川越style「bero弁天長屋」喜多町弁天長屋 bero iron works | 「小江戸川越STYLE」

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川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

鉄工房の製品×弁天横丁

 

アートとものづくりの発信拠点から、鉄製品を発信。

 

2022年4月にオープンしたお店が、「bero弁天長屋」さん。

お店があるのは、川越市喜多町にある「弁天横丁」。

一番街の札の辻から北に進んで、すぐ右手に入口が見える弁天横丁。

横丁を進んで行くと左側に見える長屋が、「喜多町弁天長屋」。

アート・ものづくりの発信拠点として、様々な入居が入っています。

喜多町弁天長屋の一階にあります。



「bero弁天長屋(ベロベンテンナガヤ)」
埼玉県川越市喜多町2丁目1番地
喜多町弁天長屋1階
営業日時

木金土日曜日・祝日 11:00~18:00

定休日 月火水曜日
HP:
http://www.beroironworks.com/
Instagram:
https://www.instagram.com/berobentennagaya/
 

「bero iron works(ベロアイロンワークス)」

Instagram:
https://www.instagram.com/beroironworks/

 

弁天横丁にある喜多町弁天長屋。長屋には、他にも一階・二階と色々な入居者があり、長屋の中でお店巡りが楽しめるのが独特。

「喜多町弁天長屋」入居者
① 江戸和竿 小春
② bero iron works
③ Art Studio Caoli
④ ギャラリー なんとうり分室
⑤ THE SUN
⑥ キモノ・キツケ ハナノワ
⑦ 川越人力車 いつき屋
⑧ REMODULE PAINTING
⑨ トモリ食堂
 靴鞄修理 SAKANIWA(坂庭)
 喜多町弁天長屋
弁天横丁・喜多町弁天長屋MAP

長屋の横丁に面した一階にオープンしたのが、「bero弁天長屋」さん。


bero弁天長屋を運営しているのが、中井さん、小林さん、田中さんという三人。

<スタッフ>
◆中井貴史
阿佐ヶ谷美術専門学校スペースデザインコース卒業。
1999年、株式会社ANAP入社。
2013年、bero iron worksを設立。
鉄加工を用いた家具・プロダクト製品・
インテリア・エクステリア製品を幅広く制作。

◆小林チエ
阿佐ヶ谷美術専門学校ビジュアルデザインコース卒業。
同校専任教員/グラフィックデザイナー。

◆田中雄斗
倉敷芸術科学⼤学彫刻コース卒業/
東北芸術⼯科⼤学⼤学院彫刻領域修了。
個展「POLITIVE」
(⼈形町Vision’s/2020年)
「日常茶飯事」
(アーツ千代田3331アキバタマビ21/2022年)
など展示多数。

 

「bero弁天長屋」さんは、オリジナル家具と北欧ヴィンテージ食器を扱うお店。
川越のアートとものづくりの発信拠点「喜多町弁天長屋」の一画で、鉄工房「bero iron works(ベロアイロンワークス)」の小さなお店を展開。

オリジナルプロダクトの販売とオーダー家具の受注、北欧ヴィンテージ食器の販売を核として、昔から伝わるものや技術に新しい発想を加え、新旧が自然に共存する生活に寄り添うモノをいろいろな角度で提案するショップです。

■「古い」+「新しい」×「クリエイティブ」が生みだすライフスタイルの提案
〈喜多町弁天長屋〉には、昔からの文化を受け継ぐ伝統とクリエイティブな新しい空気が共存しています。私たちのものづくりのコンセプトとリンクするこの空間に一目惚れし、ご縁あってお店をひらくことになりました。オリジナル商品のほか、アーティストやクラフトマンの作品展示販売やワークショップを展開し、この長屋が「ものづくり」に触れられる場所、クリエイティブの発信基地になることを目指します。

■オリジナル家具とプロダクト
家具や雑貨は、多くの人が人生で最も長い時間を過ごす場所である「家」を、豊かで幸福な空間にすることができると私たちは考えます。椅子やテーブル、照明、棚、その他いろいろな小物まで、暮らしに寄り添う、世界でたったひとつのプロダクトを作ります。小さなお店なのでサンプルを並べていますが、すべてオーダーメイドで対応できます。

