小料理屋KAORIの今日の一品 -2ページ目

マッシュ里芋のムース風 素揚げ野菜添え

前回、エイプリルフールのおフザケ記事 を書いたら

思いの外反響がありまして…

妹や母から「オメデタ!?」と電話が入ったり

友人から「体調崩したの?」とか「γ-GTPがついに危険値か」と

心配のメールを頂いたり。

「ほんとか嘘かわからないギリギリライン」を狙いすぎたようです。

ご心配頂いた方、ありがとうございます。

そしてお騒がせしてゴメンナサイ…


えー、改めて、酒控える予定は今のところありません苦笑

ブログもこれまで通りお酒の肴をアップしていきますので

今後ともよろしくお願いします~。



今日はちょっと気取ってカクテルグラスに盛りつけたアミューズ(前菜)を。

シャンパンにも良し、日本酒にはもっと良し。

週末ゆっくりディナーに、またおもてなし料理としてどうぞきらきら!!


小料理屋KAORIの今日の一品

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【材料】 (2人分)


里芋 小さい物なら2~3個

生クリーム 30~50cc程度でお好みで

顆粒コンソメ 小さじ1~2

塩(今回はハーブソルトを使用) 適量

粗挽きミックスペッパー 少々


素揚げ用野菜(にんじん・かぼちゃ・ごぼうあたりがオススメ)

 (今回は野菜チップスで代用)



【作り方】


① 里芋を洗い、皮のまま水を張った鍋に入れ茹でる。


② 沸騰して10~15分し、里芋が柔らかくなったら一度冷水にさらし

   皮を剥く(この方法だと、つるんと手で簡単に剥けますひらめき電球


③ ②に生クリームを加え滑らかになるまでつぶし

   (ミキサー/バーミキサー/フードプロセッサーだと尚良しです)、

   味を見ながらコンソメ・塩・粗挽きペッパーで味を調える。

   生クリームもお好みの加減で足してください。


④ ③を冷蔵庫で冷やし、カクテルグラスに盛りつける。

   お好みで素揚げにした野菜(野菜チップス可)を挿して完成! 

業態変更のお知らせ ~花写真館~

今日から新年度ですね。

相変わらずの寒さで、全然実感ないですが(笑)


さて、突然ですがご報告です。

諸事情によりしばらくお酒を控えることになったので、

お酒と一品料理の店・小料理屋KAORIも当面の間休業とすることといたします。


その間、「花写真館」に業態変更しブログ自体は続けていこうと思いますので

皆さま引き続きよろしくお付き合いください好


花 クローバー2 花 クローバー2 花 クローバー2 花 クローバー2 花 クローバー2 花 クローバー2 


ではさっそく。

先日、友人2人から大きくて色とりどりの、素敵な花束をもらいました。

春先取りですね。Mさん・Sちゃんありがとう!

小料理屋KAORIの今日の一品


さっそく家中に飾らせてもらいました。

我が家には花瓶がないので、色々な物で代用です。


こちらはワインの空きボトルに活け玄関に。

寒い外から帰ってきて、玄関入った瞬間に春を感じられるのっていいなぁ。

小料理屋KAORIの今日の一品


こちらはお手洗いの隅に。

フルートグラスに活けています。

100均で入手した物ですが、ディスプレイ用に重宝しています音譜

小料理屋KAORIの今日の一品


洗面所にも。

花瓶代わりにしているのはブルゴーニュグラスのボウル部分。

カーネーションの色合いが柔らかで、朝の慌ただしい時間帯も

何となく優しい気持ちになれる気がします…?

小料理屋KAORIの今日の一品


あ、奇跡的に花瓶が1つ出てきました!

