「川越まつり」2016年10月15日、16日 | 「小江戸川越STYLE」

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「小江戸川越STYLE」代表:石川真

2016年10月15(土)、16日(日)「川越まつり」。

川越まつり参加山車一覧
幸町 翁の山車
元町二丁目 山王の山車
仲町 羅陵王の山車
志多町 弁慶の山車
松江町一丁目 龍神の山車
宮下町 日本武尊の山車
三久保町 賴光の山車
脇田町 家康の山車
新富町一丁目 家光の山車
仙波町 仙波二郎の山車
南通町 納曾利の山車
川越市 猩々の山車

喜多町 秀郷の山車
大手町 鈿女の山車
松江町二丁目 浦嶋の山車
今成 鈿女の山車
元町一丁目 牛若丸の山車
連雀町 道灌の山車
西小仙波町 素戔嗚尊の山車
通町 鍾馗の山車
野田五町 八幡太郎の山車
菅原町 菅原道眞の山車
旭町三丁目 信綱の山車


川越まつりの見どころ
○市役所前の山車揃い
1ヵ所で多くの山車を見られるチャンスです。
15日(土)14:00~15:00頃 山車が市役所前に勢ぞろいします。
16日(日)13:30~15:00頃 山車が市役所の前を集中して通ります。


○宵山の山車展示
15日(土)18:00~19:00頃
会場内に山車が飾り置きされ、じっくりと山車と囃子をご覧いただけます。
※旭町三丁目は宵山の山車展示に参加いたしません。
各山車の場所は参加町の会所、宵山の山車展示位置情報でご確認ください。
http://kawagoematsuri.jp/matsurimap2016.html
※各見どころの時間は、前後することがあります。
 
○夜の曳っかわせ
交差点で山車と山車が出会うと、
山車の正面を向けあって囃子と舞いを披露し合います。
川越まつりの一番の見どころです。
場所:仲町、札の辻、連雀町、本川越駅前の各交差点ほか市内各所
15日(土)19:00~21:00頃
16日(日)18:30~21:00頃


○交通規制
10月15日・16日は市内に交通規制が敷かれます。

周辺道路は大変混雑しますので、公共交通機関をご利用下さい。
15日・16日車両通行禁止 10:00~22:00
 交通混雑が予想される区域・車両通行禁止区域は、

下記のサイトから「川越まつり交通規制マップ」でご確認ください。
また、交通規制区間は、自転車に乗って通行することもできません。(自転車は押して通行してください。)
<川越まつり協賛会からのお願い>
川越まつり開催期間中は、来場者の安全を確保するため、
会場内における「ドローン等(無人航空機)」の使用はご遠慮ください。


