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浮世な世界

歴史好きの男子学生が史跡やお城をまったりと紹介するブログです!

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こんにちは


現在、東京国立博物館では3月15日から4月24日まで特集「東京国立博物館コレクションの保存と修理」が開催されています。







↑展示風景です。


やはり文化財というものは、いかに長持ちして後世に伝えるかが重要です。

物である以上、劣化や破損というものは避けられませんが、それらを修復し新たに皆さんに観賞できる状態に戻すということが学芸員の重要な仕事なのでしょうね。


この企画展は今年で16回目だそうで、毎年修復した作品などをこのようにして公開しているのだそうです。


わたくし何回も通っているのですが、初めて知りました(*_*)








↑坪内老大人像画稿 渡辺崋山筆 1818(文政元)年


肖像画の名手として名高い渡辺崋山が、小浜藩の弓術指南役・坪内直之を描いた肖像画の手稿になります。


この肖像画には、筆を寝かせて持つ右手を描いた紙片が貼られていたのですが、今回の修復過程で紙片を取ったところ、筆を立てた状態の右手が描かれていることがわかり、こちらが図像の最終案だったことがわかりました。

いつしか廃案になっていた右手部分を描いた紙片が、貼られてしまったのでしょうね。


修復後は紙片を取り除き、元の右手部分が見えるようになっていました(紙片も下の方に参考として貼られていますね)。











坪内老大人像 伝渡辺崋山筆 19世紀







↑坪内老大人像付属賛文 大森文麿筆 1897(明治30)年







↑土師器 長頸壺 6世紀 岡山県倉敷市・王墓山古墳出土







↑土師器 高坏 3~4世紀 大阪府柏原市、藤井寺市・船橋遺跡出土









↑河童形土偶 前3000~前2000 新潟県糸魚川市出土


河童のような頭の形からこの名が付けられた土偶で、主に北陸地方で出土されています。

今回の修理では、欠損していた頭部や足先に樹脂を補填し、きれいに着色を施しています。







↑深鉢形土器 前3000~前2000年 東京都八王子市出土







↑緑地錦幡足垂端飾 757(天平勝宝9)年


聖武天皇の一周忌の際に使用された幡という布の切れ端で、正倉院伝来という希少なものです!









↑黄・茶地平絹幡手残欠 7~8世紀









↑釈迦三尊像 14~15世紀


紙の劣化や横折、断裂状態だったため新しく表装し直しています。









↑太刀 恒遠作 12世紀



普段とは違う視点で作品を見ることができますよ(^_^)



4月24日までです。








こんばんは


14日から発生している熊本地震ですが、現在も余震が続いている状態ですね。

多くの方がいまだに避難しているという状態ですが、一刻も早く皆さんが元気になるように祈っています。



こんな中ではありますが、簡単に所蔵品紹介をしたいと思います。





↑梅枝文丸透鐔 16世紀







↑枝垂柳透鐔 17世紀







↑胡蝶透鐔 17世紀







↑桜樹に野馬図鐔 遠山頼次作 17世紀







↑梅樹透鐔 赤坂忠重作 18世紀









↑桜花鳳凰図鐔 塚田秀鏡作 1870(明治3)年



その165に続きます。




今回紹介した作品は5月29日まで展示されています。


こんばんは


所蔵品紹介その163です。





↑桃に鹿水滴 18~19世紀







↑夕顔に蛙水滴 18~19世紀







↑蛤に流水水滴 18~19世紀







↑白沢水滴 18~19世紀









↑住吉蒔絵硯箱 16世紀









↑梅蒔絵硯箱 15世紀









↑加留多双六蒔絵提箪笥 18世紀


このようなちょっとした遊び心がまた粋ですね~










国宝 肩輪車螺鈿手箱 13世紀



その164に続きます!



今回紹介した作品は水滴類は4月17日、蒔絵類は4月24日まで展示されています。







こんばんは


所蔵品紹介その162になります!







↑重要文化財 毘沙門天立像 1162(応保2)年頃


元は奈良市にあった中川寺(現在は廃寺)に安置されていたもので、平安後期の仏像にもかかわらず、截金や彩色が残っている点で非常に貴重なものだと思われます。

また、目には玉眼が程化されていることから、ちょうど平安から鎌倉に移行する仏像様式の流れを知る上でも重要ですね。

ちなみにこの像の寄贈者が、かの川端龍子というのも凄いですね!







↑不動明王立像 11世紀


桜の木から造られているというのが面白いですね。









↑如意輪観音菩薩坐像 13世紀









↑吉祥天立像 10世紀











国宝 広目天立像 12世紀 浄瑠璃寺蔵


木津川市にある古刹・浄瑠璃寺に伝来している四天王像の一つで、彩色や文様が非常に綺麗に残されています。

これだけの傑作にもかかわらず、その伝来は一切わかっていないのだそうです。


浄瑠璃寺はわたくしが今一番行きたい寺院です!















↑重要文化財 十二神将立像のうち戌神・申神・巳神 13世紀


こちらも浄瑠璃寺伝来していたものですが、現在は4体が東京国立博物館、8体が静嘉堂文庫美術館と個人所蔵になっています。

こちらは広目天像よりも後の鎌倉時代に製作されたものですが、伝来では運慶の作ともいわれています(どうやら慶派の工房で制作された説が濃厚だそうです)。













↑重要文化財 十二神将立像 12~13世紀 曹源寺蔵


こちらも一説には慶派が制作したといわれている像群ですが、やはり一堂に揃うと圧巻ですね!

今にも動き出しそうな躍動感が素晴らしいですね(・∀・)



今回紹介した作品は4月17日まで展示されています。











こんにちは


本当は今日は上野で開催されている「黒田清輝」展に行く予定だったのですが、起きたのがついさっきだったので今日は断念(笑)


また来週にします(^▽^;)



さて展示が今日までの作品がまだあるので、そちらの紹介を。








↑花鳥 山本芳翠筆 19世紀


ちょうど「黒田清輝」展が開催されていますが、山本芳翠は法律家を目指していた黒田を画家の道へと誘った人物です。

山本は日本の歴史や神話を、西洋画の技法で新たに構築した人物で、彼の『浦島図』は明治の洋画の中で一番好きかもしれませんね。









↑勿来関 五姓田芳柳筆 19世紀


昨年の九月に神奈川県立歴史博物館で開催された「五姓田義松—最後の天才—」がにわかに注目されましたが、そんな五姓田義松の父が五姓田芳柳です。










↑晩春 長原孝太郎筆 1915(大正4)年









↑試鵠 曾宮幸彦筆 1890(明治23)年


描かれているのは甲冑を身にまとった厳めしい武士(実際は鹿児島藩の弓術師範だそうです)ですが、西洋の油絵技法で描かれているのが面白いですね。

わたくしが長年見たかった作品でもあります(´∀`)



今回紹介した作品は4月10日まで展示されています。