「栗原造園 森のおうちのマーケット」あきからふゆのもり | 「小江戸川越STYLE」

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「時が人を結ぶまち川越」
川越のヒト・コト・モノ、川越物語りメディア、小江戸川越STYLE。
川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真


振り返ってみると、

あの庭の事を以前9月に行った時に

こんな風に記していました。


あの日はオープンガーデンの日で、

人のいない庭を噛みしめながら歩き、

植物たちから受け取るものを、

どう言葉にしたらいいか探しながら歩いていた。。。(*^o^*)


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


(2013.09.04「栗原造園 そこには命が詰まってる 」)
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「ここの庭でいいなと思うのは、

どの景色を見ても、

そこに多種多様な植物が詰まっていること。

一つの景色にたくさんの命が詰まってる。


バーバスカム

ニューサイラン

イトススキ

アサギリソウ

イベリス

シュウメイギク

アスチルベ

アガパンサス

ベルゲニア

ジキタリス


建物がここで、植物はここ、と線引きせず、

一体になってる感じがいいですね。

お互いを分けずに一体とする庭の作り方を、

ランドスケープと言うそうです。

それが栗原造園の庭作りの考え方。


見て楽しいではなく、歩いて楽しいんです。(*^o^*)」

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「植物たちが、

日向が好きな植物、日影が好きな植物、

それぞれ自分の居心地のいい場所で、

伸び伸びしている様子がいい。♪


見ていて感じたのは、

例えば犬や猫が日向ぼっこして気持ち良さそうにしている、

あんな姿を、

ここの植物たちに重なって見えましたよ。

ありのままの姿。


『歩いてみてよ』


彼らに誘われるような庭でした。(-^□^-)


建物と植物と人が、

バランス良く共存できる形がここに、ですね。」



☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*



あれから二ヵ月半が経って、

庭の雰囲気はどんな風に変わっただろう。

あそこにあったあの木は今はどんな様子・・・??

とにかく秋の色彩が見たくて待ち遠しかった。(-^□^-)



この庭に足を踏み入れたのは

今年の春のイベントから。「2013.05 栗原造園 庭とお店と椅子

あの時、この庭が「歩いて」気持ちいいなと思って、

一年を通して木々の変化に寄り添いたいと思いました。(*^o^*)


春から秋、冬へ。


深緑の5月に出会って、

冒頭のまだまだ暑いさなかの9月の様子、

そして今、11月も終わろうとしています。


この庭で季節の一廻りを過ごした時、

もっと植物の事詳しくなっていて、

もっと優しい気持ちになっている、

そうなっていたらいいなと密かに思っていた。(-^□^-)



西武新宿線南大塚駅近くにある


「栗原造園」。


普段は造園ガーデニングや木工・外構工事などの造園会社ですが、

年に2回、春と秋にここの庭でイベントを開催います。♪


2013年11月23日に開催された

秋のイベントが、


「森のおうちのマーケット」あきからふゆのもり


でした。♪



そういえば・・・


以前、林の中にある、あるカフェの店主の方が

こんな事行ってたっけ。。。


「林で定期的にイベントを開催しているのですが、

朝にご飯と音楽のイベントとか、

竪琴と絵本のイベントなど。

上手くいったイベントは、林の居心地も良さそうに感じる。

自分がやりたい事と

林がやりたいイベント、両方が上手く組み合わせると

いいイベントになる」


と。

林が気持ち良さそうにしている

不思議だけど分かる気がしました。♪


そして、

栗原造園の森のおうちのマーケット、

雑貨に、パンに、ゴスペルにネイチャゲーム。

森は喜んでるようでしたよ~。(*^o^*)



川越のイベントで、自然の中で過ごせるイベントって

なかなかないので貴重です。(-^□^-)

でも、運営もごくわずかな人数で行っていて、

栗原さんご夫妻を中心に、

大変ながらも毎年続けてこられています。


なので、楽しいイベントの様子の前に、

この庭がどういう所なのか書いておきたかった。。。



さあ、一面緑の9月の様子から

どう変わっているでしょう。(*^o^*)


川越の年内のイベントで、

雑貨マーケット単体の大きなイベントとしては

ここが締めくくりです。


ぜひ、様子を楽しんでくださいませ。♪

どうぞ。。。



☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*



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この景色に詰まっているのは、


アカマツ

モミノキ

カルミア

フイリイボタ

ベニスモモ


↑あの、左に見える大きな木、

あれはモミノキじゃなくアカマツなんですよ。


松って、それこそ、

人がコントロールして形を整えるイメージがあるけど、

ここの松は自由奔放に大きくなってます。!

こんなに大きくなるものなんですね。。。

荒々しくて豪快で、松の本来の姿を見ました。(*^o^*)


アカマツの前に出店していたのは、パンの「リュネット」さん。

昼過ぎに行ったら、もうなくなりそうになっていて、

追加も完売。やっぱり大人気です。


「今回のイベントは今まで一番多いですね。

朝から人が凄くて、午後になってもずっとこんな感じです」


今回は訪れる人が想像以上に多かったみたいですね。!



ワクワクしながら脇道を進んで、

ローズマリー、フェンネルを通り過ぎると

庭が広がります・・・


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栗原造園の秋のイベントは、

ハンドメイドの雑貨販売がメインです。♪

生活雑貨、布小物、大人・子ども服、木工家具、

アクセサリー、生花、アロマ、スタンプオーダー受付、などなど。

川越に限らず各地のイベントに出店されている方が、

この庭に集まりました。(-^□^-)

確かにこれだけ人で賑わう様子も

初めて見ました。!

