山崎さんが生で歌うという演出になったそうで、動画の写真が流れる中で山崎さんの生の美声が響いた。

 

会場が広すぎて話の時の反応はよく分からなかったのだが、この時は明らかに会場の空気が変わったのを感じた。

 

拡大!

ジーンとした雰囲気になったので、あとの言葉は挟まずそれで終了とした。

直後に登場した、今回の企画を調整いただいた女性が涙声でまとめて下さったので、最後はとてもよかったと私は思ったがどうであろう。

 

作詞・作曲・歌・写真、山崎エリナの作品である。4刀流である。

 

未聴の方はぜひぜひ。

 

 

先日ラジオから、さだまさしさんの「関白宣言」が流れてきた。

小学生の頃に大ヒットした歌で、当時はよく聞いた曲であるが、冒頭の歌詞にちょっとびっくしてしまった。


お前を嫁にもらう前に  
言っておきたい事がある
かなりきびしい話もするが  
俺の本音を聴いておけ
俺より先に寝てはいけない  
俺より後に起きてもいけない
めしは上手く作れ  
いつもきれいでいろ
出来る範囲で  
構わないから

 

今、こんな歌詞の歌を出したら間違いなく強烈なパッシングに合うであろう。

昔は普通に感じていた「嫁にもらう」という言葉にまず強い違和感を覚える。

それから命令の嵐。

改めて社会の価値観が大きく変わったな、と実感した。

特に「これはちょっと~」と思った歌詞がこちら。

 

俺は浮気はしない多分しないと思う
しないんじゃないかな 
ま ちょっと覚悟はしておけ

 

タイトルからすると、結婚前に「浮気をするかもしれない」と宣言しているということになる。

 

そういえば同じ時代にサビで堂々と

3年目の浮気ぐらい大目にみろよ~

と歌う歌が大ヒットしたのだから、そんな言葉が許される時代だったのだろう。

今の若い方々がどう感じるのか見解を聞いてみたいものだ。
 

こうしてみると、言ってはいけないことややってはいけないことの線引きが厳しくなった、といえそうだ。

インターネットやSNSが当たり前になった世の中となり、線を超えることへの監視がされるようになったともいえる。

それだけ時代が変わったのに、未だにいかにもすぐ発覚しそうな安易な不正が続けて報道されるのも不思議である。

 

「大目にみろよ~」では済まない時代なのだ。

数日前の日本経済新聞の全面広告。

「環境への気づかいを理由に、年賀状をやめないでほしい」という大きなコピーが目についた。

私も実はそう思っている一人だ。

 

もちろん考え方や情報発信の方法は多様化しているので、年賀状をやめるやめないはそれぞれの判断でよいとは思う。

私自身が会社も含めやめるつもりはまだないのは、年に一度、何年も会っていない知人も含め、私(もしくは当社)の現状を伝えるのはよいことだと思っているからだ。

だから既成の年賀状ではなく、毎年文章もデザインも考えて作っている。

ちなみに今年の会社年賀状はこちら。

 

しかしながら、

さて、このたび弊社では「環境負荷低減」および「デジタル化の推進」への取り組みとしまして、今後の年賀状による挨拶を控えさせて頂くことといたしました。

というような文章で年賀状を取りやめた会社さんが、何かのフェアなどでは紙のチラシを大量に配布しているのを見ると大いに疑問を感じてしまう。

そのような思いから、今年6月の技術フェアで紙を使わない展示を実行したのである。

 

この広告の中央には、以下の文章がある。

 

一人でも多くの方に

年賀状を続けてもらえるように、

私たちはすべての年賀はがきを

「FSC®認証紙」にすることで、

世界の森林保全に取り組んでいます。

年賀状という文化を

未来に届けることにより

森を守ることも私たちの大切な仕事です。

 

CO2発生量を減らすために森林を適切に管理しその森林から生産された木材を使った製品を認証するのがFSC®認証紙、なのだそうで、むしろ森林保全に貢献しているのだから年賀状が環境負荷にはなっていないという主張の広告なのだ。

 

私はこちらのほうがよいと考えている。