職場の同僚や
親せき・家族など、身近なところに

「もしかして発達障害の傾向があるのかな・・?」と
感じる人がいると
 
コミュニケーションに難しさを感じることが
少なくないようです。
 
 


 

 



このコミュニケーションの難しさがどこから来ているかというと

 

使っている言葉の意味がズレている

 

ということがあるように思います。

 

 


同じ単語やフレーズでも


自分が「この単語はこういう意味だ」と思って発しているのと


相手が「これってこういう意味だよ」と思っているのが


微妙にズレているんですね。

 

 


たとえば、「つらい」とか「しんどい」とか

主観の入る抽象的な言葉では

お互いが思う意味のズレがよく起こります。

 


 

「しんどくないですか?」

 

「いえ、しんどくないです」

 

みたいなやりとりってよくありますが


「しんどい」と表現するのが

ちょっとした不調だと思う人もいれば、

 

会社を早退するレベルのものを指すと思っている人もいます。

 


 

 

 



 

発達障害の方と話すときは、

 

「しんどい」がどれくらいであるか

という言葉の意味をまずそろえてから


話す必要があるんですね。

 

 


「しんどい」ってあなたにとってはどれくらいですか?

と確認するひと手間をかけることが大切です。

 

 


ちなみに、私も、

訪問看護で発達障害の傾向のある方と話すときには

このひと手間を大事にしていますよ!

 

 



 

 


 

また、日本人がよくやりがちな

言葉やフレーズに、その言葉以上の意味を含めるという

コミュニケーションも

 

すれ違いを招きます。

 

 


たとえば、

「ごはんができたよ」と伝えるとき、

この言葉には

 

「ごはんができたから、早く食べに来てね」

という意味まで含まれますよね。

 

 


このプラスαの意味を汲み取るのが

発達障害の方には難しいところがあります。

 

 

ですので、

言葉以上の意味を含めていることに

まずこちら側が気づくことと、

 

それを

ふわっとニュアンスで伝えずに

きちんと言葉にしていくことが

とても大切になります。

 

 



 

 



「ごはんできたよ!」ではなく

「ごはんできたから、食べに来てね」

 

「ごみがたまっているよ」ではなく

「ごみがたまっているから捨ててもらえる?」

 

「来週は忙しくて・・」ではなく

「来週は忙しくて遊べないから、再来週にしよう!」

 

などと、

伝えたいことを明確に言葉にしていきましょうOK

 

 


 

【大人の発達障害】というタイトルでこの記事を書きましたが

ここで紹介したコミュニケーションは、

 

実はすべての方に有効です気づき

 

 


 

 



「察する」文化は、実はそんなに暮らしやすいものではないし


私も「察する」ことを当たり前に要求されると

とても疲れます・・

 

 


発達障害の人とのコミュニケーションを考え直すとき、

私たちも一緒にラクになれるんですよニコニコラブラブ

 

 

 

 

精神疾患のある方や発達障害のある方と

長く関わる中でコミュニケーションについて考えてきました。

 

カウンセリング講座では、

私の経験からお伝えできることを

惜しみなくシェアしています。

 



 

 

身近な方の発達障害や精神疾患でお悩みの方

ご自身に発達の特性があり

人間関係の悩みがつきない方


一緒にコミュニケーションの方法を考えます。

 

ひとりで悩まずにお越しくださいね!

 


 

 


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精神科訪問看護師で公認心理師・心理カウンセラーです。

息子は3人とも不登校経験あり、フリースクール・通信制高校に通ってます。

矢印野村涼子プロフィール

 

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