先日読んだ「仕掛学」という本では、
https://ameblo.jp/kotobuki5430511/entry-12446345732.html
人を動かすためのさまざまな仕掛けの方法を具体的に紹介しているのだが、その中に「被視感」(見られている感)という言葉があって、誰かに見られている気がすると行動が変わるということが書いてあった。
そして以下のような説明があった。
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「見られている」と思わせるもっとも典型的なアプローチは「目」を描くことである。目に気づく能力が動物に本能的に備わっているのは、襲ってくる敵にいち早く気づくためだといわれている。
実際、人は赤ちゃんのときから他の人と目を合わせられるし、犬や猫とも目を合わせられる。車から前を見るとヘッドライトが目、フロントグリルが鼻の顔のように見えるのも、人に気づいてもらえるようにわざとそうしている。
面白いことに誰かが実際に見ている必要はない。コーヒーの代金回収箱に目のシールを貼ると回収率が上がり、駐車場の壁に顔の描かれたポスターを貼ると盗難が減る。
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これを読んで北海道の会社さんから教えてもらって、当社も各現場が取り組み始めている「目玉の高視認化」をすぐに思い出した。
https://ameblo.jp/kotobuki5430511/entry-12434650550.html
なるほど、理にかなっているものだ。
この目玉の取り組み、北海道の会社さんから新しいバージョンとして夜間反射の写真が数日前にメールで届き、
当社でも今月の現場の報告で喚起の言葉入りの目玉マークの事例があった。
この「被視感」は、もっと知恵を出せば工事現場でもいろいろ使えると思う。
まだいろいろやれることはありそうだ。