の続きです。
[「伝える」を支える
2つ目のキーワード]
もしも
人間には想像力があります。
想像する力と習慣がある人は、
結果として
創造すること(クリエイト)に
慣れていきます。
「想像力」と「創造力」のどちらも
同じ読み方をするというのも、
単なる偶然ではないのかも知れません。
「もしも」
は、この
想像力
を生み出す、最初の一歩です。
今、目の前にはないものを
もしも
と信じて、描いてみる。
そんな想像力のことを
信じる力
と言う人もいますし、
待ち受ける未来
と言い換えることもできます。
[「もしも」の
もうひとつの使い道]
もしも自分が
相手だったら
はじめに安心していただきたいのは、
どれほどこのように思ったところで、
あなたが、あの人になることは
できません。
「もしも自分が、相手だったら」
と、
いくら想像しても、
あなたが誰か別の人になったりは
しないのです。
ですから、安心して
思う存分
「もしも自分が、相手だったら」
と想像してみるのです。
すると、
普段とは違う角度や切り口で
相手とその周辺を捉えるため、
それまででは気付かなかった、
様々なことに対して
親しみをもって
接することができそうです。
[「伝える」と「祈る」は
似ている(かもしれない)。
だから。]
誰に何を伝えても、
それが確かに伝わった
と確認したり証明したりすることは
現実にはできません。
伝わったと思ったけど、
やっぱり伝わってなかった
と落胆することだって
しばしばあります。
とすると、
何かが誰かに100%確実に
伝わることなど、
ありえない。
のかもしれません。
もしそうであるならば、
「伝える」という動詞は
「祈る」という動詞に
近いのかもしれません。
誰かに何かを伝えるという行為は
その瞬間それを信じるということであり、
見返りを期待しない状態なのでしょう。
[伝えることをあきらめない]
あなたか感じた、あなただけの感覚。
世の役に立つと信じた、大切な要素。
私たちの普段の「発信」に、
「伝える」
=「祈る」「信じる」は
どれだけあるのでしょうか?
手軽で簡単な
「伝える」気分になれるツールに囲まれて、
実は誰にも何も伝わっていなかった・・・
そんな茶番劇からは距離を置き、
落ち着いて、丁寧に、
自分の「伝えたい」思いを
整理し、見直してみる機会。
忙しい中にあっても大切にして、
忘れないようにしたいものです。
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言葉と声のハーモニスト
松本エリハ
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