川越style「最明寺(さいみょうじ)」地域に根付き地域に開かれたお寺 川越水上公園隣り | 「小江戸川越STYLE」

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「時が人を結ぶまち川越」
川越のヒト・コト・モノ、川越物語りメディア、小江戸川越STYLE。
川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

現代における寺院の役割は通夜・葬儀などの、いわゆる死後の伝統的な儀式が中心となっています。
しかし、本来の寺院の存在意義とはそれだけでなく、困っている人々のための救いの場である。
歴史を遡れば、駆け込み寺や寺子屋(塾)としてお寺は地域の担いを背負っていました。
大切な人を亡くした後は、誰しもが心に空白や深い悲しみを抱きます。
そのアフターケアを担うのも、寺院の大切な勤めではないでしょうか。
ストレスが多いとされる現代社会において、川越の最明寺(さいみょうじ)は、「訪れた人が平和な気持ちになって帰れる」、そんな寺院としての在り方がじわじわと広がり、支持を広げています。 

 

最明寺があるのは、川越水上公園のすぐ隣。

水上公園の入口から右手に本堂が見え、市民なら一度は目にしたことがあるでしょう。周辺は昔から変わらないのどかな風景が広がります。
水上公園内の自然もいいですが、実は水上公園周辺の田んぼがあり、古い建物が残りという川越の素の風景がまたいいもの。

最明寺は、そういう場所で750年間川越を見てきました。

「瑶光山 最明寺(さいみょうじ)」
〒350-1104 埼玉県川越市小ケ谷61(川越水上公園に隣接)
TEL 049-242-3921
E-mail:remoni1718@gmail.com
HP:
https://www.saimyouzi.com/
Facebook:
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Instagram:

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アクセスマップ

■電車
東武東上線
川越駅(西口)から西武バスかすみ野行き(35番系統)水上公園入り口下車
西武新宿線
本川越駅から西武バスかすみ野行き(35番系統)水上公園入り口下車
JR川越線
川越駅(西口)から西武バスかすみ野行き(35番系統)水上公園入り口下車
西川越駅から徒歩約15分
■車
関越自動車道
川越ICを川越方面に、ロジャースのある交差点を左折、川越西郵便局の交差点を左折。セブンイレブンのある交差点を右折。高橋土建の先を左折。つきあたりを左に進むと、右側に最明寺があります。
 

最明寺縁起
『當山の由来は、鎌倉幕府執政北条相模守平時頼が弘長二年(1262)に創建した事にり始まります。
最明寺 鎌倉幕府初代執権北条時政により、伊豆修善寺に於いて暗殺された源氏二代将軍源頼家の二男である千寿丸が落ち延びて出家し、瑶光房道円と名を改めこの地で草庵を結び貧しい生活をされていたと伝えられております。
一方、北条氏は二代義時、三代泰時、四代経時と、名ばかりの将軍を立て自らは執権となり思うがままの政治を執ってきましたが、五代時頼は非常に信仰心あつく慈悲深い人で、執権職十一年にしてその職を六代長時にゆずり、民の暮らしを見聞し悩める人を救うべく、出家して最明寺入道学了道崇と改名し、諸国行脚の旅に出た事は太平記でも明らかにされています。
偶々、当地において草庵に暮らす御老僧(千寿丸)に参会し、その有様を気の毒に思い、行脚の後鎌倉に立ち返り、時の将軍に源氏供養の為に寺を建立すべく奉聞した処、早速お許しを賜り、時頼自ら金壱百五拾貫を寄付し建てられたのが当寺で、瑶光房(千寿丸)をこの寺の別当職に任じ鎌倉(幕府)同様に敬崇すべく七百石の御朱印地を賜り、瑶光房を山号とし瑶光山最明寺と命名しました。
建立された七堂伽藍(本坊を中心として、周囲の六坊の建物)は輪美を尽くし、末寺の数も多く仏法の勝地として栄えましたが、幾度かの戦火により悉く焼失しました。
その後、川越喜多院に天海僧正が入られ末寺とし天明七年(1787)寺を復興し、爾来幾星霜、苦難を乗り越え往時の盛観及ばずと雖も法灯連綿として今日に至っておりましたが、老朽著しく昭和五十三年に現在の本堂を再建いたしました。
今のお堂は昔の本坊の跡で周囲二粁に亘り六坊の跡が地名として残っています。』

