中学校までは、
地元の公立に進学するなら、
試験無しで自動的にあがれますよね。
しかし高校となると・・
入学試験を受けなくてはいけません
発達特性を持つお子さんの場合、
得意不得意の差が大きいことがよくありますので
勉強が苦手で行ける高校があるか心配
勉強はできるけど人間関係が難しい
そもそも不登校気味
など、各ご家庭で、
さまざまな悩みを抱えておられることと思います。
あなたのお子さんは、
何が得意で何が苦手ですか？？
得意としていること
不得意としていること
をリストアップしてみてください。
このとき、
不得意なことのほうが思い浮かびやすいのですが・・
得意なことを多めに出していく
ように意識してくださいね
子どもと一緒に考えられるようであれば、
子どもにも意見を聞いてみましょう。
ここで得意なこととしてあがってくる事柄は
お子さんがこれから生きていく上での
強みです！
学校選びや、その先の職業選びをするとき
この強みを生かした選択をして
強みを生かせる環境に身を置くことで
生きやすくなります。
発達特性をもつ人にとっては
強みを生かせる生活環境
強みを生かせる仕事
を選択するほうが生きやすい。
強みを生かした選択こそが
自分に合った環境を選ぶことにつながります。
ただし、これはあくまで選択する時のヒント。
あなたはこれが強みだから、
この道に行きなさい！ とか
この職業につくべき！この学校に入るべき！と
まわりが判断するのは違います。
最終的に決断するのは
その人自身＝子ども
が大原則です。
ときに選択を間違うこともあるかもしれません。
でも、それこそが
強みを見つけるためのプロセスであったり、
自分自身をよく知るためのきっかけにもなります。
苦手なことを
訓練や努力でカバーするのは相当な苦痛を伴います。
苦痛のわりには成果は小さいことも多く、
報われない感から自己肯定感も低くなってしまいます。
苦手なことは、
周囲の人に相談することで助けてもらう
やりやすい形に配慮してもらう
ことが必要だと考えましょう。
中学校までは、
周囲への相談や、やりやすい形への配慮を
親が子ども本人に代わって行うことも多いですよね。
学校や先生や習い事先で
お子さんの特性に配慮してもらうよう
交渉した経験がおありの方は少なくないはずです。
しかしこの先・・
高校、大学や専門学校、就職となってくると、
自分でそれをやっていかなくてはなりません。
親はいつまでもそばで支えられませんからね・・
高校時代は、
この周囲への相談や、やりやすい形への配慮を
自分でできるようになるための練習期間。
つまり・・
特性に合わせて環境を調整する練習期間
なんですよね。
強みを生かして社会に貢献し
苦手な部分は周囲の人に相談できる
ことが、
発達障害の人たちの人生スキルだと
私は考えています。
だから、高校は、
そのスキルを身につけられるところ
あるいは練習できるところ
という視点が大切なんです。
わが子の中学不登校＆高校受験を経験しました。
精神科看護師としての勤務経験もあり、
スクールカウンセラーとしても勤務しています。
お子さまの不登校に関する不安、
進学先の心配など
ご相談をお受けしております。
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大阪で公立校スクールカウンセラーと精神科訪問看護師をしています。
息子は３人とも不登校経験あり、フリースクール・通信制高校に通ってます。
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