川越style「はじまりの扉~未来へつなぐRemodule Painting.~」ゆきき | 「小江戸川越STYLE」

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「時が人を結ぶまち川越」
川越のヒト・コト・モノ、川越物語りメディア、小江戸川越STYLE。
川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

過去へつながる扉、そして、未来へつなぐ扉。

はじまりの扉から、未来がはじまる。

 

2019年12月30日(月)~31日(火)、元町一丁目にある『Kawagoe まちやど「ゆきき」』でオールナイトで行われたのが、「はじまりの扉~未来へつなぐRemodule Painting.~」。


◇はじまりの扉~未来へつなぐRemodule Painting.(リモジュールペインティング)~◇
『Kawagoe まちやど「ゆきき」』店舗入り口にあるアール扉。
この建物の象徴的なデザインであるこのドアは、2020年1月から始まる耐震補強工事のため解体されなくなることが決まっています。
テイラーサイトーから続く建物の歴史と記憶を、このアール扉に閉じ込めるためにライブペインティングを行うこととなりました。』

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①12月30日(月)17:00~23:00
 12月31日(火)10:00~15:00
※ペイントの完成時間は未定です。
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②ライブ配信について
下記時間に配信を予定いたします。
★12月30日(月)
・17:00~ 配信①オープニング
・19:00~ 配信②福島さん×岸対談
・22:00~ 配信③ゆききのこれまでとこれから

★12月31日(火)
・14:30~ 配信④はじまりの扉公開

※それぞれ5分以内
※場合により、配信時間は、ズレたり、中止になることがございます。随時お知らせさせていただきながら実施します。
※上記時間の他にも定期的に進捗情報や応援メッセージを配信できたらと考えています。
※配信はInstagramのライブ配信を元にFacebookへシェアしてゆく予定です。ゆききのインスタアカウントは@yukikicomです。ぜひ事前にフォローください。
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【開催場所】
Kawagoe まちやど「ゆきき」
埼玉県川越市元町1-8-8
【アーティストプロフィール】
◆福島英人
Hideto Fukushima
Remodule Painting.代表
1993年生まれ。山梨県出身。大学で建築デザインを学ぶ。在学中、壁面にデザインを塗装したり、ロゴデザインなど製作する課程でサインペイントや商業デザインなどへ関心が高まり、サインペインターという職種を志す。現在は川越を拠点に活動している。
■Remodule Painting.(リモジュールペインティング)
https://remodulepainting.tumblr.com

【ゆききのご紹介】
川越元町商店街の中、銭湯旭湯さんのおとなりに2020年春オープン予定の「ゆきき」は、「1日1組限定のまちやど」と「リラクゼーションサロン」です。
魅力的なお店が並ぶ川越市元町一丁目を楽しむ仕掛けを、街の方と共に作っていきたい。
多くのご縁を紡ぎ、心に残る癒しの時間を結う。
「ゆきき」が願っているのは、そんな場所です。
現在、川越市主催の第三回キテミル川越大賞受賞監督、一ノ瀬晶さんにリノベーションのドキュメンタリー映画を撮って頂いてます。映像リンク先はホームページにてご案内しております。

https://yu-kiki.com/
ゆききのこれまでとこれからをぜひご覧頂けたら嬉しいです。

【岸善昭プロフィール】
Yoshiaki Kishi
ゆきき代表
川越育ち。臨床検査技師として総合病院に勤務。病院・睡眠クリニック・メディカル系企業・ホテル、デパート内サロン・蕎麦屋(百丈)・居酒屋を経験。
医療から健康・介護・予防医療・美容分野に関わり、現在は「たくさんの人が笑顔でいる時間を」とセラピストに。
予防医療のスペシャリストを目指し、健康コンシェルジュとしてカウンセリングと癒しのもみほぐしを行う。
現在は、都内デパート内サロンで、セラピストとして働きながら、川越元町一丁目商店街のそば屋でアルバイトをし、街の方や事業に賛同している仲間と活動しています。
『Kawagoe まちやど「ゆきき」』
【1日1組限定のまちやど・リラクゼーションサロン ゆきき】
◆川越市元町一丁目、旭湯さんおとなり
お問い合わせ先
info8@yu-kiki.com
[WEBサイト]
https://yu-kiki.com/
[SNS]
Twitter
https://twitter.com/_yukikicom/
Facebook
https://www.facebook.com/yukikicom/
Instagram
https://instagram.com/yukikicom/