あまり有名ではありませんが、実は川越は決して大きくはない面積に「72」もの寺院を抱える寺町です。この数は近隣都市と比べても飛びぬけています。

最明寺。

新聞などで取り上げられることも多いので、このお寺を名前を目にしたことがある人も多いでしょう。

これまで様々な取り組みを通して最明寺からまちづくりを行ってきたお寺。

キーパーソンとなっているのが、最明寺副住職の千田明寛(せんだみょうかん)さんです。

最明寺の実践を見れば、このお寺が既存のお寺のイメージとは全く異なるということが分かるでしょう。
・SDGs
・自閉症啓発・発達障害啓発 LIGHT IT UP BLUE
・ピンクリボン活動
・おてらおやつクラブ
・お寺×アート
・座禅×ヨガ
・外国人宿泊受け入れなどなど

千田副住職が、こうした取り組みのきっかけになったと語るのが、インド留学。

日本仏教の総本山・比叡山延暦寺で修行した後に、2015年、本山開教使として本場の仏教を学びに、インドへ一年間の留学を経験。

「留学先から帰ってきた私は日本という国の良さを改めて実感した一年でした。
暑さもあって、寒さもあって、雨も降って、雪も積もる。
季節の移ろいをこれほどまでに如実に感じることが出来る国ってそう多くないと思うんです」。
インド留学より帰国した千田副住職の活動が、国際NGOアーユス仏教国際協力ネットワークの会報に取り上げられました。

「国際NGO アーユス仏教国際協力ネットワーク」

http://ngo-ayus.jp/
「慈悲を大切にする仏教において世界の貧困に苦しむ人々の存在は決して他人事ではありません。寺院として何か少しでも協力できることはないだろうか。そんな思いから最明寺はアーユスの会員となっております」。

インド留学の経験から、”社会福祉に特化していく という想いを深くした千田副住職。

「お寺は地域に開かれてこそ」

インドから帰国後、これまで温めてきた秘めた想いをいよいよ形にする時がやって来た。


地域に開かれた場所で、地域の人が集う場所でもあるお寺を価値を再構築するための千田副住職の奮闘が始まっていった。

千田副住職が取り組んだのが、お寺を身近な場所に感じてもらおうよう、最明寺のマスコットキャラクターを作った。

お寺が自身のお寺の公式マスコットキャラクターを作るというのは、ほとんど見られない。

川越のゆるキャラ業界に一石を投じる、最明寺のマスコットキャラクターと言えば、「さいみょうくん」。

さいみょうくんとは。
『川越にある寺院・最明寺を盛り上げるために天界から降りてきたグローバル菩薩。200カ国語以上の言語を話せる特技を持つ。いつも語学辞書を手に抱えている。
川越産のサツマイモをこよなく愛し、綺麗な女性に目がない。そして、意外と嫉妬深い。
趣味はショッピング。スーツからアロハシャツまで着こなす天界一のオシャレさんだ!!』(文・千田副住職)
他にも、女性キャラクターの「さいみょうちゃん」もいて、両キャラクターが、最明寺での取り組みには欠かさず登場していくことになる。

可愛らしいキャラとセットにすることで、一気にお寺に親近感が湧くようになっていったのだ。

ちなみに、さいみょうくん、さいみょうちゃんをデザインしたのが、仏教界では有名なデザイナー、nihhiさん。

「nihhi」

HP:http://nihhi.jp/

nihhiさんは、仏像を可愛いグッズにもしているデザイナーさんです。
最明寺では、さいみょうくん、さいみょうちゃんのシールやキーホルダーなどのグッズも取り揃えていている。

お寺の公式キャラクターが誕生したことで、最明寺の展開は一気に加速していく。

最明寺の公式LINE@がスタート。
お寺のイベントや行事の情報をLINEを通じて届けています。

(表示されているQRコードを読み込みか、LINEの検索欄で「@dxm3214z」と入れて検索してください。)

