川越style「サルコ的♪ ハロウィンkurotome美魔女ランチパーティー☆」2017年10月 | 「小江戸川越STYLE」

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「小江戸川越STYLE」代表:石川真


日本に定着したと言っていいハロウィン。
川越でも今年も各地でハロウィンにちなんだ商品提供、ハロウィンイベントが開催されました。
ハロウィン商品として目をひいたのは和菓子店「彩乃菓」さんのかぼちゃをテーマにしたハロウィン和菓子。ハロウィンパレードとしては、本川越ぺぺ前広場から川越駅西口ペデストリアンデッキまでの全長1km以上のロングコースを約300名のゲストとパフォーマー達が歩く「川越ハロウィンダンシングパレード」。雨のため内容を変更して開催されましたが、川越を代表するハロウィンイベントになっていました。
2017年10月28日ウェスタ川越・ウニクス川越の「おとまち小江戸秋まつり」もハロウィンを意識した催しがたくさん。実は川越のハロウィンフィーバーは他の街では見られないものかも。

 

 

(「おとまち小江戸秋まつり」2017年10月28日ウェスタ川越・ウニクス川越

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12324895059.html
ハロウィンを取り込んだイベントが多数行われた川越の中でも、川越らしいハロウィンイベントがこちらだったかもしれません。
「和服でハロウィンを楽しむ提案」。
着物でハロウィンと言っても、着物で街歩き自体は既に川越で定着している文化であり、特段珍しいものではない。この日も一番街を中心にして、着物姿の人が数多く見られました。
今回のイベントが川越の新境地だったと言えるのは、その着物がまた珍しいものだったのです。。。
2017年10月31日、ハロウィンの日に開催されたのが「サルコ的♪ ハロウィンkurotome美魔女ランチパーティー☆」。
ハロウィンの日に和服でハロウィンイベントを主催したのはお馴染み、「アズール・スタイル」の鈴木明美さんと「れんたるきものや 寛kan」の大島寛子さん。

両者は着物を仕事にしている人で、着付けという共通項がある。今回もこの二人だからこそ成り得た企画だったでしょう。
アズール・スタイル鈴木明美さんのブログ
・「出張着付け&レッスンのAZURE★STYLE『きものde行こう!』」
https://ameblo.jp/azurestyle/
そして、れんたるきものや 寛kanさんのことは、以前記事にしていますが、一番街にあるお店には、連日観光客が川越の和の情緒をより楽しむために着物レンタルにやって来る。外国人観光客にも多く利用されているお店。着物姿で街を歩く人の姿が今の川越で定着したのは、こうした気軽にふらりと立ち寄れるレンタル着物のお店があちこちにあることが大きく関係しているのは間違いない。

 

 

 

(「れんたるきものや 寛kan」着物をもっと身近に 川越で着物を着て街歩きを楽しむ

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12256234476.html

 

大島さんと鈴木さんはタッグを組み、着物をより楽しんでもらうため、もっと身近なものに感じてもらうために「きものdeサルコ♪」という会を2014年に立ち上げ、これまで様々な着物イベントを主催してきました。着物は着ることはもちろんのこと、着物を着て何をするのか、どこに行のか、という着物の広がりを提案している二人。
「サルコ」とは「ぶらつく、歩き回る、見て回る」ことを鹿児島弁(鈴木さんの出身地)で、「さるく」と言うので、着物好きな二人が考えるイベントコンセプトにぴったり!ということで命名したのだそう。
1)大袈裟に構えず、気軽に。
2)とにかく着物を着て出掛ける。
3)参加者に楽しい体験をしていただく。
「きものdeサルコ♪」の企画は年に数回定期的に開催していて、2017年5月には「袴deご朱印集め!&ゆりりんの吉貯金講座!in 川越♪」を開催しました。

 

 

 

 

