川越style「長屋BAR(バー)」 お酒とつまみを肴に語らう 本町の長屋 NPO法人川越蔵の会 | 「小江戸川越STYLE」

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「時が人を結ぶまち川越」
川越のヒト・コト・モノ、川越物語りメディア、小江戸川越STYLE。
川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

お店であるけれど、既存のお店とは空気感が違って、あの魅力はあの場で体感して人にしか分からないしれない。

川越の中でも他に例えられるお店はなく、特殊なBARであり、唯一無二のBAR。

「長屋BAR(バー)」。

 

BARと言っても、普段から営業しているお店というわけではなく、開催を知らない人にとっては、突如出現した摩訶不思議なBARと思っているかもしれません。

確かにBARとして営業しているのは、年に一日だけ。

しかし、毎年定期定期にオープンしていることで、今では常連客もついて、オープン日には毎回長屋は人でごったがえすようになっています。

長屋BARで過ごす人がみな口にするのが、長屋の雰囲気の良さ。

場の雰囲気でお酒の味だって、つまみの味だって変わるもの。

古い長屋の雰囲気のなんと居心地の良いことか。古い建物で昼呑みするなんて、やっぱり最高なのです。

近年の川越では、古い建物をリノベーションしてお店として活用する事例があちこちで見られますが、古い建物の活用という括りで言えば、長屋BARはその走り的な存在。

 

長屋BARの会場となる「本町の長屋」があるのが、一番街の北端、札の辻を右に曲がり、市役所までの本町通り左手にあります。

「本町の長屋」
川越市元町1-12-2(川越蔵の会事務局)

普段は戸が閉まって静かな佇まいの長屋で、長屋BARに来た人が普段の長屋に辿り着こうと思って来ても通り過ぎてしまうかもしれないほど、静かな日常と長屋BARの非日常の落差がある。

長屋では、長屋BAR以外でも、春に雛飾り展示でオープンになる期間もあって地域に開かれている場所です。

(毎年春、長屋で展示公開される雛飾り)

 

落ち着きある通りの落ち着きある長屋ですが、長屋BARの日は打って変わって大賑わいの一日に。

道路沿いの戸を開け放ち、テーブルを外にまで引き出して、いさオープン。

現在の長屋BARは、毎年9月に開催しています。

長屋BARを主催・運営しているのが、「NPO法人川越蔵の会」。

普段は事務局として使用している長屋を、特別にBARとしてオープンしているのが、長屋BARです。

 

「NPO法人川越蔵の会」
TEL/FAX:049-222-2330
(電話は事務局開設時のみお受けできますので、以下HPの「スケジュール」をご覧ください。)
Email:(以下HPの「お問い合わせ」のフォームからご連絡ください。)
HP:

https://www.kuranokai.org/
facebook:

https://www.facebook.com/kawagoe.kuranokai/
 

そして、次回の長屋BARの開催が、2023年9月17日(日)に開催。

川越らしい長屋空間をBARに仕立て、蔵の会メンバーがお酒やおつまみでもてなし、ざっくばらんな雰囲気で川越のまちづくり談義を深めてもらおうとしています。

 

長屋バーは蔵の会会員向けではなく誰でも気軽に楽しめるバーです。接客、おもてなしするのが蔵の会の会員ということです。

メニューは注文時先払いのキャッシュオン方式で行っています。

地元の人から観光客、みな「川越」というテーマで集まった面々は、見知らぬ人同士でもあっという間に打ち解けられる貴重な場となっています。

普段の川越愛をぜひ発散してください。

 

つまみはメンバーがそれぞれが腕によりをかけて作り、さらに近隣の飲食店と提携した特別なおつまみも用意。

お酒もそれぞれのメンバーがセレクトしたものを提供します。

すべてのお酒とおつまみには、担当するメンバーの想いがこめられています。

 

令和の秋の長屋バー こだわりのお酒とつまみを肴に語らう
「長屋バー」
9月17日(日)

