[『もしも』、話した言葉は
何も伝えていないとしたら]
もしもの話です。
現実には起こらない
架空の話です。
もしも、
言葉を話すことでは
誰にも何も伝わっていないとしたら。
あれほど話したあのことも、
あんなに熱心に言ったそのことも、
口から出た言葉で話したことは
実は、
ぜんぜん
何も
ひとつも
誰にも
伝わっていなかったとしたら。
そして、その代わりに
こちらの方が伝わっていたとしたら。
↓ ↓ ↓
[心の中=思っていること]
朝。
信頼していない上司に
笑顔で「おはようございます」
と挨拶した時に心の中で呟く、
『なんでこいつが
上司なんだろ』。←これ。
昼休み。
好きじゃない同僚に
素敵な彼氏ができたと聞いて、
「よかったね~おめでとう♡」
と笑顔で祝福した時に心の中によぎる、
『この子のどこが
よかったんだろ』。←これ。
口に出して「言った言葉」ではなく
心の中で「思ったこと」が
相手に伝わっているとしたら、
どう感じるでしょうか?
恥ずかしいですか?
痛快ですか?
すっきりしますか?
怖いですか?
[建前は案外、役に立ってない]
「思ったこと」と「言った言葉」。
これ、
本音と建前
とも言いますね。
私たちはついうっかり、
建前(=発した言葉、発言)だけが伝わって
本音(=思ったこと、心の声)は
伝わっていない、と信じているので
すっかり無防備に、
安心してしまっています。
でも、、、、
それ、かなり丸見えですよ!
反対の立場で感じることはありませんか?
誰かが何か言った言葉を聞いて、
「ほんとはそう思ってないな」
「本心は言葉と違うんだろうな」。
あなたがそれを受け取るということは、
相手にもそれは伝わる
ということです。
もちろん、どんな場合でも
というわけではありませんし、
方便やたしなみ、
振る舞いやTPOだってあるでしょう。
ただ、基本ルール、原則として
「伝わる」度合いとしては
思ってること>言った言葉
くらいに思っておくと安心です。
それくらい、人の本心って
透けて見えます。
見える、というか、まさに
伝わるチカラ
を、本来的に持っているのだと思います。
なんとなくつまらなさそう、
なんとなく気乗りしなさそう、
なんとなく隠し事がありそう、
・気配
・空気
・オーラ
・雰囲気
など、
目に見えないものが
「伝える」力
は、非常に大きいです。
[極端な『もしも』話を
何のためにしているのか]
目指すのは「言葉と声(心)の調和」です。
つまり、
「言ってること=思ってること」
で生きていたいのです。
「本音で話す」
「腹を割る」
「役割ではなく使命で生きる」
これらはすべて、
言葉と声(心)が
調和している状態。
この調和が、自分の中に軸を作り
人間関係、コミュニケーション、自己イメージ
ビジネス、子育て、恋愛
どんな場面、どんな相手に対しても
伝わる自分を形作ります。
少し時間はかかりますが、
小手先の「話し方」や
子供だましのような「テクニック」では
絶対に身につかない、
魅力が伝わる言葉と在り方
を育てることになるのです。
次の記事からは、
簡単に始められる
「言葉と声の調和」の
取り入れ方
をご紹介していきます。
→【もしも】話す言葉は伝わらず、○○○だけが伝わるとしたら②
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
あなたの思いが言葉となって、
必要な人のもとへととどきますように。
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言葉と声のハーモニスト
松本エリハ
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