さらに、最明寺公式LINEスタンプ「さいみょうくん」が爆誕。
川越をこよなく愛する最明寺キャラクターさいみょうくんがLINEにて販売されています。

「川越」「最明寺」「さいみょうくん」で検索すると出てきます。


御朱印のリニューアルにも取り組んだ。
関東百八地蔵尊の一番札所の最明寺の御朱印がこの度刷新されました。

さいみょうくん&さいみょうちゃんも記された最明寺の御朱印は、土日限定の9時~17時で領布しています。
「関東百八地蔵尊」の「南無地蔵大菩薩」、ご本尊さまの「阿弥陀如来」、「安産や幼児の成長」を祈願した「子安観世音菩薩」。
「今や県を代表する観光地になった川越ですが、コンパクトな市内には72もの寺院が密集する寺町です。御朱印をたずねて来る人が後を絶ちません。
昭和の先代から受け継いだものを大切にしつつ、新しい要素を取り入れていく。多くの寺院がある中で独自色を出し、かつ人がもらって嬉しい御朱印は何だろうと考えこのような形になりました。京都の名刹・勝林寺さんの御朱印に衝撃をうけ、参考にさせていただきました。」
 

お寺の周辺の川越の魅力を知ってもらおうと、千田副住職は最明寺特製MAPを制作。

これを見れば、最明寺を起点にして川越散策をすることができる、優れものなのだ。

 

最明寺が依頼し、制作したのが「29mokoチョークアート」さん。手描きで色鉛筆で制作しました。

「29mokoチョークアート」
https://29moko.jimdo.com

29mokoチョークアートさんと最明寺はその後、ピンクリボン運動のイベントでもコラボすることになる。

 

お寺×アート。

「お寺とアートの融合を。暗いニュースばかりが目に付く中、この白いキャンバスで皆を笑顔にすることは出来ないだろうか」
川越に住むアーティスト、YOHAKUさんが最明寺の襖に素敵な絵を描きました。

今、国内外から注目されているYOHAKUさんは若い世代を中心にInstagramで絶大な支持を集めているアーティストです。
彼の描く「和の妖怪」と独特のキャラクターは、何処か人を笑わせる不思議な魅力を持っています。オーストラリアで絵の勉強をし、今は地元川越から活動をしています。
元々、仏教にも深い関心を持っており仏陀や龍の絵もInstagramに投稿していたことから、今回最明寺に作品を提供してもらう運びとなりました。



龍の背に乗るお釈迦様とそれを囲う可愛い妖怪たち。

一体、彼らは何処に向かおうとしているのでしょうか。今にも襖から飛び出して来そうな絵に見えませんか。
お寺に合う絵と言えば「龍」や「達磨大師」の絵がよく見られます。また、言葉で言い表せることを超越した世界「曼荼羅」も数多く見受けられます。
「ただ、これからの時代に向けては若い世代から好まれる、このような仏教に関する『現代アート』がお寺にあっても良いんじゃないかと私は考えます。お寺離れが進む現代社会において、それは若い人や女性に向けての仏教への入門に繋がるかもしれません」。

最明寺は、お寺を通じて日本のアートを盛り上げていきたいと思っている。なぜなら絵や音楽、その他多くの芸術作品には言葉を超えて、文化を超えて、国籍を超えて、人を楽しませる要素があります。

暗いニュースが続く昨今だからこそ、そのようなポジティヴな要素が今必要とされているのではないか。

 

お寺から一人親家庭を支援する「おてらおやつクラブ」という活動団体を知っているでしょうか。

「おてらおやつクラブ」

http://otera-oyatsu.club/

「おてらおやつクラブ」は、お寺にお供えされるさまざまな「おそなえ」を、仏さまからの「おさがり」として頂戴し、子どもをサポートする支援団体の協力の下、経済的に困難な状況にあるご家庭へ「おすそわけ」する活動です。活動趣旨に賛同する全国のお寺と、子どもやひとり親家庭などを支援する各地域の団体をつなげ、お菓子や果物、食品や日用品を届けています。

最明寺では、おてらおやつクラブの主旨に賛同し協力しています。
「昨今、何度かテレビや各メディアでも取り上げられてますのでご存知の方も居るかもしれません。
お寺への『おそなえもの』を『おさがり』として『おすそわけ』というコンセプトのもとお寺にお供え物として上がった果物やお菓子、食べ物などを母子家庭の方々や経済的に困難な家庭へとお送りしています。
全国にお寺は七万件あると言われています(実はコンビニより多い)。一つ一つのお寺の力は微々たるものであります。しかしながら、これらの力が纏まった時にきっと日本の貧困格差を解消する大きな力になると信じております。最明寺はおてらおやつクラブのコンセプトに共感し、2015年より活動に従事しております。
今回は暮れのお歳暮に集まった食べ物を各家庭やそれを支援する団体へと送らせていただきました。今後も微々たる力ではありますが末永く続けていきたいと思います!」。