「川越まつり 公式サイト」

http://www.kawagoematsuri.jp/index.html





(夜の部「川越まつり2015」10月18日 百花繚乱の曳っかわせ

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12087021872.html


2016年川越まつり、今年はどんなドラマが見られるでしょうか。

山車の曳以外にも、特に本川越駅から一番街までの中央通り沿いには、

川越市内各地からやって来る囃子連が櫓の上で囃子を演奏する居囃子も行われます。

各囃子連を聞き比べてみてはいかがでしょうか。


川越まつりは、10月になったら期待が高まり、当日盛り上がり、

祭りが終わったらしぼんでいく、一瞬の華、ではなく。

一年を通して、川越まつりに繋がるもの、行事は常に街に通奏低音として流れ続けている。
その年中行事の一つの集約、「到達点」が川越まつりで、

また別の言い方をすれば、全体の中の一つの「通過点」が川越まつりでもある。

祭りに深く携わる人ほど、川越まつりが全てとは思っていない。

ただやはり、中心があるから周りの物事が決まり、一年が回っていく、

川越まつりが川越の中心にあるから、今こうして街は回っているのだ、というのは確実。

街が、街の人が、一つに集約される日というのはこの日以外にないので、

盛大に楽しむことが、川越まつりの継続・発展になると信じたい。

・・・という前置きをした後に、

川越の祭りや行事は季節折々に様々なものがあり、川越まつりだけではないこと、

耳を澄ませばいつだってお囃子の音色が届き、山車を見上げることができる、川越の街。

2016年も、元旦からお囃子の音色に包まれた川越、

連雀町の雀会囃子連は町内などの家や店を挨拶に回る「門付」で新年を祝っていた。




(「連雀町雀会囃子連による元旦の門付」2016年1月1日

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12112998070.html


寒さが厳しくなる冬も、お囃子の毎週の稽古は欠かさず続き、

来たる春に向けて稽古場では熱を帯びた稽古が行われていった。

また、お囃子に携わる人たちの個々の活動も発展を見せ、

雀会の一員で「天狐」を舞っている緑さんは、yoga講師として、

あるいはウェスタ川越のジャズダンス講座の講師も担当していました。



(「ウェスタ川越の講座」ジャズダンス講座全12回 2015年12月7日~3月14日

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12134640833.html

そう、川越まつりの山車に乗る舞い手は、こうしてプロのダンサーもいるのです。

2016年3月始め、2015年12月から始まった講座は、

ウェスタ川越2階市民活動・生涯学習施設 活動室3にて

毎週月曜日19:30~21:00に行われてきました。

全12回の講座で、最後の3月14日はスタジオパフォーマンスとして、

練習の成果を一般の人の前で披露しました。

応募した参加者の顔触れは、ダンス経験者から

踊ること自体初めてという人もいて、広く市民が参加していました。

ここまで練習を重ねてきた参加者を、

「この講座はプロを目指すのではなく、

健康な体作りという趣旨で、皆さんに楽しんで踊ってもらうことを考えています」と緑さん。
ただ、エクササイズとしてだけでなく、ジャズダンスは舞台芸術であるので、

衣装、メイク含めた非日常感も楽しんでもらいたい、と話していました。


緑さんは、川越でyogaスクール「LOVE LIFE YOGA」を主宰している人で、

お寺でyoga、あるいは川越Farmer'sMarketの朝yogaも担当し、

先に触れた、連雀町雀会囃子連に所属し、川越まつりでは道灌の山車で天狐を舞っている人でもある。

(午後の部「川越まつり2015」10月18日市役所前の山車巡行から一番街

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12086584994.html


さらに言えば、昨年川越在住の写真家、須賀昭夫さんの作品作りに密着した際に、

花を担当していたのが、連雀町交差点近くの花屋「花鐵」の相曽さんだった。

連雀町の連々会の副会長です。


 


(「team R」花の作品 制作の現場に密着

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12109663140.html


寒さが柔らいできた2016年春、

昨年の川越まつりから祭り熱が落ち着いていた川越は、

暖かさと共にいよいよまた、祭りの活気が甦ってきました。


(連雀町にある蓮馨寺の桜は満開に)

3月下旬から小江戸川越春まつりがスタート、毎週のように川越各地で催しが行われ、

4月になると各地でお囃子などが披露される機会が増えていった。

石田の獅子舞、

南田島氷川神社の足踊り、
中福の八雲神社、今福の菅原神社での川越祭りばやし、
中福の稲荷神社での中福の神楽、
石原町の観音寺での石原のささら獅子舞、

そして、5月のGWの小江戸川越春まつりフィナーレイベントでは、

新富町一丁目や元町一丁目、連雀町が山車展示と居囃子実演を実施。

連雀町は熊野神社で太田道灌の山車の展示と居囃子実演を行い、

これにて一ヶ月以上に及んだ今年の川越の春祭りが幕を閉じました。
 




(2016年5月GW熊野神社 道灌の山車と居囃子より)

ちなみにこの5月のGWでは、連雀町の中央通りや蓮馨寺を舞台に、

川越青年会議所による「こころおどるKAWAGOEフェスタ」が開催されていました。

山車が曳行される通りで、子どもたちが陸上競技などのオリンピック競技を体験、

子ども神輿を担いでいたのも、川越まつり的になんとも印象に残る光景でした。



(「こころおどるKAWAGOEフェスタ」2016年5月5日仲町交差点~連雀町交差点、蓮馨寺

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12157801130.html


GWが過ぎると観光客が押し寄せる怒涛の日々がひとまず落ち着き、

蓮馨寺の桜はピンクから青々した葉に衣替えをしていった。

梅雨に入り、夏を目前にすると、今年もまた川越Farmer’s Marketの季節が到来。
蓮馨寺に川越の農産物が集まり、

食べ物や雑貨、ワークショップ、音楽が詰まった収穫祭が行われました。

この日の朝には、雀会の緑さんの朝yogaも実施。


 