深紅のミニバラと深紅の葉っぱ(なんて名前だろ?)をメインにしたら、

若干ビジュアル系バンドの仕上がりになりました(笑)

ダークブラウンのオーディオ台に置いたらしっくり。

小料理屋KAORIの今日の一品


剣山もオアシスもなく、生け花の知識もほぼ皆無。

グラングランする花達に「そこで止まれ!」と

不毛な号令をかけながら格闘すること小一時間。

むしろお目汚しになったら申し訳ないですが

(こんなことなら実家の母に習っておくんだったあせる)、

私個人としては楽しく潤いのある時間になりました蝶々




ま、年に一度くらいはこういう日記も良いんじゃないでしょうかね。

今日くらいは、ねぺこ

ひと手間加えた大人のジャーマンポテト

今日は北海道らしいじゃがいものお話。


北海道は言わずと知れたじゃがいも王国。
沖縄を除く都道府県全てで生産されているじゃがいもですが、
国内生産量のうちおよそ8割が北海道産です
(ちなみに2位は長崎県で、割合は4%程度)。


さて、そんなじゃがいも王国に住んでいると、
本州ではなかなか見ることのない品種を日常的に見かけます。
男爵・メークイン・キタアカリは当たり前、
トウヤ・ワセシロ・インカノメザメ…

それぞれに色・味・食感の特徴があるので、
作る料理によって使う品種を分けられるのが嬉しいところ。

まぁ、どう使っていいのかわからず手を出せていない物も多いというのが

どちらかと言えば本音ですが…


ここのところ、近所のスーパーでマチルダという品種が
並んでいたので、買ってみました。
調べてみると、面積当たりの収量が男爵の1/3程度の希少品種だとか。
通販で売ってる農園もいくつかあるようです。
今回は規格外品だったのか、むしろ男爵より安く購入(笑)


小粒で球形に近い楕円形、皮は薄く芽も浅いため、
ちまちま皮を剥くのは大変そう 皮つきのまま調理したら美味しそうひらめき電球
というわけで、フライドポテト風のジャーマンポテトです。

「茹でた後に揚げ焼きにする」という手順を踏むことで、
外はカリッと、中はほくほくに仕上がりました。


小料理屋KAORIの今日の一品


余談ですが、本場ドイツではこんな料理のことを

ブラート・カルトッフェルン(Bratkartoffeln)と言うそうな

(※Brat=焼く、kartoffeln=じゃがいも)。


そして余談の余談として、日本には

「ジャーマンポテトの研究及び普及、ジャーマンポテト愛好者の交流を

推進し、以って社会生活の向上を目指す」という理念を掲げた

日本ジャーマンポテト協会 」なるものが存在します。



【材料】


じゃがいも(できるだけ小粒のもの)

ブロックベーコン

にんにく 

お好みで玉ねぎ

 (今回は不使用)


バター

粗挽きブラックペッパー

お好みでドライハーブ

 (今回はローズマリーとタイムを使用)



【作り方】


① じゃがいもをよく洗い、泥をきれいに落とし、半分に切る。


② 水からじゃがいもを茹で、沸騰したら塩を加え、

   竹串を刺して「一応通る…でも少し硬い」くらいで湯を捨てる。

③ ②と同時進行で、油をしかないフライパンで、一口大に切った

   ブロックベーコンを、表面がカリッとするまで炒めておく。

④ 熱してバターを溶かしたフライパンに、スライスしたにんにくを入れる。

   香りが立ってきたら、断面が下になるように③を並べ、

   表面がきつね色になるまで揚げ焼きにする。


⑤ ④に③のベーコンを加え、フライパンを回して炒めながら

   塩とブラックペッパー(お好みでハーブも)を全体にまぶす。

   ブラックペッパー多めで、ビールが進む大人の味ですじゅる・・


⑥ アツアツのうちにハフハフ言いながらビールと一緒にどうぞきらきら!!

鶏レバーのペースト

3月も残すところあと1週間!