クリスマス、バレンタイン、キリスト教のイベントに合わせて送りました。こういうことが出来るのも日本仏教の良いところです。


最明寺で7月に行われている施餓鬼会。
現代では珍しくお盆(7/23-7/25)と施餓鬼会が同日に行われています。
これは古くは、最明寺がある川越市小ケ谷は養蚕が盛んな地であり、8月のお盆の時期が繁忙期になるため、この時期に移行したという言い伝えがある。

2018年の法要前の講演は、「遺族・家族を亡くした悲しみをケアする」グリーフケアについて。
都内で活躍する一般社団法人リヴオンの水口陽子さんをゲストに、最明寺の新盆(家族を亡くして一年未満)の人を対象に開催しました。

「一般社団法人リヴオン」

https://www.live-on.me/

猛暑にもかかわらずこの日、堂内には126名の人が集まり、熱心に耳を傾けていました。
 

イタリアのフィレンツェより、8人の学生たちが最明寺にホームスティで宿泊したこともあった。
イタリアの伝統ある国立調理師学校saffiに通う彼らは、川越の食文化を学ぶために来日しました。
朝は千田副住職と共に毎日坐禅や瞑想を体験し、お寺でしか出来ない経験に喜ばれたよう。

川越は今や埼玉県随一の観光地となり、多くの外国の方も訪れます。

川越の観光客数は700万人、外国人観光客数は20万人を超えつつあります。
「お寺も街のシンボルの一つとして、外国の方が楽しめるスポットとなり、地域のために今後も貢献していければと思っております」。


(最明寺 坐禅指導 英語ver)
坐禅指導の英語版の一部です。ちなみに、ヒンディー語版もあります。

 

産業編集センターから出版された「プチ修行できる お寺めぐり」に最明寺が掲載されました。修行体験が出来る50ヵ寺の中に取り上げられました。
「プチ修行できる お寺めぐり」
http://amzn.asia/d/2HtWK8H
この本を持参すると、最明寺での座禅とヨガの体験レッスンが500円引きで受けられる特典がついています。これらは、千田副住職としては、今後の展開の布石でもあった。

最明寺が新しく外国人向けの宿坊を始めます。

その名は、「千隅-sengu-」。
民泊法に則り、最明寺で新しく宿坊を開くことになりました。

「私の祖父・先代の住職は亡くなるまで仏教を、日本の伝統寺院を世界の人々に広めたいとの思いを持っていました。昭和や平成の初期には実現が難しいとされていたことが、グローバル化の影響とインターネットの普及で容易に出来るようになりました。そんな平成も終わりを迎えています。
『千隅』の『千』は川越に来た『千』載一遇の観光の波、そして祖父と私の『千田一族』の想いから来ています。
『隅』には私の宗派・天台宗の標榜する『一隅を照らす』の精神があります。この宿坊を通じて、川越から世界へ仏法を弘めて行きたいとの思いです。
私が川越に帰ってきたタイミングで法改正が行われたのは、何の偶然なのかわかりませんが今では私こそが、私が川越で初めての宿坊をやりたいとの想いに駆られています。
親身になって相談に乗ってくれた県庁や消防署の人々からは優しさを感じました。皆が『宿坊』という珍しい試みに背中を押してくれています。まだ問題が山積みで実現は少し先になりそうですが、着実に構想が纏まりつつあります。自分が今まで築いてきた川越の仲間たちの力があれば、きっとやり遂げられると信じています」。

 

現代社会の忙しい生活で疲弊した体を、日常から離れたお寺で癒してもらいたい。

2018年12月22日・23日には、最明寺で「寺リトリート」を開催。
「リトリートretreat」とは英語で「退却」や「後退」の意味がありますが、ヨガではストレスが少ない環境でゆっくり過ごし瞑想をすることで自分だけの時間に浸り、自分自身を見つめ直すという意味があります。
坐禅やヨガの本場インドやスリランカでは医療療法の一環としても取り入れられています。
最明寺では都内で忙しく働く仕事も職場も年齢もバラバラな10名の参加者が集まりお寺で一泊二日のリトリート合宿を開催しました。参加者にはお寺で規則正しい生活をして、本堂でのヨガで運動不足な体に適度な運動を、そして奈良時代に仏教医学として日本に伝来したアーユルヴェーダの食事で心と体に栄養と健康を意識しました。
仏教の精進料理の世界では、自然界から得た食物に対して「いただきます」と感謝の気持ちを述べて食事をすることで日々の生活への安心に繋がるという教えがあります。

