川越の新たな農業の担い手。
障害を持っている人たちの新たな雇用。
二つの大きな可能性が、この場には秘めています。
命の源である、食物。
食物の確保・供給を支えているのが、農業。
誰しもが農業の大切さを痛感しながら、しかし、農業の実態を顧みる機会はそれほど多くない。
農業の現場では問題が日々深刻化しています。
農業の担い手不足の問題です。
農業と福祉を繋ぎ合わせ、今までの課題の解決策の糸口とし、また、新たな可能性を広げていく。
農・福連携でのまちづくり。
川越でかつてない試みが始まりました。
2018年12月にオープンしたのが、障害者向け就労支援事業所「まごころファーム川越」さん。
まごころファーム川越があるのは、川越市とふじみ野市の境にある川越市古市場。
JR南古谷駅から南へ走る県道335号並木川崎線から、バス停「城北中学・高等学校」がある「川崎」交差点を東へ曲がる。
新河岸川に架かる養老橋を越えて道なりに進むと左に見える建物が、まごころファーム川越。
川越の古市場と言えば、かつては新河岸川の舟運で栄えた地域であり、福岡河岸記念館といった場所が往時の歴史を伝えています。
「まごころファーム川越」
一般社団法人福祉環境ソリューションズ 多機能型事業所
住所:〒350-0014 埼玉県川越市古市場366-1
TEL:049-265-7906(代)
FAX:049-265-7907
Email:magokorofarm.kawagoe@gmail.com
HP:
https://magokorofarm-kawagoe.jimdofree.com
Blog:
https://magokorofarm-kawagoe.jimdofree.com/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0/
「まごころカフェ」
多機能型事業所まごころファーム川越内
営業時間: 10:00~15:00
(土・日曜日、祝日、お盆、年末年始を除く)
・営業時間外のご利用案内
平日は、カフェを営業していますが、営業時間外および休日は、イベント、会議、宴会等、多目的にご利用いただけます。
また、ご希望があれば、お料理、お飲み物などをご予算応じて準備させていただきます。お気軽にご相談ください。
<公共交通機関によるアクセス>
①東武東上線 上福岡駅下車
バス停 「福岡駅入口」から
⻄武バス・古01(南古⾕駅⾏)に乗車
バス停 「城北埼⽟中学・⾼等学校」で下車
徒歩5分
②JR川越線 南古谷駅下車
バス停 「南古谷駅」から
⻄武バス・古01(上赤坂⾏)に乗車
バス停 「城北埼⽟中学・⾼等学校」で下車
徒歩5分
<車によるアクセス>
新規の建造物なので、ナビでは正確な場所を示さない場合があります。
近くの「宿場食堂」を目指して来られると分かりやすいです。
道路を挟んで宿場食堂の斜め向かいにあります。
駐車スペースは十分あります。
建物内に足を踏み入れると、開放的な室内にテーブル・椅子が配されたカフェ、目線を外へ向けるとガラス張りの向こうに広がるのは広い畑。
この畑で季節の農産物を育ており、また、敷地内では椎茸の栽培も行っている。
自家栽培の農産物を使い、まごころファーム内のまごころカフェでは採れたての素材を使った料理を提供しています。
「まごころファーム川越」は、一般社団法人福祉環境ソリューションズが運営する、多機能型事業所。
障害を持っている人たちの仕事を増やしていきたい。
障害を持っている人たちの特性・潜在力を活かした仕事がもっとあるはず。
そこで、今の時代の要請から、障害者を結ぶ絶妙なマッチングが生まれました。
新たに注目したのが、農業。
農商工という言葉がある通り、これまで農業×商業、農業×工業などの連携はさかんに言われてきましたが、これからの時代は福祉との連携も範疇に入っていくはず。
まごころファーム川越で掲げる大きなテーマが、農業×福祉の農福連携です。
農業の担い手不足と障害者の持っている特性を合わせ、農業の活性化・障碍者雇用という二つの課題を同時に解決する端緒にしていく新しい試みです。
「まごころファーム川越」
■はじめに
『私たちが楽しいお仕事をサポートします
「まごころファーム川越」は障害者が自立していくことを目指します。