だというのに札幌は今日も名残り雪雪


こんな週末は外に出るのも億劫なので、時間と手間のかかるお料理でも。

難しそうと思ってこれまで敬遠してきたレバーペーストです。

いざ作ってみたら、調理前の血抜きと調理後の冷却に時間がかかるものの、

特別な材料を省略しても、分量も相変わらず目分量でも、

そこそこの物に仕上がることが判明しました(笑)


非雪国の方はそろそろ春本番だと思うので、

クラッカーとチーズとワイン…とレバーペーストを青空や桜の下で

というのもオツなのではないでしょうか桜


北海道の方はあと1ヶ月以上はそんなこと到底できないので、

せめて日が長くなった喜びを噛みしめつつ、

夕暮れ時から飲み始められる時のお供にするのが良いでしょう白ワイン


いずれにしても、驚きのスピードでバゲットが胃袋に消えていきますので、

普段の倍量用意することをお勧めしますにやり


小料理屋KAORIの今日の一品
「なぜバターナイフじゃなくスプーン?」というツッコミはご容赦ください。


ひっそりとランキングに参加中です。。


【材料】 (ココット2つ分くらい)

(分量はそれぞれきっちり計ってないのでアバウトです。目安程度に…)

鶏レバー 200g

玉ねぎ  小~中1個

にんにく 1かけ


牛乳(臭み消し用) 適量


ローリエ 1枚

ローズマリーやタイムなどのハーブ 

 (今回は両方(ドライ)使用)

ブランデー 30ml

バター 20g

生クリーム 30ml

塩 

胡椒(今回は粗挽きミックスペッパーを使用)


レシピによっては、材料にセロリ/ケイパー/アンチョビ/ポートワイン…を

使うなど、バリエーションが色々ありますが、

結論、常備していない材料をわざわざ揃えなくてもなんとかなります(笑)

臭み消しに、何らかのハーブは使った方が良いと思います。



【作り方】

① 鶏レバーの下処理をする。 白い部分(脂肪・筋)を落とし、

   たっぷりの水に浸け30分程度置く。

   水が濁ってくるので途中で取替えたり、細く水道を出したりしておくと◎


② 水気を切った①を牛乳に浸す。1時間~一晩程度。

   今回は2時間程度でしたが、臭みは大分抜けていたように思います。


③ 少量の油を敷いたフライパンでにんにくを炒め香りを出し、

   薄切り/大きめのみじん切りにした玉ねぎを加えて炒める。


④ ③に水気を軽く拭き取ったレバーとローリエ等ハーブを加え

   ブランデーを回しかけ、火が通るまで炒めながら水分を飛ばす。

⑤ バターと生クリームを加えミキサーにかけなめらかにし、

   味を見ながら塩・胡椒で味を調える。


⑥ ⑤が冷める前にココットに流し込み、ラップをかけ冷蔵庫へ。

   あぁぁ完成が待ち遠しい!


⑦ 冷えて固まったらバゲットにたっぷり塗って召し上がれにこ

やさしい春になりますように

前回2月末にブログを書いてから2週間。

札幌にも、心待ちにしていた春がやってきました。


と言っても、色とりどりの花が咲いているわけではなく。

雪解けが進んで、路面が顔を出したり、あちこちに海ができていたり。

先週は、職場の駐車場の氷をつるはしで割っては

お湯を撒きながら排水溝に流すという、雪国らしい季節行事(?)も行いました。


北海道の「しばれる寒さ」を経験すると、

この時期の「寒さが緩む」という表現がしっくりきます。

最低気温は相変わらず氷点下ですが、

昼間の日差しが柔らかくて優しい。

寒さにこわばっていた肩や背中・奥歯の力がふっと抜ける瞬間、

心も体も軽くなります。


今日は3月11日。

被災地の方々は、力の抜けない1年を過ごしてこられたのだろうと思います。

北海道と同じく、長い冬の後の春を心待ちにしているだろう東北、

昨年は春の訪れを楽しむことなどできなかったのでしょう。

今年は少しでも、暖かい幸せを感じられる春になりますように。



小料理屋KAORIの今日の一品
 (2011.4.30 中島公園(札幌)にて)


今日はレシピはお休みします。

また近いうちに。。。