前回の続き
朝起きられない娘をいつも
こうやって起こしていた母親が
ペアレントトレーニングで
CCQを学んで、実践してみることにした。
*おさらい*
Calm 穏やかに
Close 近づいて
Quiet 静かに
*これはCCB*
話を戻して・・・
CCQで起こす前は、
起きられない子に「穏やかに・静かに」
言っても、起きるどころか、
逆に寝ちゃうんじゃない?
と、半信半疑でした。
ところがどっこい
寝ているノンのそばまで行って
「時間だよ。起きるよ」と
何度も穏やかに声掛けをしていたら、
私にひっぱって起こしてもらおうと
手を伸ばしてきたのです。
ペアトレの臨床心理士さんいわく
「自ら手を伸ばしてきたことが、
とてもいいですね。
朝、起こされるときは
『眠い』という生理的現象のため
情緒が不安定になりやすい。
お母さんに感情的に怒鳴られると
子どもの心は容易に乱れる。
母の怒り→子の怒り
という、怒りの連鎖になりやすいですよね。
そういった二次被害を防ぐのがCCQなんです。
お母さんは、わざわざ部屋まで行って
起こすのが面倒かもしれないけれど、
結果的にお互いに嫌な気分にならずに済み、
『起きる』という目的が達成できます」
起床という場面が、
CCQがより効果的である
というのは、驚きでした。
“CCQde起床法”を実践してから、
今までよりスムーズに起きられる日が
あきらかに増えた。
のですが、
“CCQde起床法” がうまくいかない
=起きられない日もあります。
そんな時は、
ノンが起きないことが確定した瞬間
→母のCCQスイッチOFF
未熟者の私にとっては、
CCQは大きなエネルギーが必要なので、
すぐにスイッチが切れちゃう(><)
あぁ、、、ロマンチックのかけらもない。
ところが、先日
どういうわけか私の心に余裕があって、
起きられなくてもCCQを続けてみたら
ノンが後から
「今日は早く起きられなくて
ごめん」
と謝ってきたのです。
(((;゚Д゚)))) えええっ、
どういう風の吹き回し!?
これまで、「朝の母」は睡眠を妨害するインベーダーみたいな認識だったのに。
【CCQ前】
無理やり起こしにくるウザい母
↓
【CCQ後】
朝が苦手な自分を起こしてくれる母
ノンの言葉からは、まるで私が敵から味方に変わったかのようなニュアンスが感じられました。
あっ、ノンが2年生の時のエピソードを思い出した。これと本質は一緒
私が受講したペアトレの対象は、
小学6年生の親まで。
対象児はもう少し年齢が低めの印象ですが、
思春期には思春期なりの効果があるように感じました。
親子で互いの心の機微を感じとりながら
独特の緊張感をもって、
より対等な関係を築いていく時期だからこそ。
今、ペアトレを受けられて、
よかった~~~(*´∀`*)
そして、CCQの有効性が発揮される
さらに別の年代があるのでは・・・
なーんて思ったのですが、
長くなったので次回