働いて、報酬を得て、独立して楽しく生活する。
そのことがあたりまえであるために当事者、家族、
行政、そして私たちスタッフといっしょに悩み、
学び、チャレンジしませんか?』
自立を目指して
■サービス内容
1.作業内容
お一人おひとりの特性や体調など、適正に応じて取り組めるように配慮しながら作業をしていきます。
初めての作業は、各スタッフが丁寧に指導します。
(1)就労継続支援( A型10名、B型20名 )
菌床しいたけ栽培をメインとして、その他、喫茶業務
および次亜塩素酸水の製造作業等を行います。
(2)生活介護支援( 10名 )
日替わりで学習プログラムを実施したり、
就労につながる訓練作業を行います。
例)絵画、音楽、書道、公文、パソコンなど
2.一日の流れ
■施設概要
(1)主要設備
地域交流広場(カフェ)
生活介護室
相談室
シャワー室
梱包作業室
しいたけ栽培室
(2)施設概要
施設名称 : まごころファーム川越
開設年月日: 2018(平成30)年12月1日
施設種別 : 多機能型事業所
利用定員 : 就労継続支援事業 A型10名、B型20名、生活介護10名
建物構造 : 木造、鉄骨造1階建て
就労設備 : 生活介護室、菌床しいたけ栽培室、梱包作業室、シャワー室、ロッカー室
共用設備 : 地域交流広場(カフェ)、誰でもトイレ1、男子トイレ2、女子トイレ3
(3)運営会社
会社名称 : 一般社団法人 福祉環境ソリューションズ
代表理事 : 樋口 忠
設立年月日: 2017(平成29)年6月28日
事業内容 : 障害者総合支援法による各サービス事業
介護保険法による各サービス事業
医療、福祉施設の開設、経営に関するコンサルティング事業
不動産業、農業、林業など
関連会社 : 株式会社NSS サービス付き高齢者向け住宅 まごころレジデンス大金平
https://magokoro-residence.jimdo.com/
<利用者募集>
当事業所の利用者(就労継続支援B型、生活介護)を募集しています。
オープンしてまだ間も無いため、まだまだ定員になるまで空きがあります。
障害をお持ちの方で、当事業所での就労にご興味あるかたは、まずは、お気軽ご相談ください。
見学、体験、実習は、随時(10:00~12:00, 13:00~16:00)受け付けています
(ただし土日、祝日は除く)。
当事業所のサービスを利用するための手続きの流れ。もし、利用の方法が分からない場合は、まずは、当事業所に連絡をください。丁寧に説明いたします。
また、見学、体験・実習等はいつでも大歓迎です。気軽にお電話ください。
まごころファームにあるまごころカフェは、軽食やパスタ、ドリンク、デザートを提供。
日替わりランチは日替わりでメニューが変わっていき、その日その日で違う楽しみを提供ています。
まごころカフェは、利用者・職員の利用に留まらず、地域の人の食事や喫茶、憩いの場として、また、地域交流の場として気軽に立ち寄ってもらう空間を目指している。
料理は食材にもこだわり、川越の福田の高梨農園さんのお米などを使い、ジャムなどは自家製、健康志向の食事を提供しています。
「まごころカフェ」
営業時間: 10:00~16:00
(土・日曜日、祝日、お盆、年末年始を除く)
これまで日替わりランチで提供したメニューの一例
・椎茸ハンバーク、切り干し大根、ナポリタン、目玉焼き、椎茸のみそ汁、ヨーグルト、発芽玄米おむすび
・挽き肉と卵の二色丼、小松菜のおひたし、厚揚げ、ぬか漬け、みそ汁、ヨーグルト
・カレーコロッケ、エビフライ、玉子焼き、切り干し大根、スパゲッティサラダ、ぬか漬け、みそ汁、発芽玄米おむすび、ヨーグルト
・アジフライ、卵焼き、かぼちゃサラダ、椎茸のチーズ焼き、自家製ぬか漬け、椎茸のみそ汁、ヨーグルトと自家製りんごジャム
・大根と鶏スペアリブと椎茸の煮物、ほうれん草のおひたし、玉子焼き、ぬか漬け、椎茸のみそ汁、発芽玄米おむすび、ヨーグルトみかんジャム
また、希望があれば、料理、飲み物などを予算応じて準備をしてくれる。
まごころカフェのランチに通うようになると、食事に毎日のように使われている食材があることに気付くでしょう。
それが、椎茸。
おかずに使われたり、味噌汁の具になったり、まごころカフェの象徴のような食材が、椎茸。
なぜ椎茸??