14:00~20:00
場所:蔵の会事務局である本町の長屋
(川越市元町1-12-2)
概ね90分程度の滞在でお願い致します。

飲み物は、ビールに日本酒、ワイン、お茶の先生がその場で点てる抹茶、ソフトドリンクを用意。
中でも毎回人気の日本酒は、普段なかなか呑めないプレミアム日本酒も含め、今年も数々の銘柄を用意します。
全て500円にて提供します。
おつまみは8種類用意。こちらは400円です。

「長屋バー」

〔メニュー〕
□ビール
生ビール
・おとなり 川越の農家「ままざめファーム」のとうもろこしと、フレッシュなホップをアクセントにしたhazyIPA 800円
瓶ビール
・COEDO 伽羅 400円

□こだわりの日本酒 各500円
①「生酛(きもと)」大七酒造 福島県 大七純米生もと
②「天美(てんび)」長州酒造 山口県 純米吟醸
③「W(ダブリュー)」渡辺酒造 岐阜県 出羽燦々 純米無濾過原酒
④「天仁(てんじん)」横関酒造 埼玉県 大吟醸 無濾過生酒
⑤「彩來(さら)」北西酒造 埼玉県 純米吟醸
⑥「梅乃宿 Unfeigned SAKE Terroir(アンフェインド サケ テロワール)」梅乃宿酒造 奈良県 芳醇甘口純米酒
⑦「織星(おりほし)」丸山酒造 埼玉県 純米吟醸
⑧「彌彦(やひこ)」弥彦酒造 新潟県 普通酒~極~ 長期低温完熟発酵、無濾過、瓶火入れ

□滋味深いワイン 各500円
・赤ワイン
①Nomujanマスカットベリー A rouge 樽熟成2022
②ヴィニウス オーガニック ピノ・ノワール フランス
③2020 農民ロッソ やわらかいタンニン 果実味 樽熟成の甘い香り
・白ワイン
①エステート ソーヴィニヨンブラン2022 やや辛口 自社農場のソーヴィニヨンプラン使用
②イケダワイナリー 2022 樽熟甲州 やや辛口 甲州のやわらかいアロマと熟成香
③ソレイユヴーブラン2022 甲州100% 文旦などの和柑橘の香り レモングラス等のハーブ香 すっきりとした甘みと苦みが心地よいアフターテイスト


□お茶の先生による河越抹茶(HOT/ICE)~注文を頂いてからその場で点てます~お菓子付き 500円

□ソフトドリンク 200円
・リンゴジュース

□おつまみ~蔵の会メンバーによるお酒に合うつまみと近隣飲食店提携おつまみ~ 各400円
①たばちゃん農園産・夏野菜のサバタルタルソースかけ
②ジャーマンポテト ピクルス添え
③白茄子の味噌田楽~伊勢源の味噌「茜」使用~
④いちじくなどフルーツのコンポート
⑤季節の野菜のインド風炒め ココナッツ入り
⑥一番街・河村屋のお漬物盛り合わせ
⑦弁天横丁・トモリ食堂の唐揚げ
⑧おつまみおかき 200円

■長屋バーの利益は、茨城県桜川市真壁町にある登録有形文化財「鈴木醸造」さんの醤油蔵再生に全額寄付します。
茨城県桜川市真壁町古城の醤油釀造業の「鈴木釀造(株)」で、2023年7月2日未明、江戸末期(1854年)の登録文化財の主屋を含む工場4棟が全焼し、地元真壁では大きな喪失感が広がっています。
鈴木醸造株式会社は、大正13年創業以来100年余の間、真壁地区産業のー翼を担い、地元の材料を使い、代々培ってきた技術を生かした醤油、味噌作りを営んできました。
鈴木正徳社長の「事業再建に向かって少しずつ機材をそろえ、一歩ずつ進んでいきたい」との決意に応えるべく真壁町の有志が集い「鈴木醸造を応援する会」を立ち上げました。
「鈴木醸造を応援する会」は、鈴木醸造(株)への義援金を募集しています。

 

