たまたまツイッターのまとめ見てたら、
というのに出会いました。1995年、いろんなことがありすぎた年でしたね。個人的にも忘れ難い年です。
そんなわけで、95年の思い出を思い出せる範囲でまとめてみました。なお日付などは確認してませんので、間違いや勘違い、記憶違いがあると思います。
●1994年末~1995年明け
○親戚が亡くなったので予備校の寮から帰省。お通夜とお葬式が終わったら、大学入試直前なので寮にとんぼ返り。
○この頃買ったCD
●1995年1月~3月
○1月中旬、3回目のセンター試験を受験。結果はお察し。
・このころ阪神淡路大震災。予備校に登校する途中、地元新聞社が号外を配っていた。
※大震災は確かセンター試験直後で国公立出願の前だったので、この年の神戸大の倍率が凄いことになったと記憶。
○2月、大学受験のため上京。ホテルは一切使わず、友達のアパートを数件泊まり歩く。ある友達のアパートでは布団がなくコタツで寝たため風邪をひく。一時はかなり高熱が出た。
・鈴木京香が主演のコメディードラマを友達の部屋で観る。自分の中で京香熱が再燃。ドラマの主題歌はTRF「クレイジー・ゴナ・クレイジー」だったと記憶。
・せっかく受験旅行で上京したのに空き日を作るのがもったいなかったんで、希望の専攻ではまったくないけど、ネームバリューだけで受験した大学のみ合格。まったく興味のない専攻だったけど、大学名だけはまあまあだったんでこの時点ではほっとする。
・予備校時代の友達と浅草へ行き、どじょうを食べる。
○3月、実家で大学入学のために引っ越しの準備をしてる頃、地下鉄サリン事件。
・大学入学のため上京する日に空港バスに乗ろうとしたら、お土産物屋さんのおばちゃんに「あんなエリートたちがどうしてあんな風になるのかねえ、若い人は気を付けてね」と言われ、「そうですね、そうですね」と相槌を打つ。
・怖いもの見たさで、友達と中央線沿いにあったオウム経営のラーメン屋さんに行く。味は覚えてないけど、まずくはないけど美味しくもなかった記憶。店員さんがとても気弱そうな方で今でも覚えています。
※後日理系の友達に聞いた話。オウムが経営するパソコン店は安かったから、大学の研究室でもそのお店からPCを買ってることが多かったそう。
○この頃買ったCD
Einstürzende Neubauten - Zeichnungen Des Patienten O.T.
Scraping Foetus Off The Wheel - Hole
●1995年4月~7月
○大学入学。東京郊外にアパートを借りる。すでに携帯電話はあったようだが、まだ広がってはいなかったので中古で電話の加入権を買った記憶。その権利はまだ持ってるんだろうけど、知らない。
・入学式前夜は友達の家で飲んでたら寝過ごし、入学式には出席せず、友達と都心の桜の名所に行ったり井之頭公園の桜見たりした。ちなみに後年の卒業式は風邪をひいて欠席。
・サークルに入ったり飲み会があったりみんなで出掛けたりとそれなりに大学生活を満喫する。
・ただし、やっぱり希望する専攻ではなかったため、学業面はすぐにやる気がなくなる。一時期は23区内にある友達のアパートに入り浸る。
・GW頃だったか、オウムが新宿駅だか新宿のデパートだかにサリンを撒くというウワサが流れる。確か「Xデー」と呼ばれていた。
・渋谷のデパートでイギリスのアイドルのシャンプーを見る(テレビの取材だと思う)。
・この頃、「大学生の部屋に行けば必ずある」と言えば大げさだけど、友達の部屋に行ったらかなりの確率で小沢健二『LIFE』があったように記憶。後年自分でも購入。
・大学の同級生でかわいい子、気になる子もそれなりにいたけど、飲み会でやらかしたためいろいろと断念。
・ジョニー・ロットンのような髪型にしようと美容院へ行くも、なぜかマッシュルームカットにされる。クラウザーさん言うところの「公然猥褻カット」状態。もちろん友達や先輩たちは大爆笑。
・ダイヤルQ2かなんか出会い系留守電みたいなので知り合った20代人妻さんに、彼女が所属する劇団のチケットを買わされる。今思うとそうやってカモを探してノルマ達成してたんですかね。
・このころ野茂フィーバー。
○この頃買ったCD
The Jon Spencer Blues Explosion - Orange
Parliament - Mothership Connection
Ciccone Youth - The Whitey Album
●1995年夏休み
・予備校時代の友達4人くらいで集まり、なぜかレンタカー借りてナンパの旅に出ようということになり、世田谷からあてもなくドライブ。太平洋側を北上するも茨城付近で夏祭りをやってて、それを見に行く。帰りは千葉方面の友達の部屋に寄る。そのまま徹夜で世田谷まで戻り、私はそのまま18切符の旅へ。
・青春18切符で各地の友達のアパートをたずねつつ、たぶん1週間くらいかけて帰省。楽しかった。
・地元で高校時代の友達と飲み歩く。自宅から1時間近くかけて自家用車で「市内」の地元大学に通う友人は、地元の田舎町のスナックで普段飲んでると聞き驚愕する。大学生でスナック通いって今に至るまでソイツしか知らない。「やっぱイナカにいるとダメだな」と思ったけど、よく考えるとソイツは酒屋さんで配達のバイトやってたから、付き合いでスナックさんに顔出しするという感じだったのかも。
○この頃に買ったアルバム
Talking Heads - Remain In Light
Albert Ayler Trio - Spiritual Unity
●1995年9月~12月
○この頃から(デトロイト・)テクノに興味が移り始める。
