イラストレーター武者小路晶子さんが描く寿建設の現場~ラジオ体操 | 寿建設 社長ブログ

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イラストレーター武者小路晶子さんが描く寿建設の現場~ラジオ体操

 

今年の当社オリジナルカレンダーは、イラストレーターである武者小路晶子さんが当社のインスタグラムにアップした写真を元に描いて下ったステキなイラストである。

 

魅力あるイラストなので、こちらでも紹介したい。

1月のイラストはこちら。

直接的な現場写真ではなく、当社の本社前でのラジオ体操の姿である。背景に見えるのが3階建ての本社。

当社では毎朝8時よりラジオ体操を実施している。

本社から現場に行く社員も参加するので、多い時は結構な人数になる。

写実的ではなく、デフォルメしていてその味わいがとてもよい絵だと思う。

ほんわか感がちょうどいいバランスなのだ。

 

当社のラジオ体操、実は昭和40年代後半に始まった。

父(現監査役)が現場所長を務めていたトンネル工事現場でのあるきっかけで始まり、50年近く経過した現在も本社、各現場で実施している。

 

そのエピソードが会社設立50周年に作った父の自伝に記載されているので、以下引用する。

 

朝一番の荷物担ぎで、作業員2人が連続してギックリ腰になった。対策を考えた。作業長の盛山君と話しあい、ラジオ体操を始めよう、と決めた。そして、朝礼前に実施、勤務時間以外なので、強要しないことを決めた。

2人で始めると、すぐに社員が加わってきた。それを見て、大成建設の社員も、皆に合わせ事務所の前で始めた。

暫くすると作業員が少しづつ加わり、最後には50人近くが加わっての体操になった。もちろんギックリ腰は消えた。

現在では、当たり前の風景であるが、大成建設・我が社・外注業者などが加わり、100人近い人が朝のラジオ体操を一緒に行う風景は、この時代では珍しい風景であった。

ある日現場の近くをNHKの人が通過した。工事現場で全員でラジオ体操をしている風景は見たことがないと大成建設に取材に訪れ、感謝状を頂くこととなった。

 

50年も続いている会社の習慣、ちょっとした「なんとかしたい」という気持ちと行動がきっかけだったことがよく分かる。