■北欧ヴィンテージ食器
北欧を訪れた時、家庭で使わなくなった食器をセカンドハンドショップやフリーマーケットで交換したり、店舗に持ち込んでメンテナンス後に再販売されたりというのが当たり前になっていることが素敵だと感じました。シンプルでチャーミングな北欧の食器は日本の暮らしや料理と相性がとても良く、とくに昔のものが魅力的です。〈ARABIA〉を中心に、フィンランド・スウェーデン・デンマークで買い付けた食器や雑貨を販売します。

■アーティストやクラフトマンの作品展示・販売
木工、鉄、紙、ガラス、絵画などの作家作品を展示販売します。
オープン時のメインは、長野県伊那市で活動している「紙束」が展開する、手製本の技術と素材を生かした作品です。色とりどりの紙の層の表情と質感を楽しめる〈ドライフラワーの花器〉〈ピアス〉〈ブローチ〉などをご紹介します。

お店自体が一個の部屋のインテリアのようで、実際に家の中で置いた時にどう見えるのかサイズ感がイメージしやすいのが特徴。

家にこんなものがあったらいいな、こう置いたらこう見えるのか、とお店のディスプレイが家のディスプレイに繋がっている。

 

中でも核としてあるのが、「bero iron works(ベロ・アイアンワークス)」。

bero iron worksさんは、これまで都内にある工房で展開していましたが、ショールームとして実店舗をオープン。

それがbero弁天長屋です。

実店舗があることで、ショールームとして「bero iron works」の製品サンプルを自分の目で確かめることができ、お店のディスプレイから家のディスプレイがイメージしやすくなり、さらに、職人に実際に相談することができます。


「bero iron works(ベロ・アイアンワークス)」は、鍛鉄品・オーダー家具・オリジナルプロダクト製品・店舗什器などを制作している工房です。
確かな技術と柔軟なアイデア、こだわり抜いたデザインで、人に寄りそい豊かなライフスタイルを提案できるものづくりを目指しています。
01 鍛鉄品
ヨーロッパで生まれた鍛鉄(たんてつ/ロートアイアン)は、熱した鉄を叩く・伸ばす・曲げることで、多様な形へと成形していく技術です。熟練の職人が丹精を込めた手仕事によってこそ生まれる味わい深さがあり、ひとつとして同じ形はありません。私たちは、日本の住宅にも馴染み、洗練されつつ温かみも感じられる門扉・手すり・面格子などを、オーダーメイドで制作しています。

02 店舗什器制作
鉄・ステンレス・真鍮などの金属と、木材・布・ガラス・プラスチックといった素材との多彩な組み合わせで、店舗什器や家具などを受注制作しています。機能と個性が共存するデザインで、店舗のニーズに合わせたあらゆるオーダーに対応します。

03 家具・プロダクト製品
家具や雑貨は、多くの人が人生で最も長い時間を過ごす場所である「家」を、豊かで幸福な空間にすることができると私たちは考えます。キッチンカウンター、椅子やテーブル、照明、棚、ハンガーラック、郵便ポスト、その他いろいろな小物まで、暮らしに寄り添う、世界でたったひとつのプロダクトを作ります。

オーダーメイドや制作の相談など気軽に相談できます。
「ベロ・アイアンワークス」
[所在地]175-0081 東京都板橋区新河岸2-9-8
[電話・ファクス]03-6904-3998
[メールアドレス]bero@x.gmobb.jp
業務内容
01鍛鉄品(門扉・手すり・面格子など)制作
02店舗什器制作
03家具デザイン・制作


