先月の新潟県ウロウロ旅。
今日も芭蕉奥の細道スポットネタです。
真言宗智山派如意山乙宝寺。
なんとなんと
聖武天皇の勅願によって開山された
奈良時代、天平年間のお寺!!
国分寺、国分尼寺と同じように
北陸一帯の安泰を願って建てられたそう。
はぁ、
こんなところで聖武天皇由来のお寺に出会えるとは!
感動です
しかもね、、お寺の縁起を読んでビックリ。
印度の高層、婆羅門僧正が
釈迦の左眼の舎利を携え日本に渡り、
聖武天皇の勅願で建てたこちらのお寺に納め
【乙寺】と名付けました。
右眼の舎利は日本へ渡来する前に中国に納め
そのお寺を【甲寺】と名付けたそう。
その後、
後白河院より左眼の舎利を納める金の宝塔を賜り
同じく【宝】の字をいただき【乙宝寺】となったそう。
って、とてつもない歴史のお寺やん!
そんな歴史を秘めてるとは思えないほど
海岸沿いの国道から少し内陸に入った
門前町っぽい静かで素朴な集落にあります。
お隣には新潟県少年自然の家があり
緑豊かな界隈です。
夏の緑の鮮やかさ、海が近くということもあって
より一層キラキラ輝いているように感じました。
芽吹きの春の柔らかい緑もいいけど、
怖いもの知らずな夏の緑もいいね
仁王門。
1745年に改修されたものですが、
奈良時代に創建された当時の古材が使用されてるとのこと。
どれが古材かな?とくるくる見回しましたが
まぁ、わからんよね(笑)
仁王像は
乙宝寺開基の1人、行基菩薩作
こんなところにも行基菩薩作の仁王像って
行基菩薩の行動範囲の広さに驚きます。
夕暮れに訪れたこともあって誰もおらず
静謐な境内。
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