息子さんが入院中のブロガーさんの記事を読んだ。
ポンコツ、というか病弱気味の私と違って、その方の息子さんはまだお若く、急に体調が悪くなり結構な重病。
今も入院中でつらい治療を耐えていらっしゃるのだが、お母さまの目から見ると、
「遠慮してしまってナースコールが押せず、飲みたいものも飲めずにいる」
これは親からすれば気の毒だし、心配な状態だ。
必要なことなら遠慮はいらないし、看護師さんに頼むタイミングとかもあるよね。なんてことをコメントしたのだけれど、これは息子さんの気持ちに寄り添っていないかも、と一晩経ってから考えた。
何回も入院している私なのだが、実は同じ病気で入院しているわけじゃないので、毎回「科」が違う。
ここのところの入院で一番重病で(術後一時的とはいえ)体が不自由だったのは子宮体癌。婦人科に入院した時だ。
このときは、ナースコールも押したけれど、看護師さんが入れ替わり立ち代わり様子を見に来てくれたので遠慮なくいろいろお願いした。頼まなくても髪の毛も洗ってくれたし、体を拭くおしぼりも毎朝出してくれた。
術後数日間はコンビニに買い物に行くのも無理だったので、看護助手さんに頼んで飲み物とかも買ってきてもらっていたし、ペットボトルにはストローまでさしてもらっていた。
私の方も、矢継ぎ早に頼まれても看護師さんも困るだろう、と緊急時(ひっくり返って起き上がれなくなったとか)以外は頼みたいことをメモに書いてリストにしていた。
楽、っていうわけじゃないけれど、身体的には全く問題がなかったのは白内障の手術入院。
片目ずつの手術だったので、結構見えているし、看護師さんに頼むことは特になかった。
そして、一昨年は整形外科だったのだが、実は内視鏡手術だったので傷口は1センチ無かったし、術後も麻酔はバッチリ効いたので痛みもほとんどなかった。
なので、術後すぐ着替えさせててもらった以外はこちらから頼みたいことはほとんなかったし、用事があるなら、歩いてナースステーションまで行っていたのだけれど、途中からやたらと制約がかかってきた。
整形外科なので、体が不自由な患者さんが多く、ナースコールは鳴りっぱなし状態だったのだが、その中でも私と40代の女性患者さんは比較的元気でできることはなんでも自分でやろうとしていた。
40代の女性はテニスをしていて足を骨折してしまった方で、骨折治療中にまた転んでしまい、入院になった方。
足以外は普通の人より元気なスポーツウーマンだ。
私たち2名に関しては、看護師さんも手をかけずに自由にさせていてくれたのだが、スポーツウーマンがやらかした。
なんか廊下でスッ転んで、手術で固めてある痛めた足をまた痛めたらしい。
ギプスを壊して固定をやり直しとなった。
これが看護師の間で結構な問題となったらしく、なぜか私まで、
「夜中にトイレに行くときは看護師が付き添うからナースコールして」
となってしまった。
ええっ。トイレくらい一人で行けるよー。
そもそも短期間で3回も転んだスポーツウーマンと違い、私はインドアで慎重派だ。
無理に動いたりしないよ?
とは言っても、看護師軍団で決まったことなので従うしかない。
夜中のトイレだけじゃなくて、食事の時の下膳も自分でやっていたのだが、看護師さんか助手さんがやってくれることになった。
お風呂、というかシャワーも中からカギをかけて入っていたのだが、鍵は開けておくように言われる。
風呂場の中で転んだ時に助けやすいためだ。
お茶も持ってきてくれるし、至れり尽くせりである。
結局、看護師さんって家政婦さんじゃないので、患者の身の回りの手助け業務って内容が固定されて
まあ、術後とかは自分でできそうなことでも大概のことは甘やかしてくれるがボーナスタイムはそれほど長くは続かない。
本当はナースコールなんて押さなくても、
「何か困っていることない?なんでも言ってね」的な心遣いがあればいいなあ、ってことなんだろうが、人員不足で看護師も忙しいのだ。
病院にもよると思うが、私がお世話になっている大学病院の場合は、その人に必要な介助だったら看護師さんが(頼まれなくても)やってくれるわけだ。
ただ、何が必要な介助かどうかを決めるのは患者側じゃないのよね。
そして、今気づいたわけでもないんだが、わたしは「オバちゃん」なので結構ふてぶてしいのかもしれない。
看護師さんに何か頼んで断られたことはあまりないけれど、仮に断られても、あーダメだったか。で終了である。
やっぱり若い子だといろいろ気を使ってやっとの思いで頼んだのに、後回しにされたり、断られたら、もう嫌になるのかもしれない。
それに、人に何か頼むってのはやってほしいことを脳内でまとめて口に出さなければならず、落ち込んでいたり、考えこと自体めんどくさくなったときは頼むのも嫌になるかも。






