・YouTubeに関する項目「5.」を追記しました。(更新日:2021/2/16)
・「4.大喜利アカウントを作成しました」を追記しました。(更新日:2021/1/2)
・「2.【実践】回答を実際に評価」に補足情報を追記しました。(更新日:2020/10/10)
ご訪問いただき、ありがとうございます。
Ossan-Komuinです。
本記事は、
「(IPPONグランプリのような)大喜利番組は好きなんだけど、いまいち評価基準がわからないなぁ。」
というお悩みの解決をサポートするものです。
本記事では、回答のそれなりの評価基準を学び、大喜利番組をより楽しむコツを公開いたします。
私は、現在、お笑いの養成所で勉強し、毎日アメブロで大喜利のお題・回答を作成しています。そのため、初級者以上プロ未満の、それなりの評価基準を持っているものと信じています。
それなりのもので、理解もし易いかと思いますので、是非、ご覧いただければと。
0.目次
1.【大事】人が面白いと感じるポイントが評価基準
2.【実践】回答を実際に評価
3.【まとめ】大喜利番組をより楽しむコツ
4.大喜利アカウントを作成しました
5.大喜利アカウントを作成しました
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1.【大事】人が面白いと感じるポイントが評価基準
大喜利は、当然、視聴者に楽しんでもらうものであるため、人が面白いと感じるポイントを知ることが大切です。そして、それが評価基準になるものと考えています。
結論から言いますと、私は、大喜利において、以下の3点が、人が面白いと感じるポイント(評価基準)の一つだと考えています。
・与えられたお題に沿った回答の範囲(肌色の丸)内であること
・常識の範囲(緑色の丸)外であること
・相手が理解できる回答(相手の想像力を超えない回答)の範囲(赤色の丸)内であること
(以下の図でいうと、黒の横線の範囲内であること。)
これから、上記の結論に至った理由を整理いたしますが、少々長くなりますので、時間のない方は、見出し「2.」へお進みください。
1.1.どんな時に、人は面白いと感じるか
皆様は、どんな時に、面白いと感じますか?
突然このような質問を受けても、恐らく、答えることは難しいと思います。(私も怪しいです。)
この質問に関して、西条みつとし氏の「笑わせる技術」という書籍が参考になると考えています。この書籍では、笑いを以下の9つに分類しています。
・共感の笑い
・自虐の笑い
・裏切りの笑い
・安心の笑い
・期待に応える笑い
・無茶の笑い
・発想の笑い
・リアクションの笑い
・キャラクターの笑い
そして、9つの笑いのうち、一番難易度の低いものは、「共感の笑い」とされており、本記事では、この「共感の笑い」を掘り下げます。
1.2.「共感の笑い」とは
「共感の笑い」とは、いわゆる「あるある」です。
例えば、横澤夏子さんのネタ(「ちょっとイラッとくる女」等)が、共感の笑いに該当します。
なぜ、「共感」で笑いが生まれるのかは、書籍「笑わせる技術」において、
相手を共感させることで、相手との心の距離が縮まり、仲間意識が生まれるから、
である旨記載されています。(私は、仲間意識があると、笑いやすい環境が生まれるということなのだと理解しています。)
しかしながら、ただ、単に「共感」させれば良いものではなく、書籍「笑わせる技術」では、横澤夏子さんのネタのような、
常識的ではない共感(相手が口に出さないような感情や行動を、あえて口にする等)、
が、笑わせる際には必要であるとしています。
以上の点を踏まえ、大喜利において、人が面白いと感じるポイントを整理したいと思います。
1.3.「人が面白いと感じるポイント」とは
「1.2.」を踏まえると、「常識的ではない共感」が、「人が面白いと感じるポイント」となるのかと思います。しかしながら、このままでは分かりづらいので、大喜利用に、もう少しかみ砕きたいと思います。
まず、「共感」ですが、一般論として、少なくとも、相手が理解できない回答(相手の想像力を超えた回答)では得られないと思います。同様に、与えられたお題に沿った回答でなければ、共感は得られないと思います。(例えば、「子供の好きな食べ物は?」というお題に、「便器」と答えても、共感は得られないと思います。)
つまりは、共感を得るために、以下の点が大切であると考えています。
・相手が理解できる回答(相手の想像力を超えない回答)の範囲内であること
・与えられたお題に沿った回答の範囲内であること
また、「常識的ではない」という点ですが、以下のように言い換えられると考えています。
・常識の範囲外であること
以上を踏まえると、大喜利において、「人が面白いと感じるポイント」とは、以下の点をおさえたものと考えています。
・与えられたお題に沿った回答の範囲(肌色の丸)内であること
・常識の範囲(緑色の丸)外であること
・相手が理解できる回答(相手の想像力を超えない回答)の範囲(赤色の丸)内であること
この点を図で表すと、以下のようになります(黒の横線の範囲内に、「人が面白いと感じるポイント」があるのだと考えています)。
補足:
「人が面白いと感じるポイント」は十人十色です。
ここでご紹介させていただいた「人が面白いと感じるポイント」は、大きな部分であったとしても、あくまで一例であって、網羅的なものではない点、ご承知おきいただければ幸いです。
2.【実践】回答を実際に評価
ここでは、僭越ながら、過去のIPPONグランプリにて出された回答(良い例)、及び、私の回答(微妙な例)を用いて、実際に評価をしてみたいと思います。
【お題】
パソコンの全ボタンを一斉に押したら何が起きますか?