「bero iron works」代表 中井貴史 NAKAI Takashi
1978年 埼玉県生まれ
1996年 自由の森学園卒業
1999年 阿佐ヶ谷美術専門学校スペースデザインコース卒業
1999年 株式会社ANAP入社
2013年 bero iron works 設立/埼玉県狭山市に工房を構える
2015年 工房を板橋区新河岸に移転
2022年 埼玉県川越市にショップ「bero弁天長屋」をオープン
鉄加工を用いた家具・プロダクト製品・インテリア・エクステリア製品を幅広く制作。
出品
2000年 東京デザイナーズブロック2000(東京)
2001年 東京デザイナーズブロック2001(東京)
*株式会社ANAPの一員として出品
2004年 個展「CHARMING」人形町ヴィジョンズ
2014年 Creema × 日本橋三越伊勢丹

 

bero弁天長屋では、ものづくりの拠点にするという喜多町弁天長屋のコンセプトに共鳴し、定期的にワークショップを開催しています。


◆ワークショップ〈真鍮を叩いてつくるキーホルダー〉
3月のプレ・オープンイベントでご好評いただいた、鉄工房「bero iron works」による鍛金(たんきん)体験ワークショップをアンコール開催します。真鍮のプレートを金槌で叩いて打ち目を付け、味わいのあるチャームをつくります。叩き方や力の入れ方で、自分だけの打ち目模様ができあがります。お好みの形のプレートをお選びいただき、ご希望の方は裏にイニシャルを打刻しチェーンを通して、オリジナルキーホルダーにしてお持ち帰りください。
ふだんはあまりお店に出ない職人が3日間詰めていますので、オーダー家具のご相談などもこの機会にぜひどうぞ。
◆ワークショップ〈粘土と石膏でつくる鋳造彫刻〉
彫刻作家「田中雄斗」による、鋳造彫刻体験ワークショップです。粘土にモチーフを押し付けて凹型をつくり、石膏を流し入れてカンタンでお手軽なミニ彫刻を作ります。石膏は初めは流動性があり、時間が経つと固くなる不思議な素材です。お気に入りの型を作って自分だけのオーナメントをお持ち帰りください。(固まるまで20分ほどお待ちいただきます)
モチーフにしたいモノ(記念の品など…たとえばお子さんの抜けた乳歯や、思い出に残したい贈り物の複製とかもおもしろいかも)がありましたら、お持ち込みも歓迎です!(若干粘土で汚れる場合があります、ご了承の上お持ちください)
◆エキシビジョン〈田中雄斗作品展示〉
彫刻ワークショップの講師をつとめる美術作家「田中雄斗」の作品を土間で展示します。
プラモデルやソフビ人形などのおもちゃの造形や着色をテーマに、素材にプラスチックを用いた彫刻作品です。既製のイメージと彫刻の要素(量、素材、技法、質、空間、マッス、ボリュームなど)をすり合わせて、イメージと彫刻の関係がフラットに見える作品を目標に制作しています。モダンスカルプチュアと古民家長屋の組み合わせが生み出す独特の空間を体験していただけたらうれしいです。ぜひワークショップもあわせてお楽しみください。

 

「bero弁天長屋」さんがあるのが、喜多町弁天長屋。


「喜多町弁天長屋」
住所:〒350-0061埼玉県川越市喜多町2-1
HP:
https://kuranokai.org/wp/
Twitter:
https://twitter.com/BYokocho
Facebook:
https://www.facebook.com/BentenYokocho/
「NPO法人川越蔵の会」
TEL/FAX:049-222-2330
(電話は事務局開設時のみお受けできますので、以下HPの「スケジュール」をご覧ください。)
Email:(以下HPの「お問い合わせ」のフォームからご連絡ください。)
HP:

https://www.kuranokai.org/
facebook:

https://www.facebook.com/kawagoe.kuranokai/

弁天横丁・喜多町弁天長屋のこれまで 
◆弁天横丁の歴史
『蔵造りの町並みのすぐ北、元町一丁目(旧町名=本町ほんまち)の通りの1本北側にある通称弁天横丁は、細い路地を挟んで古い長屋が軒を連ねる川越の中でも独特な雰囲気のある横丁です。

2013年ごろの弁天横丁 バス通りからの入口部分のゲート状看板は今も残っています。』

 

