認知行動療法は精神科訪問看護とも相性が良く、
ふだんから訪問の中でよく使う考え方のひとつです。
先輩方に教えていただいたり、本や雑誌から独学で勉強して使っていましたが
一度ちゃんと学び直そう!と思い講座へ申し込みました
カウンセリングで
一度しかご縁がないかもしれない方のセッションにも
うまく取り入れる方法はないだろうかという思いもありました。
講師の岡村先生は、
株式会社CBTメンタルサポートの代表取締役をされています。
認知行動療法を専門にされており、認知行動療法の普及に尽力されています。
また、セラピストの雇用や待遇の向上にも取り組まれています。
『おかゆチャンネル』としてYouTubeも運営されており
動画もよく見させていただいてます
とてもおだやかな先生で説明も非常に分かりやすいので、
私は岡村先生の大ファンなのです
認知行動療法は、心の困りごとを
困っている状況=写真で撮れるような具体的な状況で表現する
認知=困っている状況におけるイメージや考え(自動的に浮かぶものは自動思考と呼ぶ)
行動=困っている状況でとる行動。「○○する」と表現できるもの
気分=困っている状況においてどんな気持ちになるか
身体反応=困っている状況のときに心臓がドキドキする、汗をかく、などの反応があるか
に分けて整理していく手法です。
この整理の作業がとても大切
私は、ひとつの状況でしかやっていなかったのですが、
同じような心の困りごとを感じる場面を複数検証することが必要だと知りました
今後実践するときは、この困っている状況の整理を
もっと丁寧にやっていこうと思います。
やっぱり独学では限界がありますね
複数の困っている状況の整理ができたら、
共通点がないか検討し、
そこから認知と行動のクセを発見していきます。
そして、困っている状況を改善するために
①認知を変える
②行動を変える
③環境を変える(ハラスメントなどの場合)
の中から、自分が取り組めそうなものを選びます。
認知は考え方なので、なかなか変えにくい。
となると、行動を変えてみよう!となりますよね。
そのときに重要なのが
(変更後の行動を)やらざるを得ない仕組み作り!!!
これ、なるほどな〜〜って思いました
どんなに行動を変えたい!と思っていたとしても
やる気やモチベーションのみに頼ってしまうと、容易に挫折してしまいます。
ちなみに岡村先生は、この仕組み作りがとても得意でいらっしゃるそうです
これもとても大切です。
チャレンジしっぱなしではなく、チャレンジしてみてどうだったか??
振り返る機会は絶対に必要ですね
「なんとなく」や主観ではなく、客観的なデータを使って評価していきます。
不安が少なくなったことを尺度ではかったり、ということですね。
とても勉強になりました。
分かっているつもり、というのが一番良くないので、
これからも学び直す機会は積極的に持とうと思っています
そして、お困りの方に良いセッションを提供して行けたらいいなと思っています
お子様やご家族の発達障害・精神疾患に悩んだら・・私を頼ってくださいね