これもお寺ならではの体験になります。
ヨガとアーユルヴェーダの食事を担当するのは、ミス・ワールド2017日本大会で準グランプリ、Miss Globalcity 2018 日本代表の篠田るみさん。
インド人の母を持つハーフの彼女は、自身の原点であるインドでヨガインストラクターとアーユルヴェーダのアドバイザーの資格を取得。地元・埼玉県小川町のアンバサダーも務める。

坐禅を指導したのが千田副住職。奇しくもインド尽くしのリトリート。
互いに瞑想の本場であるインドで経験を積んだ2人が、お寺という非日常的な空間で心と体のメンテナンスをお届けしました。
篠田さんの作るアーユルヴェーダ料理は、ミックルダルカレー、クミンのきんぴら、キャベツとココナッツのサブジ(野菜)、薬膳炊き込みご飯、金時人参のハルワと、どれもインドでの生活を想いださせてくれるフルコースでした。

「お寺は元々は修行道場の場として存在していました。インドではアシュラム(आश्रम)と言いますが、このように一般の方々に使っていただけるのは有難いことです。少しでも皆様のお力になれていれば幸いです」。

 

本堂で、千田副住職指導のもと坐禅会を開催しているのも最明寺の特徴。

ヨガとのコラボで、イベント時に定期的に開催しています。

 

坐禅会は、他のイベントとコラボすることもあり、2018年12月ウェスタ川越・ウニクス川越で開催した「くらしをろどるFarmer’s Market」で、ウニクス川越のヨガスタジオ「Total Body Yogaスタジオ」とコラボして坐禅を指導しました。

(川越style「くらしをいろどるFarmer’s Market」2018年12月2日ウェスタ川越

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12431300862.html

 

さらには、本堂内でJAZZコンサートなどのイベントも定番化。

そして、2018年に川越のみならず、日本中で話題となったのが、最明寺のピンクリボン運動参加です。

2018年10月1日~10月28日、毎日18:00-22:00の間ライトアップ。
2000年代に入り、日本でも定着してきた「ピンクリボン」という言葉ですが元々は1980年代に米国で乳がんの啓発活動のシンボールマークとして誕生しました。
この活動は「乳がんによる悲しみから一人でも多くの人を減らすこと」を主としています。
具体的には早期発見のための検診を呼び掛けたり、乳がんに関する正しい知識を広め啓発に繋げること等が挙げられます。
また、10月はピンクリボンの啓発月間となっており、世界中の観光名所や施設がピンクに照らされその啓発に努めています。
最明寺も2018年から長年ピンクリボン運動をおこなっている「認定NPO法人J.POSH」のオフィシャルパートナーとして、ピンクリボン活動に参加することになりました。

「認定NPO法人J.POSH」

http://www.j-posh.com/

一ヶ月弱という長期間にわたって本堂をライトアップされた試みは、各方面の注目を浴び、朝日新聞、毎日新聞、yahooトップニュースなどで取り上げられたことから、試みを知った人も多かったでしょう。ちなみに、寺院のピンクライトアップの試みは、京都の清水寺と川越の最明寺だけです。
最明寺では、ピンクライトアップ月間の集大成的締めくくりとして、10月27日(土)に最明寺で「最明寺pink ribbon festival(ピンクリボンフェスティバル)」を開催し、これを含めた一か月間の活動が、「最明寺pink ribbon運動」としていました。
10月1日から始まった本堂のピンクライトアップは、メディアの注目のみならず、口コミが口コミを巻き起こし日を追うごとに一般の見学者も多数押し寄せ、各snsにピンク色に染まる本堂の写真が溢れかえっていったのはご存知の通り。

フェスの幕明けとなった西海絢乃さんのjazzライヴから本堂は超満員で盛り上がりました。

■西海絢乃 チャリティーjazzライヴ

 

■森井さちこ 健康改善・ハンドセラピーワークショップ

 

■福満ともこ チョークアートワークショップ

(川越style「小江戸ジョシカツピンクリボン運動応援フェスタ」「最明寺pinkribbon運動」

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12416169712.html

 

