の続きです。
[「言葉と声(心)の調和」
って、どういう状態?]
ひと言でいえば、
言ってることと
思っていることが
一致している状態
です。
思っていないことは
言わない状態
とも言えます。
そして心の状態は声にほぼ現れますので、
ここでは
「声」と「心」を同じものとして扱います。
に出てきた例で言えば、
・尊敬できない上司
・好きじゃない同僚
に対して
本当に思ったことだけを言う
という状態です。
ただ、前述の上司や同僚の例の場合、
思ってもないことを言わない
=思った通りのことを言う
これを実現するためには、
上司に
「あなたのことが信頼できません」
と言う、
同僚に
「私、あなたのことが嫌いなの」
と言う
ということになります。
「言葉と声の調和」は
不必要な喧嘩や揉め事を
推奨している訳ではないので、
特に必要がないのであれば
「あなたのことが信頼できません」
「あなたのことが嫌いなの」
という発言は必要ありません。
「思ったことを何でもかんでも口走る」
とは違う
ということだけは、覚えておいて下さい。
[日常に取り入れる
「言葉と声(心)の調和」]
ならば、具体的に何をするのか。
大きく分けて2種類ありますので、
まずはひとつ目を紹介します。
[①言葉を心に沿わせる]
「本音を言葉にする」
という作業です。
本音、つまり
本当に思っていること、
感じていること
を、可能な限り言葉にします。
ただし、先ほどの上司や同僚の例のように
相手がいる場合には、
ここで出る言葉を
相手に伝える必要はありません。
まずは自分ひとりの作業として捉え、
関係性や場面として可能であれば
相手にも伝える
という方法が平和的かと思います。
[全部、言葉にする]
何かの物事、現象、出来事、人、
あらゆるものに対して自分が
「どう感じたか」
を、すべて
言葉に置き換えます。
誰かに聞いてもらう(=話す)
でも、
紙に書く
でも、どちらでも構いません。
※(注意)
自分ひとりで、脳内で再生する(=思う)
という方法もありますが、
音や文字として確認できず、
混乱したり感情が乱れたりしがちですので、
慣れないうちは「話す」「書く」の
どちらかをおすすめします。
[出てくる言葉を
ジャッジしない]
・良い/悪い
・優れている/劣っている
・かっこいい/ダサい
・強い/弱い
・多い/少ない
・勝つ/負ける
・好かれる/嫌われる
・価値がある/価値がない
・正しい/間違っている
・
・
・
具体的な例はいくらでもありますが、
このような
「ある」「ない」の判断をもとにして
言葉を当てはめる
このことを、
ジャッジする
と呼びます。
ジャッジ、
判断、
値踏み
ともいいます。
まずは、出てくる言葉を
ジャッジしない
これが最も重要です。
このルールを徹底しておかないと、
知らず知らずのうちに
「良い」言葉、「ある」言葉
しか許されないルールを自らに課し、
結局身動きが取れなくなるのです。
[今日のまとめ
~日常における言葉と心の調和]
・思ったこと、感じたことを
すべて言葉に置き換える
↓
・すべて書く(または誰かに話す)
・この時に、出てくる言葉を
ジャッジしない
次の記事で、
簡単に始められる
「言葉と声の調和」の
取り入れ方
を、もうひとつご紹介します。
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最後までお読みいただき
ありがとうございました。
あなたの思いが言葉となって、
必要な人のもとへととどきますように。
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松本エリハ
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