明治26年(1893年)の川越大火以後に形成された路地で、長屋には芸者さんが住み、置屋という芸者さんを料亭などに差し向けるお店がありました。往時は芸者横丁と言われていました。そのうち芸者さんたちがそれぞれ飲食を始めて、長屋の1階が飲み屋になっているところが何軒もありました。

その後、飲み屋もおかみさんが亡くなったりして、昔からのお店が全て無くなってしまい、今では空き家が目立つようになりました。
川越蔵の会は、6年前に麻利弁天長屋という七軒長屋の一角、かつて「若太郎」という小料理屋だったところを借りて、ギャラリーとしてリフォームを行いました。ここを染織の作家さんにサブリースして2014年春に「ギャラリーなんとうり」がオープンしました。

2013年頃 横丁の東端から見た麻利弁天長屋
 

2013年頃 横丁の中ほどから西側を見る 右側が喜多町弁天長屋、左奥が元町弁天長屋
それ以降、同じ長屋に設計事務所や「CAFE&ギャラリー二軒堂」が入居し、また喜多町弁天長屋にも「坂庭」という革製品の修理のお店が入居し、路地の様子が少しずつ変わりつつあります。


●喜多町弁天長屋の保存・再生・活用

現在、川越蔵の会が改修事業に取り組んでいる場所は、喜多町弁天長屋の「悦」という小料理屋が入っていた区画です。この建物は四軒長屋ですが、当初は、「埼玉縣重要物産陳列所(明治35年、埼玉縣營業便覧)」として建てられた可能性が高い建築です。

改修工事着手前の喜多町弁天長屋の小料理屋「悦」の外観 白いブロック塀で覆われていました
 

近頃、この中の一軒に「坂庭」という革製品の修理のお店が入りました。しかし、3軒が空き家の状態です。「悦」は長屋の2軒分に加えて増築しているため面積が180㎡以上と規模が大きく、なかなか借り手がつかないできました。このため、当会では大家さんからこの部分を借り受け、活用を図ることになりました。現在の計画では飲食店、SHOP、シェアオフィスなど複数の入居者でシェアする形で有効利用を図りたいと考えています。

2020年4月末 倒壊の危険があったブロック塀の解体は会員と二軒堂さんでセルフ工事


2020年5月初め ブロック塀の撤去後の様子 通りから素通しになり清々しくなりました


2020年7月 外壁改修工事 解体で素通しになった部分に新たに建具を入れるために大工工事


2020年7月 新たに柱、鴨居、床のレールを施工、鴨居の上の垂れ壁は左官工事


2020年8月 建具が入って外壁の体裁は整ってきました


2020年9月 下屋の瓦屋根の改修工事 雨漏りで垂木や野地板(下地の板)が痛んでいました


2020年9月 下屋の瓦屋根の改修工事 垂木の入替えは既存の垂木も勾配を合わせるのが大変


2020年9月 屋根工事は防水シートを貼ったところまで進んでいます。今後もともと使われた瓦で再利用可能なものを利用して土葺きという昔ながらの工法で復元していきます
今後、外部や共用スペースを改修した上で、入居者を募りサブリースする計画です。大家さんから借りる賃料とサブリースする賃料の差額で外部廻りや共用部の工事に必要な初期投資を10年間かけて回収するという事業計画を考えています。
入居者は、アート、ものづくりに携わるクリエイティブな若い世代を積極的に誘致し、特徴ある界隈を路地全体で作っていきたいと思います。また同時に、横丁の人々のつながりを大切にした和気あいあいとしたコミュニティを再生させたいと考えています。


川越の新たな魅力スポット、喜多町弁天長屋。

 

そして、長屋にオープンした「bero弁天長屋」。

 

ものづくりにこだわるお店が、横丁の雰囲気を高めていきます。


「bero弁天長屋(ベロベンテンナガヤ)」
埼玉県川越市喜多町2丁目1番地
喜多町弁天長屋1階
営業日時

木金土日曜日・祝日 11:00~18:00

定休日 月火水曜日
HP:
http://www.beroironworks.com/
Instagram:
https://www.instagram.com/berobentennagaya/

 

「bero iron works(ベロアイロンワークス)」

Instagram:
https://www.instagram.com/beroironworks/