 

今の記憶を留めながら、未来へ繋ぐ扉にしようというプロジェクト。
縁があり、協力してもらうアーティストが、元町一丁目とも縁の深いアーティスト福島英人さん。

福島さんにゆききの扉にペイントしてもらい、ペイント後、ドアは解体までこの場所に展示し、建物完成後には、帰るときにだけ見つけることができるアートとして外階段上の壁に取り付けることが決まっています。

(工事で解体される一階部分)

 

福島さんにとっては、12月30日の夕方から描き始め、翌31日の昼過ぎの完成予定までオールナイトで絵を描き続けるというチャレンジになります。
この場所のストーリーを想起させるドアペイント。
ライブペイントの模様は、ライブ配信を使い時間を決めて配信しようと計画。

一体、この扉にどんな絵が描かれていくのか。

開催はSNSを中心に告知され、多くの人がゆききと福島さんの挑戦を応援に、あるいは差し入れに来ていました。

 

ひと と まち が ゆきき し
まちやど と リラクゼーション の出会う場所。

 

2020年春にオープン予定の、『Kawagoe まちやど「ゆきき」』さん。
ゆききでは、1日1組限定のまちやど、リラクゼーションサロンを展開します。
お店ができるのが、川越の元町一丁目。

一番街の札ノ辻から川越市役所へ行く本町通り沿いにあります。

川越市役所から徒歩1分ほど。銭湯「旭湯」の並びになります。

(川越style「ゆきき」1日1組限定のまちやど リラクゼーションサロン 元町一丁目

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12534941667.html

 

ゆききでは、既にSNSで事前発信を行っており、アカウントで現在の状況、イベント開催などを発信しています。
1日1組限定のまちやどは、宿泊施設として機能し、さらに日々のサービスとしてリラクゼーションサロンを運営していこうとしています。

建物二階部分がゆききとなる予定で、これから本格的な工事が始まります。

(テイラーサイトー時代のジャケットが発見される。建物の歴史として引き継いでいこうとしている)

 

「ゆきき」の運営していくオーナーが、岸善昭さん。

 

岸さんは地域と共に歩んでいきたいと、積極的に地域の輪に参加している。

ゆききから目と鼻の先、川越市役所前交差点にある蕎麦店「百丈」で働いているのも、地域に溶け込もうとしている面もあった。

 

元町一丁目と岸さんの繋がりで、大きな結びつきのきっかけになったのが、第3回「キテミル川越ショートフィルム大賞」で、一ノ瀬晶監督の「おわりはじまり」が大賞に輝いたこと。

この作品に、ゆききが登場するのはもちろんのこと、岸さんも登場人物の一人として出演しているのだ。

《第3回キテミル川越ショートフィルム大賞 大賞「おわりはじまり」》
■おわりはじまり(一ノ瀬 晶/14:05/日本/ドラマ/2019)
あらすじ
『かおるは、手放すことにした家のクローゼットから夫・泰明愛用のジャケットを30年ぶりにみつける。
そのポケットからは、かつて泰明がかおるに宛てたとおぼしきメモが。メモの内容はなんと町中をめぐる謎解きクエスト。
かおるは渋々ながら30年前の夫の「いたずら」につきあう事を決め、小さな小さな「冒険」の旅にでる。』

 

「おわりはじまり」の重要な舞台となっているのが、ゆききがある元町一丁目。

その後、元町一丁目で映画上映したいと、一ノ瀬監督などを中心に画策。

勢〆本店さんの協力を得て2019年8月27日に上映会が決定すると、上映会のために会場となる蔵を掃除しました。
おわりはじまりの関係者のみならず、岸さん含めた有志も集まってみんなで蔵を掃除して綺麗にし、上映会を開く状態にした。