それぞれの作家さんにファンがいて、

電車などでお客さんも各地からやって来ているようでした。♪


風が吹くごとに落ち葉が舞って、

手づくりの物の上に

落ち葉が降りる瞬間も素敵。

シャクナゲ

ナナカマド

ナツハゼ

コンフーサ

アカマツ

モミノキ

カルミア

フイリイボタ

ベニスモモ

バーバスカム

ニューサイラン

イトススキ

アサギリソウ

イベリス

シュウメイギク

アスチルベ

アガパンサス

ベルゲニア

ジキタリス

シラユキゲシ

ガウラ

フウロソウ

ヒューケラ

カルミア

ヒメシャラ

シラカシ

ブナ

ディアボロ

シロヤシオ


出店は、一ヶ所にまとまっているのではなく、

庭のあちこちに点在しているスタイルです。


地面の上を歩き、デッキに上がり、

ゆっくり散策して見回し、見上げたり、しゃがみ込んで、

木の変化を見ながら歩く。

そうしていると、

森の中で雑貨と出逢う、発見する、そんなスタイル。(-^□^-)



花の「d'icipeu(ディシプー)」さん。

アートクラフト手づくり市 』の時の

古い建物を背景にしても合うし、

自然の中にあるとやっぱりしっくりきますね。♪


人の手が加わってるように見えないくらい、

自然なままの風合いのリースたち。。。


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木工の「Ririka-1286」さん。
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「メイアン」さんの手づくり小物。
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「Sorairo Ehon」さん。

UVレジンのネックレスなどを。♪
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「Natural heart」さんの木工。
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Natural heartさんは、手づくり帽子・カゴの「KIKONO」さんとお知り合いで、

やっぱりテイストが似てる方は繋がっているんですね。(-^□^-)




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自然の中に並ぶ手づくりの物たち。

どれも庭にしっくり溶け込んでいて、

庭も喜んでましたね。(*^o^*)


この庭が引き寄せるものは優しいものばかり。

優しい庭に、優しい物、優しい人が集まった、

そんな優しい雰囲気が居心地良かったです。


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9月の時の庭と比べると、

この季節は燃えるような情熱の色。

単色ではなく、黄色にオレンジに茶色に赤、

多種多様な植物を植えているのでグラデーションが綺麗です。♪


紅葉って、一面単色より濃淡色あった方が気持ちが落ち着く。。。(*^o^*)

という色の癒し効果を

紅葉のグラデーションを見上げながら思いました。。。



歩いて、立ち止まって、座って、ぼーっとして、雑貨を見て。

午後になっても、マーケットは大盛況。♪

またまたこれから、楽しい展開になりそうな作家さんとの縁もできて、

栗原造園発で川越が盛り上がりそうですよ。(-^□^-)


奥に進んで行くと、

自然体験のワークショップが行われていました。

子どもたちが集まって、

マツボックリ、

ドングリ、

クズ、

ヒノキ、などをボンドでくっ付けて好きな形を作ろう~!というもの。


ここに、栗原さんの想いも詰まっています。


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楽しんでもらいながら、自然に触れて欲しい、と。


そしてネイチャーゲームも行っていました。

楽しいだけでなく、ここを学びの場にして欲しいという想いから。


庭の一画に人形・定規などの人工物を隠しように置いて、

歩きながらそれを探してもらう。


見つけるためには、

いろんな角度から自然を見て、目を凝らし、しゃがんだりしないと見つからない。

この動作がそのまま、

自然をじっくり観察する事になって、

自然との付き合い方が体で覚えるようになる。(-^□^-)


以前は栗原さん自身もネイチャゲームを教えていて、

今回は所沢の方から、インストラクターの方がやって来てくれました。♪

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(定規は結構すぐ見つかりました。(*^o^*))


こういう事を用意して、

大人だけでなく、子どもも楽しめるイベントでした。♪

親子で来ている方も多くて、

そして親子といえば、ママのゴスペルサークル

「ブリリアントスターズ」のライブも素敵でしたよ。!


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今回、初の試みでしたが、

みなさんのパワフルな歌声、

この庭に響くゴスペル、凄く合いました。♪



マーケットにいつも出店している、

「Myrtle Green(マートル グリーン)」さんが、

このゴスペルサークルに入っていて・・・

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「この庭で歌えたらいいね」なんて、フト漏らしたところから、

実現した庭とゴスペル。♪




だんだん日が暮れて夕方へ。



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夕暮れまで残るお客さんが多くて、

なかなか離れられない雰囲気分かります。。。


西日でさらに燃える紅葉。



今回の秋のイベント、昼から人が途切れず、

大盛況で終わってなによりでした。♪

栗原造園さん、お疲れ様でした。。。


イベントって、行われる「場」って大事ですよね。

川越織物市場もそうだし、一番街もそう。

場の雰囲気と掛け合わさって、

全体が出来上がるんじゃないかと。(*^o^*)

そして、場の「建物」が注目されることが多い川越で、

「庭」で行われるイベントは本当に貴重です。♪


個人で運営するイベントなので、

大変な事だらけだと思いますが、

みなさんに来てもらえる事がなによりの喜びだと思います。。。(-^□^-)

ぜひ、遊びに来てください。



陽はさらに落ちて、

紅葉の火も消えようとしています。

ロウソクの灯りが消えていく最期を見守るように、

庭で過ごすみなさんなのでした。。。♪


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栗原造園、

次回は春のイベント開催です。


それまでしばし、静かな森に戻ります。。。

また。♪



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