(「袴deご朱印集め!&ゆりりんの吉貯金講座!in 川越♪」2017年5月27日きものdeサルコ♪

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12280114445.html
あの企画も斬新で、川越の新境地を切り拓いたと言えるイベントでした。
「袴」にフィーチャーしたのが他にはない新しさでしたが、確かに袴に興味を持ち、着てみたいと思っている人は潜在的に多数いることは事実、そんな声を日々二人は受け止めているからこそ出てきた発想でした。一人では恥ずかしくても、みんなで着ればあら楽しくなっちゃう!というノリで、ひととき普段では味わえない非現実感を楽しんだのでした。
袴を着てみんなで川越を散策するという内容の中で、さらにもう一つ、川越的に面白い切り口だったのが、川越の神社仏閣の御朱印を集めて回るという企画もセットにしていた点。
御朱印巡りはブームというか昔から定着したものですが、川越で御朱印巡りも楽しめることを見せた点が新しかった。川越の旧市街地は由緒ある神社仏閣が点在していることは知られていますが、御朱印巡りという観点で見られることは少なかった。
・川越氷川神社
・三芳野神社
・成田山川越別院
・喜多院
・仙波東照宮
・川越八幡宮
・川越熊野神社
・蓮馨寺
・妙昌寺
・見立寺
などなど、知られていないだけで川越の神社仏閣も御朱印はやっているのです。それを大島さんが問い合わせて確認し、御朱印巡りを敢行したことが画期的でした。
こうして考えると、女性的感性が川越の可能性を広げていることに気付きます。
「袴deご朱印集め!」から5ヶ月・・・
次に大島さんと鈴木さんがきものdeサルコ♪で企画したのが、これもかねてから要望が多かった、黒留袖。
黒留袖ををみんなで着よう!というイベントが・・・
10月31日(火)「サルコ的♪ ハロウィンkurotome美魔女ランチパーティー☆」でした。
『サルコ♪も実は前回の袴イベントで10回目!(多分!)でした。いつの間に~~!そして、11回目になる今回は初心に戻り、第一回目と同じ川越で開催いたします。
それも、ハロウィンですので、黒~~い着物、黒留袖で集まるのはいかがかと。もちろん、黒留袖でなくても大丈夫!普段着物をおしゃれに楽しく着てくるのも有りですよ!ハロウィンなので、コスプレしてくるもよし♪
黒留袖をなかなか着る機会がないということで以前からご要望はいただいていたのですが、大々的なイベントもなかなかできませんでした。
今回こじんまりと(笑)大げさに考えず気軽に!黒留袖を着てみるっていうのはいかがですか。箪笥からぜひ引っ張り出して着てみましょう!』


結婚式の定番の黒留袖ですが、普段も着てみたい!着たっていいじゃないの!?さらに黒留袖は魔女のようでもあり?ハロウィンの日に開催することになりました。
和服×ハロウィンという組み合わせを提案するところがさすが二人。
西洋のイベントであるハロウィンを日本にそのまま持ち込んで楽しむのはよく見られますが、日本ナイズというか、見事に川越ナイズしたハロウィンというのは画期的で川越初の試みだったでしょう。
それにしても着物でハロウィンを楽しもうとするとは・・・今まで川越で誰が想像したでしょう。
川越らしいハロウィンとして新たな境地を切り拓いたと言ってもよかった。
参加者揃っての食事会、その後は一番街を散策し、川越氷川神社へ行くという行程となっていました。
食事会を舞台となったのは、通り沿いにある「カフェ・エレバート」さん横の脇道を進んで行った先にある、和服姿がぴったりなお店、一番街にある「風凛」さんの二階。
窓から見下ろす中庭が風情があります。「風凛」 
https://r.gnavi.co.jp/b216802/
〒350-0065 埼玉県川越市仲町6-4
今回のイベントで頼んだランチが「ミニ小江戸コース」2300円税込

 

 

 


11時半に参加者が続々と集まってきて着席、華やかな色の着物で登場するのかと思いきや、やって来る人の着物が黒、黒、黒。。。黒留袖。
各地から集まったイベント参加者が、自慢の黒留袖などに身を包み、川越の街を楽しもうということ。ハロウィンと言えば、そう、魔女。黒留袖を魔女に見立てて開催したのでした。
黒留袖は寛kanさんでレンタルでき、着付けもしてくれます。
もちろん、黒留袖限定というわけでなく、ハロウィンを意識した華やかな着物を着ている人も。
初めて黒留袖を着たという人もいて、顔を合わせた時からみんなテンション高め。冒頭からお互いの着物の話しに花が咲きます。
「昔は日本人はファーマル・インフォーマル合わせてみんな着物だった。それが今はフォーマルの着物だけが残っていますが、普段着として着物をもっと身近に感じて欲しい」という大島さんと鈴木さんの願いが籠められていました。
着物、というと、特に観光客が選ぶ着物は明るい色で華やかな柄ものが多く見受けられますが、シックな着物を着たいという人ももちろんいるはず、そういう点からのセレクトとしても、黒留袖は一つの選択肢でした。
黒留袖と言っても結婚式そのままのフォーマルスタイルではなく、カジュアルダウンし、各自がアレンジを加えていて結婚式風ではあるけれど結婚式とは全くの別物。どこにもないオリジナル黒留袖をそれぞれが作り上げていました。


 

 

 


一番街の風凛さんで食事をした後は、風凛さんを舞台にした撮影会。
風情あるお店の雰囲気に着物が合う、、、というより、黒留袖が合うことがここで発見されました。落ち着いた空間に落ち着いた色合い、相性が抜群で、空間と着物がお互いに引き立て合っているようでした。
黒留袖をこうして川越の街に合わせて試していった例はかつてなかった。黒留袖を通して川越を再発見しているようでした。(という見方は取材者の掘り下げで、本人たちは楽しんでいるのが一番にある)

