法事の日のことだが、納骨が終わり、会食までの間、義実家に行った。
ごく内輪の法事だったため、義母の妹と弟、義父の姉妹たち、義父の姉の娘等、総勢7名ほどだったのだが、仏間に集まると、義母が亡くなって以来、義実家に出入りして遺品の整理をしている義叔母が、義母の実妹を別室につれて行きタンスを開けだした。
まあ、「遺品整理」と言っても業者さんをお願いすることに決めているので、正確には遺品の中で使えるものがあるかどうかの物色である。
欲しいものがせあったら何でも持って行っていいよ、とダンナが義叔母たちに伝えているのだが、亡くなった義母は小柄な人だった。
対して義父側の親族は上背がある。
なので、洋服類は義叔母たちには小さすぎるし、和服も丈が足りない。
義母の妹は義母に体形も顔もそっくりなので、衣類の形見分けはこの人に見てもらわないと進まない、と義叔母たちは思っていたようで、納骨の後の機会を待っていたようだ。
義母は突然倒れたので、仕方ないのだが、家の中は生活していた時そのままだ。
私だったら、亡くなったら形見分けなんかしないで、(赤の他人の)業者さんを入れてもらって、いるもの(中古品として価値があるもの)といらないものにざっくり分けてもらって、ビジネスライクに捨てててもらいたい。
親戚とか知り合いにクローゼットを物色されるのはなんかヤダなー、と思っていたら、私の前にもアルバムが数冊出された。
我が家は遠方ということもあるし、私が大柄なため、義母の衣類も食器類も何もいらない、 とダンナが伝え済だ。
なので、私への形見分けは何もないわけだが、暇だったらアルバムでも見ておけ、ってことなんだろうか。
そう思って開いてみると、ダンナや義妹の子供のころの写真とともに、数十年前のわたしの結婚式の写真が結構入っていた。
うわー。
なんで私、濃いピンクのカラードレスなんて着てるんだろうか。
あ、サイズがなかったんだな。
実は私は結婚式というか披露宴は2回やっている。
まずは東京で式と披露宴を行って、これで終わりのつもりだったのだが、義母が
「こっちでもやってもらわないと、親戚がおさまらない」
と言い出して、披露宴というか、親戚へのかお披露目の宴会だけでいいのか、と思ったら、
集合写真を取りたいからウェディングドレスを着てほしい。
お色直しにカラードレスも着て欲しい。
と言われ、えーっと思いつつもその時は言うとおりにしたのだ。
私はデブなので、大きいサイズのレンタルドレスはそうそう数がなく選べない。
それでもウェディングドレスはそこそこ数がそろっているのだが、カラードレスともなると、2択か3択だったような気がする。
寒色系は似合わないので、消去法で濃いピンクになったんだろうなぁ。
と、そんな私のドレス姿の写真がアルバムに収まっているのだが、この写真って今までも来客とか親戚が閲覧したんだろうなあ。
披露宴やったら終わりじゃなかったってことか。