(「川越Farmer’s Market2016夏 後編」2016年7月3日蓮馨寺 

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12178471293.html


7月、梅雨が明け、本格的な夏を迎えると、今度は川越の夏祭りの季節。

7月30日、31日に開催された「川越百万灯夏まつり」では、

町内囃子連が居囃子で祭りを盛り上げ、

また、市内のいくつかの囃子連が山車・・・ではなく、移動式屋台を作って街を練り歩き、

お囃子の音色で祭りの空気を染め上げました。

連雀町の雀会囃子連も町内を中心に屋台を曳行、

そして、町内を出て行った先、

小江戸蔵里の山車蔵前に陣取る新富町一丁目の榎会囃子連の屋台に近づき、向き合うと、

山車同士の囃子の競演、曳っかわせ・・・ならぬ、屋台同士で囃子の競演、曳っかわせを魅せました。

お互い山車に乗る囃子連同士、ここにも川越まつりが。川越まつりは既に始まっていたのです。




(「第35回川越百万灯夏まつり」2016年7月30日、31日連雀町囃子連『雀會』屋台曳き回し

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12186554372.html


8月になると、熊野神社の盆踊りがあり、

川越まつり会館に展示していた道灌の山車を町内に戻すため、

朝の5時前にまつり会館に集結した連雀町の面々。

川越まつりの山車の、もう一つの物語。

川越まつり会館に常時二台の山車が展示されていることはお馴染みですが、

あの山車展示が、定期的にいろんな町内の山車に入れ替わっていたことをご存知でしょうか。

二ヵ月間隔で入れ替わり、そのタイミングが来ると

山車保有町内自身がまつり会館から山車を町内に戻します。
もちろん展示する時も同様、町内の人がまつり会館に曳いて行き、展示される。

6月に展示が始まった連雀町の道灌の山車は、8月、入れ替わりの時を迎え、

山車を町内に曳いて戻していた。そしてここにも、川越まつりの山車曳行の、もう一つの物語があった。

 


 


 

(「川越まつり会館 山車の展示入れ替え」道灌の山車をまつり会館から熊野神社へ

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12194797650.html


9月になると、だんだんと川越まつりの足音が聴こえてくるようになる日々。

蓮馨寺では周辺商店街による「昭和の街の感謝祭」が開催されました。

 


 



(第三回「昭和の街の感謝祭」蓮馨寺と周辺商店街 2016年9月10日

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12199339321.html


10月に入り、街中に紅白の幕が下げられる「軒端揃え」が見られると、

いよいよという雰囲気が漂ってくる。

川越まつりを明日に控え、各町内慌しく準備が進められている中、

連雀町内では、熊野神社にある山車蔵から道灌の山車を曳き出し、

所定の位置に移動させようとしていた。

そう、前日に山車を出して、いつでもスタンバイOKの状態にしておくのが恒例。

いよいよこの時が来たか、と町内の人はもちろん、山車自身もやる気がみなぎっている様子。




他の町内でも山車を表に出して準備しているところがあり、

川越まつり前日、地域の子どもたちが山車を見て回るのを散歩コースにしているのも、

この日ならではの風景。大きな山車を目の前にして、子どもたちが歓声を上げている。

観光客などが立ち止まって山車を見上げている中でも淡々と準備の手は進み、

地面に木の板を置いて、山車の通り道を作っていく。

そして山車の周りの人が集まると、ゆっくり、ゆっくりと山車を前に押し出し、

山車蔵から社務所横の駐車場まで押して行きました。



 



 
この位置で山車を留める。一晩明かし、明日の川越まつりを迎えることになります。
祭りの準備はこの後も慌しく続いていきました。

晴天に恵まれそうな今年の川越まつり。

川越が一年で一番熱くなる二日間が始まろうとしています。。。


「川越まつり 公式サイト」
http://www.kawagoematsuri.jp/index.html