 

 

 

 



そして一行は、一番街~川越氷川神社散策へと向かっていきました。
一番街に突如現れた黒留袖姿の一行は、着物姿を見慣れた川越の中でも、やはり周囲の目をひいた。。。
結婚式??いや、結婚式の黒留袖にしては派手でそこかしこにハロウィンテイストが散りばめられている・・・一体何の一行なんだろう?と振り返られ続けていました。
大島さんのお店「れんたるきものや 寛kan」でハロウィンの被り物などで集合写真。


魔女風黒留袖にハロウィンを取り込んだスタイルはやはり衝撃的。
一番街で観光客に呼び止められて、一緒に記念写真を撮る場面もあちこちで。

 

 

 

 


一番街を進み、大沢家住宅と金笛 笛木醤油川越店さんの間にある小路、「稲荷小路」に入って行く一行。
脇道と落ち着いた黒留袖との組み合わせもまた合います。

 

 

 

ちなみに、稲荷小路には川越の豚肉、小江戸黒豚を使ったとんかつ専門店「さく膳」さんがオープンしたことは伝えたばかり。

(「とんかつ さく膳」川越のブランド黒豚 小江戸黒豚を使ったとんかつ専門店 あじわい稲荷小路

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12313349705.html

 

幸すしさんの向かいにある本宗稲荷神社へお詣りし、お月見セットで記念写真を。

その後は、ここから車の通りを避けて脇道から脇道へ、川越氷川神社へ辿り着きました。
平日にもかかわらずこの日も境内は参拝者でいっぱい。

 


 


 



歩いた後は小休止と、むすびcaféさんでまったりと過ごす一行。神社の近くでもハロウィンコスプレの人がいて、和と洋のコラボを見せました。

 

 

 

川越氷川神社から一番街へ戻って来る。念願だった黒留袖を着て、さらに川越の街を楽しんで大満足の表情の参加者。

一番街に来た時に・・・ふと、気付いた。

蔵造りの建物はもともとは黒漆喰で真っ黒な建物だった。それが月日を経て剥がれ、下地である白色が見え隠れするようになって、今、黒と白の絶妙なコントラストが多くの人の目を惹きつけている。

その蔵造りの建物の街並みと、黒留袖がなんとも合い、一体となった感じを放っていた。

明るい着物とは違う、黒留袖だからこその溶け合い方があって、一番街の見え方ががらりと変わるようだった。自然体で、凄いことを提案したものだと改めて思います。

 

 

一番街から埼玉りそな銀行向かいの路地を入ったところにある雑貨店「ベトナム小粋雑貨サニーサイドテラス」さんに立ち寄る一行。

サニーサイドテラスの佐々木さんも黒い洋服でハロウィンのようでもあり、黒留袖の面々の中に入っても溶け込んでいました。

 

さらに、この日は大島さんの「れんたるきものや 寛kan」を利用したお客さんも川越の街を散策していて、途中で合流。

そのお客さんとは・・・

ビーズアクセサリーの講師・販売をしている「tam.J beads&craft」さんをはじめとした講師の人たち。

tam.J beads&craftの田村さんはウニクス南古谷や浦和で講習を開催していて、ウニクス南古谷にあった「天使の小箱」のイベントなどの時に何度も紹介しています。
ブログ「*Daily-accessory* -tam.J-」
https://ameblo.jp/daily-accessory/
まさかこの日、大島さんのお店を利用したお客さんというのが、田村さん一行だったとは。講師陣で着物を着て川越散策を企画したのだそう。
田村さんは川越に住みながら初めて着物を着て街歩きをしたそうで、他の講師と共に普段とは違った気分で川越を楽しんでいました。


「サルコ的♪ ハロウィンkurotome美魔女ランチパーティー☆」、黒留袖を着たい!それをハロウィンに開催することで自然な形で実現してしまった発想、行動力。見事に和服でハロウィンという川越的新しい提案を見せたのでした。
一人では恥ずかしくてもみんなで渡れば怖くない!和服の可能性をさらに切り拓いたのでした。

大島さんと鈴木さんの「きものdeサルコ♪」の次なる展開は・・・なんと、振袖姿で街を散策という案も出ていて、これもかつてない試みになりそう。

振袖姿の写真を以前撮っていても、今見ると納得できないものであるという声は女性に多いそう。そういう声を仕事を通して日々丁寧にすくい取って、楽しみに変えてしまう二人。

振袖姿の大人の女性の川越散策、和服の楽しみ方、可能性はこれからも広がっていきそうです。

 

着物をもっと身近に。楽しく。

 

・「出張着付け&レッスンのAZURE★STYLE『きものde行こう!』」
https://ameblo.jp/azurestyle/

 

・「れんたるきものや 寛kan」着物をもっと身近に 川越で着物を着て街歩きを楽しむ

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12256234476.html