○2学期開始の前後、アルバイトをはじめる。
・バイト先に同年代のかわいい子がいました。彫の深い感じの美人で、スリムですらっと手足が長くてウェストも細いのに胸は大きくて性格も良いという反則級の子でした。彼女は翌年3月に短大卒業で就職も決まってたんで、「学生と社会人じゃ無理だろう」と思って諦めました。彼女がバイトをやめた日は切なかったです。
・バイト先でテクノ好きの友達と出会う。大学入学後、はじめて音楽の話ができる友人でした。
・バイトで使う駅の駅ビルに結構大きなCD店があり、そこでCDや音楽雑誌を買うようになった。
・同じ頃、本来大学で勉強したかったことを独学するため、お茶の水の某語学学校に通い始める。
・語学学校で同じクラスだった、いまでいうキラキラ主婦っぽい方々から、「近くスターバックスができるのよ!」と聞いたけど、「なんですか、それ?」とたずねたら、なんでも外国のオシャレなコーヒーチェーンらしく、何の興味も持てなかった。
・語学学校で同じクラスだった、10歳くらい年上だと思われる30くらいの女性が気になりはじめるも、恥ずかしくて話かけられず、ほとんど会話した記憶がありません。それこそ「向こうは社会人でこっちは学生だし、年齢差もあって相手されないだろうなあ」と思いました。今思うと積極的にいっておくべきでした。
※向こうにいたころ、若い女の子たちと年の差恋愛について話すことがありました。彼女たちに「男30、女20はどうなの?」と聞いたところ、「普通(全然アリ)」とのことでした。で、「僕は21くらいの頃、10歳くらい年上の30歳くらいの女性が好きだったんだけど、それはどう?」と聞いたら、軽くどよめきがおき、女の子同士でヒソヒソ話してました。向こうではあり得ないようです(少なくとも当時は)。
・語学学校がお茶の水だったんで、神田神保町の古書店やアキバへよく行ってました。当時のアキバは萌え系はいろいろあったでしょうがまだメイドさんはおらず、私の目当てはソフマップ4号館。当時は「MIDI館」で、中古のシンセサイザーやドラムマシン、サンプラーなどを売ってました。AKAI MPC3000、Roland TR808、909、TB303、ミニモーグ、シーケンシャル・サーキットのプロフェット5とか。高くてとても手が出ませんでした。当時、TR808、909、TB303の中古相場は15万~20万円くらいだったと記憶しています(自信ない)。
○この頃、パソコンを買う。大学入学当時、大学のパソコンルームはマックとウィンドウズ(たぶん3.1)が半々くらいで、入学時の案内冊子でもマックもウィンドウズも両方の推薦機種が書いてあった記憶。パソコンに詳しい意識高い系の友達にマックをすすめられ、郊外型の家電量販チェーンでパフォーマ588(たぶん)を購入。キャッシュバック入れて10万円以内だったような・・・ 15万円だったかな? 覚えとらん。
・当時のマックにはクラリスワークスというMSオフィスみたいなソフトが付属しており、それでレポート書いたりしてました。
・モデムを買い、大学配布の説明書見ながらか、あるいは友達に教えられながらか忘れたけど、自宅から通常の電話回線で大学のサーバに接続しインターネットができるようになりました。ただ当時はADSLすらない、まさに電話回線でモデムがピーピーガーガーという時代で、特に見たいホームページとかもなかった。ブラウザはネット・スケープでしたっけ、当時主流だったのは。
○この頃から本格的に大学がイヤになり始め、意識高い系友達に借りた「信長の野望」にハマって授業も行かなくなる。バイトから帰宅後徹夜で「信長」やって、昼過ぎまで寝て起きたらバイト行って帰宅後はまた徹夜で「信長」って感じでした。
・冬の始めくらいだったか、バイトの帰り(終電くらい)に駅ビルの家電量販店に大勢の列ができててなんだろう?と思ったけど、ウィンドウズ95の発売前夜でした。
○12月、初めてクラブに行く。バイト先のテクノ好きの友達と西麻布イエローの「宅八郎のアイドル歌謡曲ナイト」へなぜか行く。ステージでは素人っぽいスクールメイツのようなチアリーダーをバックに宅さんが陶酔しながら熱唱。なんの歌か知らない。私と同年代の、いまでいうゴスロリ系のファッションの女の子が一人で来てて、20代後半くらいのOLだと思われる4人組がその子に話しかけたら、「私、宅さんの大ファンなんです!」とその子が目をキラキラさせながら答えてOLさんたちドンビキ。その後はDJがCDJでアニソンとかアイドルソングをかける。何の曲か一曲も分からない。
・バイトの帰り、週末の終電だったのでしょうが身動きできないくらいの超満員。20代半ばくらいのOLさんふたりが乗ってきて、一人の方の胸に私の左腕が押し付けられる状態に。お互いコート着てるんで感触とかはまったくないのですが、マズイと思っても動いたら余計ヤバそうだし、自分でも分かるくらい顔を真っ赤にしながら下を向いてたら、OLさん二人組にニヤニヤしながら見られ、いたたまれませんでした。あのいたたまれなさは今でも忘れられません。
○この頃買ったCD
MC Solaar - Qui Sème Le Vent Récolte Le Tempo
Throbbing Gristle - D.o.A. The Third And Final Report
Neil Young - After The Gold Rush
●年末年始
・帰省せずにバイト。
・バイトの友達とサッカーしたり飲んだりとか。
○この頃買ったCD
前にも書きましたが、漫画家のよしもとよしともさんに『青い車』という単行本があって、これを読むと90年代半ばの東京のテクノ周辺のあの雰囲気がなんとなく分かるんですよね。