というのは、実は、まごころファームでは椎茸を自家栽培しており、建物奥が椎茸栽培工場になっている。
ハウスの中には、棚に栽培ブロックの菌床(きんしょう)がずらりと並ぶ。
一つ一つの菌床から、たくさんの椎茸が出来ます。
今後はここで全ての工程、菌床の製造・おが粉 攪拌、袋へ詰め込み・釜入れによる殺菌・クリーンルームでの接種・ビニールハウスで培養・しいたけ菌の成長・発生・収穫・出荷という一貫体制を整えようとしています。
この自家栽培椎茸が、まごころカフェの料理に毎日のように使用されている。
収穫されたばかりの椎茸は新鮮で瑞々しい。
カフェの料理に欠かせない素材なのです。
農業に力を入れているのが、ファームと名の付くまごころファームの特徴。
川越産椎茸・川越産農産物の生産者として、まごころファーム川越は川越の農業の担い手として独自のポジションを確立していくはずです。
農業と福祉を結び付けた展開が新しく、これからの時代を先取りしているよう。
椎茸栽培も他の農産物栽培も、障害を持っている人たち(利用者)の仕事である。
椎茸栽培も農産物栽培も、地道にこつこつ進める作業が多い。
障害を持っている人たちの特徴として、一つのことに向かう集中力の高さや一定の作業をこつこつを進めるのを厭わない、むしろそちらの方が向いている人たちが多く、農業の仕事には潜在的に向いている人が多い。
対人関係が苦手な人もいて、黙々と進める農作業の方が合っている人も多い。
障害者の職は、作業所で下請け的な軽作業も多い中で、農業の分野となると、期待の担い手になる。
ここが目の付け所。
就労継続支援A型の利用者については、ここで積んだ経験を活かし農業就労を目指していく。
農業の方から見ても、福祉との連携は大きな可能性を感じさせるのだ。
まごころファーム川越では、椎茸栽培の方法を見ると分かる通り、個人の裁量で農産物を作るのではなく、システムで農産物を作ろうとしている。
個人裁量では他のプロの農家にはかなわない、トータルなシステムで農産物を作り、障害を持っている人が安定して働ける仕組みを創ろうとしている。
福祉に農業を掛け合わせることで、お互いの課題を補完し合うのみならず、相乗効果で新たな社会が生まれていく予感が漂う。
福祉×農業。
今まで着目されなかった連携ですが、こんなに有効な関係になる二つもなかなかない。
福祉×農業が日本の課題に一石を投じていく。
期待の新しい事業ではありますが、根付かせ成長させていくのには時間も必要。
というのが普通ですが、まごころファーム川越に関しては違った。。。
オープンから街の話題になり、各方面の人が訪れ、この新規事業の形を視察に訪れる人が引きも切らない。
まごころカフェでは、平日はカフェを営業していますが、営業時間外および休日は、イベント、会議、宴会等、多目的に利用することもできます。
広い空間で伸び伸びと開催したい時には打ってつけ。
まごころファーム川越でのイベント以外にも、外部のイベントに出店する予定もあり、ファームとして最もふさわしいイベントと言えば、農産物の祭典、「川越Farmer’s Market」。
2019年7月蓮馨寺で開催するファーマーズに出店が決まっています。
(川越style「川越Farmer’s Market」2018年7日1日蓮馨寺 川越収穫祭
https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12388633669.html)
ファーマーズでは菌床しいたけのしいたけ収穫体験を開催予定です。
農業×福祉が切り拓く可能性は無限大。
農業を活性化させる。
障害者の働く場を創る。
まごころファーム川越の展開はまだ始まったばかり。
川越の在り様が変わっていきます。
「まごころファーム川越」
一般社団法人福祉環境ソリューションズ 多機能型事業所
住所:〒350-0014 埼玉県川越市古市場366-1
TEL:049-265-7906(代)
FAX:049-265-7907
Email:magokorofarm.kawagoe@gmail.com
HP:
https://magokorofarm-kawagoe.jimdofree.com
Blog:
https://magokorofarm-kawagoe.jimdofree.com/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0/
「まごころカフェ」
多機能型事業所まごころファーム川越内
営業時間: 10:00~15:00
(土・日曜日、祝日、お盆、年末年始を除く)
・営業時間外のご利用案内
平日は、カフェを営業していますが、営業時間外および休日は、イベント、会議、宴会等、多目的にご利用いただけます。
また、ご希望があれば、お料理、お飲み物などをご予算応じて準備させていただきます。お気軽にご相談ください。
<公共交通機関によるアクセス>
①東武東上線 上福岡駅下車
バス停 「福岡駅入口」から
⻄武バス・古01(南古⾕駅⾏)に乗車
バス停 「城北埼⽟中学・⾼等学校」で下車
徒歩5分
②JR川越線 南古谷駅下車
バス停 「南古谷駅」から
⻄武バス・古01(上赤坂⾏)に乗車
バス停 「城北埼⽟中学・⾼等学校」で下車
徒歩5分
<車によるアクセス>
新規の建造物なので、ナビでは正確な場所を示さない場合があります。
近くの「宿場食堂」を目指して来られると分かりやすいです。
道路を挟んで宿場食堂の斜め向かいにあります。
駐車スペースは十分あります。