川越蔵の会は川越のまちづくりに取り組む団体。川越のまちづくりに興味ある人は誰でも加入することができます。固く考えなくても、川越の縁を広げたいという人もウェルカムです。
1983年(昭和58年)5月に市民団体として発足。
2002年12月12日「特定非営利活動法人 川越蔵の会」として法人登記。
任意団体の時点では会員数約270名であったが、NPO法人化に伴い若干減少し約200名となった。会員の属性をみると、一番街及びその周辺の商店経営者や住民、建築家、まちづくりの専門家、学識経験者、埼玉県及び川越市の職員、一般市民など。また、全会員の約2割を川越市在住在勤ではない会員、すなわち“川越ファン”とも呼ぶべき人たちが占めている。
会の活動目的:
地域に根ざした市民としての自覚を持って、まちづくりをみずから実践するとともに、住民が主体性を持って行うまちづくりの支援を行うことによって、地域社会の発展に寄与すること。
発足の経緯:
川越市は、蔵造りの町並みで知られているが、1960年代からその中心である一番街周辺の旧市街地が衰退化の一途を辿り、蔵造りのファサード改変や取壊しが行われ、歴史的な都市として一時は大きな危機を迎えた。1980年代に、商店街活性化による町並み景観保存を謳いながら、一番街の若手の商店主が、建築やまちづくりの専門家、個人的興味で参加した市役所若手職員とともに勉強会を行ったのが蔵の会の始まりである。このような様々な立場の人が集まり、市民主体で進めるまちづくりのスタイルは現在も受け継がれている。2002年には活動範囲を広げるためNPO法人となった。

●まちづくりデザイン活動
市民へのアドバイス、商店街へのアドバイス、建築設計コンペの開催・協力、川越市への提言等
●まちづくりのイベント開催
川越の文化を育む活動、アートイベントの開催、ネットワークの形成
●伝統的建造物の保存活動
旧川越織物市場の保存運動・活用検討、鏡山酒造跡地の活用検討 、伝統的建造物の保存要請、伝統的建造物の記録保存・実測調査

●広報及び啓蒙活動
景観賞の贈呈、会報発行・メール配信、視察団体への対応、講演会・各地見学会の開催、講師・委員の派遣

 

蔵の会の近年の大きな事業が、弁天横丁にある「喜多町弁天長屋」のリノベーションです。

蔵の会が長屋のリノベーションを手掛け、テナント誘致して再活性化させています。


「喜多町弁天長屋(きたまちべんてんながや)」
住所:〒350-0061埼玉県川越市喜多町2-1
HP:
https://kuranokai.org/wp/
Twitter:
https://twitter.com/BYokocho
Facebook:
https://www.facebook.com/BentenYokocho/
 

喜多町弁天長屋には現在、9つのお店や事務所が入居しています。

一つの施設で色々なお店巡りができ、様々な体験ができます。

■「喜多町弁天長屋」入居者
① 「江戸和竿 小春」
② 「bero弁天長屋」
③ 「Caoli Art Studio」
④ 「ギャラリー なんとうり分室」
⑤ 「THE SUN」
⑥ 「キモノ・キツケ ハナノワ」
⑦ 「川越人力車 いつき屋」
⑧ 「REMODULE PAINTING」
⑨ 「トモリ食堂」
 靴鞄修理 SAKANIWA(坂庭)

(川越style「bero弁天長屋」喜多町弁天長屋 bero iron works
https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12734061273.html
 

そして、蔵の会が2023年5月28日(日)蓮馨寺で開催したのが、川越蔵の会発足40周年記念イベント「蔵フェス2023」~川越の今までとこれからを語るHOTな川越人トークセッション~『川越のまちに心動く瞬間(とき)』でした。

同日には「川越交流会」も開催しました。

「蔵フェス2023」

◆開催日時:2023年5月28日(日)12:00~17:00 
◆場所:蓮馨寺境内

川越市連雀町7−1
特設サイト:
https://sites.google.com/view/kurafes

 

 

蔵の会主催で定期的な開催となってきている、職人の技ワークショップイベントがあります。

市立博物館で開催されていた企画展「蔵・倉・くら‐蔵造りと川越の町並みを知ろう‐」の関連事業として、2017年4月29日に開催したのが、「体験!蔵造りを支えてきた職人の技」。