さらに、毎年4月2日は国際連合が定めた世界自閉症啓発デー、そして8日までが発達障害啓発週間。
この期間には世界中の観光名所・施設が青く照らされ啓発活動を行います。
青は「希望」を表す色。
最明寺も東京タワーやスカイツリーと同じように、本堂を青く照らし活動に参画しています。
「LIGHT IT UP BLUE」
https://happyautism.wixsite.com/liubj
世界中の様々な施設を照らすことで、発達障害についてより多くの人に知ってもらうという目標があります。
最明寺は2017年に開催し、毎年期間中、本堂を青く染めています。
川越では他にウニクス川越を会場に開催していることでも知られる。
参加して三年目となる今年2019年は、LIGHT IT UP BLUE 川越 in 最明寺として実行委員会を立ち上げ、川越市の後援を得て開催します。
例年と同じく4月2日から8日まで、毎晩本堂を青くライトアップします。
また、4月6日(土)と7日(日)に多くの人が楽しめるイベントや音楽ライブなどを開催。



「LIGHT IT UP BLUE 川越 in 最明寺」
日時:4月2日~4月8日
(ライトアップ時間は、毎日17時~22時 ※雨天決行)
【アウトサイダー(障害者)アート 展覧会】
川越市の郭町にある「あいアイ美術館」(http://www.aiai-art.jp/)とコラボレーションし
青く光る本堂の中で、障害者の方々が描いた絵の展覧会を開催します。
「青」をテーマにした、多くの作品が最明寺にやってきます。
日時:4月2日~4月8日(毎日10時~22時まで)
※入場無料です。
【4/6 青く光る本堂の中での癒しの坐禅・ヨガ体験】
4月6日(土)には、ウニクス川越にあるヨガスタジオ・Total Body Yogaとコラボレーションし、青く光る最明寺・本堂で坐禅とヨガの体験会を開催。
日時:4月6日 17:00-19:00
料金:3500円(ヨガスタジオ会員の方は3000円になります)
申し込み方法:Peatixよりお申し込みいただけます。
https://saimyouji-yoga.peatix.com/

【4/7 多国籍楽器バンド Nuevo Color】
日時:4月7日(日)15:00-15:45
料金:2000円
申し込み方法:チケットぴあよりお申し込み出来ます。
http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=1906914

【4/7 チャリティーライブ サスケ『青いベンチ』】
日時:4月7日(日)18:30-19:30(60分)
料金:2000円
申し込み方法:チケットぴあより申し込み出来ます。
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=1906913

【4/7 チャリティーライブ 川越クリアーズwithみほとけ】
日時:4月7日(日)16:30-17:30(60分)
チケット:2000円
申し込み方法:チケットぴあより申し込みできます
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=1906912

「私はインドで生活していた時に、この活動の存在を知りました。日本ではピンクリボンほど知られていないブルーライトアップですが、世界での認知度はかなり高いそうです。インドは宗教のるつぼの国です。一年間で様々な宗教の宗教者を見てきましたが、一貫して言えたのは各々が生きている人々の悩みに正面から向かっていました。「忙しいからまた後にしてください」なんて言う人は一人も居ませんでした。これがインドが今なお宗教の国と言われる所以である気もします。
自分も日本に帰ってから寺院を通じて力になりたいと思い、以来この活動に参画しております。有難いことに、当事者の方や関係者の方にお声がけいただき年々活動の幅を広げてられております。」


 

お寺と言えば、現在では家族や大切な人を亡くした時にお世話になる場所という考えが定着しています。
しかし、それはお寺の果たす役割の一つに過ぎません。

お寺の本来の役割は「地域コミュニティ」の中心として、人々の生活のために尽くすことにある。


大阪の四天王寺を建立した聖徳太子は、お寺の中に病気に苦しむ人を看病する「療病院」や貧困や孤独で生活できない人をお世話する「悲田院」という施設をつくりました。

これは今から遥か1000年前以上の話です。
困っている人に手を差し伸べる仏教の「慈悲」の精神、そして人が多く集まる「寺院」という存在は、今の、これからの世にこそ、必要になってくるのかもしれません。

最明寺の取り組みから、お寺をより身近に感じるようになる。

 

お寺が身近にある街、川越。

さいみょうくんとさいみょうちゃんの成長と共に、最明寺の千田副住職の活躍はこれからますます広がっていきます。

 

「瑶光山 最明寺(さいみょうじ)」
〒350-1104 埼玉県川越市小ケ谷61(川越水上公園に隣接)
TEL 049-242-3921
E-mail:remoni1718@gmail.com
HP:
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