叱る先生、待つ先生 | ノン・リン・ニョロ子の「のんほい日記」

ノン・リン・ニョロ子の「のんほい日記」

ほどほどに仲良し三姉妹と、
まずまずの仲の両親との5人で、
毎日そこそこ楽しく暮らしてます♪

次女ノンは、時に強迫観念的なこだわりが強くなり、集団行動についていけないことがある。

漢字の書き方が納得いかなくて、ノートに穴があくまで何度も消しまくるとか、手を2分間洗わないと気が済まなくて、トイレの後なかなか教室に戻れないとか。

そんなノンの行動を、1年生の時のK先生は、その都度、注意して直そうとした。

4月初め、新1年生の帰りをドキドキして待つ母への、ノンの帰宅後の第一声は必ず「今日は◯回、K先生に怒られた」だった。。。
クラスでの印象は「いつも怒られてるノンちゃん」になり、やがてクラスメイトから「先生はノンちゃんを怒るときに『また〜!?』って言うんだよ」とか、「同じことを他の子がやっても怒られないけど、ノンちゃんだと怒られるんだよ」と、1年生なりに感じるK先生の不公平さを報告してくれたりした。
ノンもそんな状況では安心感を持てなかったのか…ささいなことがきっかけで、泣き出し、なかなか泣き止まず、先生をますます困らせた。

2年生になり、担任は、今年で定年退職のベテランM先生に変わった。
1年の時のこともあり、親としては「ご迷惑おかけすると思います。スミマセン」と十分な予防線をはってのスタートだったが、最初の個人懇談でM先生の口から出た言葉は「ノンちゃんは、遅くても最終的にみんなと同じことができますから大丈夫です」

へっっっ、何それ!?
予想外なんですけど。

「ねえ、ノン。M先生ってノンがみんなより遅い時、どんな感じなの?」と聞いてみたら、

「怒らないで待っててくれるよ」

なぬ、なぬ、なぬっ。大ベテランの余裕ってやつなのか!?

そんな懐の深いM先生のもと、元気に毎日学校に通っていたある日(1年の時はしばしば行き渋った)、ノンがぼそっと言ったこと。

「あのね、K先生とM先生は全然違うんだ。K先生にはよく怒られたの。怒られたら、心が軽くなったの。でもM先生は怒らずに待っててくれるから、ずっと心が重いの」

んんん、、、どゆこと!?

長くなったので、真相は闇に。。。

じゃなくて、次回に続く