以後、会場を養寿院に移して定期的に開催されています。
大工、左官、鍛冶、木挽きの職人さん協力のもと、職人の技の体験ワークショップ。
大工:

①金物を使わない伝統的な木組みのやり方でジャングルジムを組み立てる体験

②かんな削りの体験

③かんなの削り華を使ったフラワーアート
左官:

①伝統的な竹の木舞掻き(土壁を塗る下地を竹で組む作業)

②土壁塗りの体験
鍛冶:鉄の角棒を叩いて和釘をつくる体験

木挽き:3種類の大鋸(のこぎり)を使った丸太切りの体験
このイベントは一番町の鍛冶町広場でも開催されていて、今後も続いていく予定です。

(第一回「川越の職人と手しごと体験市」鍛冶町広場

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12234855151.html

 

他にも、川越の様々な催しに協力していて、一番街商店街の「小江戸川越 江戸の日」などに協力しています。


(「小江戸川越 江戸の日」一番街商店街 2017年3月25日 一番街が江戸一色に

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12262200017.html

 

そして、主催として行っている「長屋BAR」です。

長屋BARのテーマは、地域の住民や観光で川越を訪れた人など、色んな人たちと蔵の会との交流の場にしよう!ということ。

思い起こせば、蔵の会が事務局を開放して長屋BARというものを始めたのが、2007年の夏のことでした。

回を重ね、2013年からは5月のGWにもやるようなって年二日間開催していました。

$川越style


BARと言うからにはお酒の存在は欠かせない。ビールは川越が誇るブランド「COEDO」さんを扱い、さらに日本酒は毎回テーマがあって、様々なにお酒を用意。
つまみを作るのも蔵の会会員で、毎回良い素材を選び、手間暇をかけて手作りしている料理は、これを目当てにして来る人が最も多いでしょう。


川越産農産物を使うことも以前から積極的で、今ではもうふんだんに使用するほどであり、川越Farmer'sMarketでお馴染みの農家さんのお野菜も使用しています。


 

長屋BARの魅力は、何と言っても居心地の良さが一番でしょう。まったりのんびりしている空気が流れているのは、やはり、営利目的でないからこそかも。
長屋BARにやって来るのはこの日を楽しみにした人に、知り合いに誘われて一緒に来たという人や、もちろん通りすがりの人もいる。普段なら交差することのない人たちが偶然にもこの場に居合わせ、長テーブルを共有して何組もの人が座り、いつのまにか目の前、隣の人に会話が飛び火して仲良くなってしまう、なんていうことがしょっちゅう。
お店、という場が、人と人が交流する場にしたいと願うのはお店を運営している人みな思うことでしょうが、長屋BARは理想的な形で人と人が交流しているように見える。
集まって来る人たちも、初めから人との交流を楽しみにしている人ばかりで、あちこちで川越のことなどで会話が弾んでいる。
集まって来る人たちを紐解くと、実は・・・川越的に濃い人たちばかりであることも長屋BARの特徴で、ここに来れば川越で活躍している人の誰かしらと出会うことができる。
ディープな川越人が反応して集まるところにも、長屋BARの魅力を物語っている。
日が暮れても、人が途切れず、むしろ日が暮れてからの方がごった返すかもしれない。次から次へ川越人たちが集います。

 

年に一日だけ現れる長屋BAR、次回は2018年5月GW期間中を予定しています。

ディープな川越体験をどうぞ。

 

「長屋バー」
2023年9月17日(日)

14:00~20:00
場所:蔵の会事務局である本町の長屋
(川越市元町1-12-2)
概ね90分程度の滞在でお願い致します。

 

「NPO法人川越蔵の会」
TEL/FAX:049-222-2330
(電話は事務局開設時のみお受けできますので、以下HPの「スケジュール」をご覧ください。)
Email:(以下HPの「お問い合わせ」のフォームからご連絡ください。)
HP:

https://www.kuranokai.org/
facebook:

https://www.facebook.com/kawagoe.kuranokai/