そして、2019年8月27日に開催したのが、「こんなライブみたことない!勢〆☆おくらいぶ『かいじゅうのうまれるところ』」でした。

◆初お目見え。川越元町一丁目の幻の蔵で、第3回キテミル川越ショートフィルム大賞グランプリ映画『おわりはじまり』の受賞記念【映画×音楽】ライブイベントを開催!
会場は『おわりはじまり』の舞台となった酒屋「勢〆本店」。川越元町一丁目にこの店ありといわれる名店です。その店の深奥にひっそり佇む幻の蔵が、初めて一般開放されます。
たそがれ時に、くぐり戸くぐって通り土間を抜けると、そこはお蔵ワンダーワールド! 蔵出しジャズ×映画イベント「かいじゅうのうまれるところ」を楽しんだあとは、お狐様が守る庭で、coedoビール片手に駄菓子をつまむ。勢〆本店・奥の庭、初お披露目イベントは見逃せません!
◆独特なスタイル。『おわりはじまり』の音楽制作
録音スタジオにモニターを持ち込み、本編を流しつつ、即興で音楽をあてました。このアクロバットを担当したのが、キーボードの小林創とドラムの木村おうじ。二人の変幻自在のワークは冴えわたり、本作を大賞へと羽ばたかせてくれました。
「映像」と「音楽」が出会い、スパークし、作品となっていくさまは、まさに「かいじゅうのうまれるところ」。
◆イベント内容
本作監督、一ノ瀬晶も交えて録音当時の様子をふりかえったり、その場でちょっと再現してみたりします。そしてメインイベントは、映画『おわりはじまり』とふたりとのジャズセッション!
音楽の入っていない本編に、ふたりが再び音楽をあてていきます。どんな「かいじゅう」が生まれるか? それは見ての聞いてのお楽しみ。


映像に合わせて生LIVEで音楽が演奏されるという画期的な試み。
一瀬監督が意識したのが、川越まつりの曳っかわせでした。
その場の状況で即興的にセッションする曳っかわせの要素をこの上映会でも採り入れたのでした。

当日は多くの人が勢〆本店さんの蔵に訪れ、映画×音楽×お酒×ダンスを楽しんでいたのでした。

(川越style「おわりはじまり」第3回キテミル川越ショートフィルム大賞大賞作品 元町一丁目

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12521941372.html

一つの作品から、人の輪が広がり、街を巻き込み、おおきなうねりになっている。
一ノ瀬監督は、この作品に留まらず、撮影は引き続き続けていくと話す。

なんと、ゆきき・岸さんをテーマにした映像を現在撮影中。

 

その後も、ゆききとなる場所を知ってもらおうと、川越まつりの10月19日(土)、20日(日)の2日間、ゆききで上映会を兼ねたイベントを開催しました。
「おわりはじまり ー Yuのおわり ゆききのはじまり ー」

◇◇おわりはじまり-YUのおわり ゆききのはじまり-◇◇
『川越元町1丁目の旭湯さんのお隣で、只今オープンに向け準備中の「ゆきき」で開催されるイベント「おわりはじまり」は、着工前に、この姿が最後になる「YU」を楽しみ、親しんでもらうイベントです。
イベントでは、「第3回 キテミル川越ショートフィルム大賞」でグランプリを受賞した一ノ瀬晶監督作品の上映会とリラクゼーション体験会を開催。
美味しい川越のお酒をいただきながら、川越まつりを中から楽しめるイベントです。
①上映会について
一ノ瀬晶監督作品 SHORT FILM『おわりはじまり』と、川越市元町1丁目が舞台のドキュメンタリー映画『川越のリノベーションを追え!TEBENTO映画プロジェクト』プレ映像を上映いたします。
②リラクゼーション体験会について
身体の筋肉やツボのもみほぐしです。
お疲れの箇所をダイレクトにケアいたします。
運動不足や疲労、ストレスからくる筋肉の緊張を深い部分から癒し、血液・リンパの流れを促進させます。また新陳代謝を促し、筋肉の疲労を和らげます。
■タイムテーブル
☆10月19日(土)
【第1回上映会】
17:00 開場
17:30-18:30 上映会
☆10月20日(日)
【リラクゼーション体験会】
11:00-15:00
16:00-17:00
【第2回上映会】
14:30 開場
15:00-16:00 上映会
【第3回上映会】
17:00 開場
17:30-18:30 上映会(完全招待制)


(2019年10月「おわりはじまり ー Yuのおわり ゆききのはじまり ー」)

 