良い例:
【回答】
誰かのパソコンの全ボタンがニュッと出る(麒麟 川島様)
【評価】
・与えられたお題に沿った回答の範囲内であること
→〇(このお題に関しては、何かが起きていれば良い。)
・常識の範囲外であること
→〇(例えば、キーボードが壊れる・音が鳴る等は、実際に起こり得ることであり、誰もが思い浮かぶ常識的なこと。それとは異なる回答となっている。)
・相手が理解できる回答(相手の想像力を超えない回答)の範囲内であること
→〇(実際には起こりえないことであるが、キーボードは誰もが知っているものであり、想像することができる。)
微妙な例:
【回答】
キーボードから音がなる
【評価】
・与えられたお題に沿った回答の範囲内であること
→〇(このお題に関しては、何かが起きていれば良い。)
・常識の範囲外であること
→×(常識の範囲内のもの。)
・相手が理解できる回答(相手の想像力を超えない回答)の範囲内であること
→〇(実際には起こり得ることであり、誰もが想像することができる。)
なんとなく、お分かりいただけましたでしょうか?
3.【まとめ】大喜利番組をより楽しむコツ
以上、人が面白いと感じるポイント(評価基準)を、幾つかの例と共にまとめました。
元も子もない話ですが、大喜利番組の楽しみ方は、十人十色であると思っており、人がとやかく言うものではないと思っています。
しかしながら、上記の評価基準を頭に入れて、大喜利番組を見ると、審査する側の立場として、別の楽しみ方ができるのではないかと考えています。これが、本記事でお伝えしたかった、大喜利番組をより楽しむコツになります。
本記事により、大喜利番組がより楽しめるようになったという方がいましたら、幸せなことでございます。
最後になりますが、大喜利番組は、毎日放送されているわけではありません。もし、定期的に、大喜利(+回答の評価)を楽しみたいという方がいらっしゃいましたら、是非、私のブログまでお越しください。毎日、お題・回答を提供しております。
毎日時事ネタ大喜利
それでは、最後までご覧いただき、ありがとうございました。
引き続きまして、どうぞよろしくお願いいたします。
4.大喜利アカウントを作成しました
主に、アメブロ外から本ブログをご覧になられている方向けに、以下の機能を有する大喜利アカウント(LINE公式アカウント)を作成いたしました。
・毎日、大喜利のお題・回答(ブログの更新情報)を配信する。
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大喜利アカウントの詳細は、以下の記事にまとめてありますので、気になる方は、是非ご覧ください。
大喜利AIじゃないよ!ルールベースの大喜利アカウントのご紹介!
私のライン公式アカウントに興味を持っていただけた方は、以下のボタンから、アクセスしていただければ幸いでございます。
ボタンからアクセスできなかった方は、お手数ですが、【@466aktxr】でID検索をお願いいたします。
5.YouTube始めました
・ホームで並んでいる時間
・個室トイレ待ちの時間
・打ち〇わせの時間
・お店で料理が出てくるまでの時間
・次のテレビ番組までの時間
・CM中
・お風呂が沸くまでの時間
こんな隙間時間を埋めたい方々に、15秒大喜利をお届けします!!
少しでもお楽しみいただければ幸いです。
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