人の輪が広がっていき、今では「ゆきき会議」が定期的に開催されるほどに。
ゆきき会議は、勢〆本店さんを会場に「ゆきき」と「元町一丁目」の未来を考える会議です。
大体毎週16時~19時。勢〆本店の店内を借りて行っている。
勢〆本店さんのツートップをはじめとして各年代の男女が意見を交わす、途中参加、途中退出自由のゆるいけど本気の会議。
参加者は必ず勢〆で飲み物を購入するシステムになっています。

 

そして、扉のペイントを行うアーティスト福島英人さんは、ゆききの並びで市役所前交差点にある「BurgerCafe honohono」さんのサインペイントや「glin coffee」さんのロゴデザインも手掛けていることで知られる。

さらに言うなら、glin coffeさんの前進である、「torattoria giorno」さんのペイントも手掛けており、元町一丁目との縁の深いアーティスト。

福島さんは、アートを身近なものに感じてもらおうと、他のアーティストたちと共にライブペイントイベントを行うこともあり、4月にウニクス川越・ウェスタ川越で開催されている「世界自閉症啓発デー Light it up blue川越」でライブぺピントを行っている。

ウニクス川越エスカレーター横にて、EARTH BLUE ART、「Painters street at Light It Up Blue 2019」が開催。
若手ライブペインターによる青・世界・地球をテーマにライブペイントです。

ライブペイントの運営を担当したのが、ライブペイントなどの企画・運営を行うアートプロジェクト集団、「View Cas Arts」。


(川越style「世界自閉症啓発デー Light it up blue 川越」ウニクス川越

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12262975510.html
「View Cas Arts」
HP:

https://www.viewcasaarts.com/
 

2019年12月30日、ゆきき。

福島さんの挑戦を応援しようと、ゆきき会議のメンバーはじめ、呼びかけに集まった面々が扉の周りで固唾を呑んで見守る。

扉に向かう福島さんは、オールナイトで描き続けるため完全防寒装備。

18時半頃からペイントのための下準備、そしておもむろに扉に新しい色を塗っていきました。




この後も一心不乱に描き続ける福島さん。

人の往来がなくなり、ゆききの特設ライトだけが明るく輝いている。
応援隊は絶えることなく、談笑しながらも手は休めることなく動かしていった。

ゆきき会議のメンバーによって定期的にライブ配信も行われました。
深夜になっても、福島さんのペイントは休むことなく、いやさらに没頭していくのでした。

どんな絵が描かれていくのか。わくわくしながら応援隊が寄り添う。

明けて、12月31日大晦日。

極寒の朝のゆききでは・・・福島さんはひと晩寝ずに扉の絵を描き進めていました。
ペイントは仕上りに近い姿に。

ここまでくればどんな絵か分かるでしょう。

そうです、工事でなくなる一階部分の姿を、扉に描きとっていたのです。

当初は別のイメージがあったそうだが、岸さんやゆきき会議の面々と話すうちに、このイメージが湧いてきたのだという。
見守る応援隊から感嘆の声が漏れる。


12月31日午前11時、陽が強くなってきて肌もジリジリ焼けそうなほどに。
福島さんのペイントは、水彩塗料をのせるとすぐ乾いてしまうようで描きにくさと悪戦苦闘。
それでも、昨日夜からすでに16時間描き続け、扉の絵は最後の仕上げに入っていった。
そして、13:50。

福島さんに夜「はじまりの扉」が完成。


 

扉の裏には、福島さんと岸さんがサイン。

 

ドアは解体までこの場所に展示し、建物完成後には、帰るときにだけ見つけることができるアートとして外階段上の壁に取り付けることが決まっています。

2019年の年の瀬にあった、川越の中の挑戦と、地域の人と人の繋がりの物語。

 

そして2019年はゆっくりと暮れてゆき、新しい年がはじまっていきました。

 

 

ゆききは、これから工事が始まり、2020年春にオープンに向けて準備が本格化していきます。

オープンすれば人の集う新たな場所として定着していくことでしょう。

 

はじまりの扉から、未来がはじまる。

 

『Kawagoe まちやど「ゆきき」』
【1日1組限定のまちやど・リラクゼーションサロン ゆきき】
◆川越市元町一丁目、旭湯さんおとなり
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