ご縁の旅【日本で一番好きな場所かもしれない】 | 徒然コオロギ庵~旅する似顔絵師~

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一年の半分を旅に過ごす似顔絵師コオロギの日々の雑記。趣味の古墳巡り&地質巡り&車中泊アレコレetc徒然とだらだらと書き尽くします

6月上旬の北日本の旅。

ダラダラと続いております。

よくよく考えたら

埼玉出発して10日間くらい旅してるのですもの

そりゃあ書くことたくさんありますわぃ。


秋田と山形の道の駅巡りで

出羽の国を滅ぼしかねない絶世の美女たちに出会い



つぎなる目的地へ。


この目的地が今回の旅の第2の目的地なのです!

はい

こちら



山形県出羽三山神社

国宝!五重の塔!!!


はい

これまでも何度も訪れている

山形ラブスポットラブです。


なんていうんでしょう

この

このお姿を拝見しただけで

泣けちゃうえーん

泣いちゃう笑い泣き

心が震えちゃうおねがい


なんでなんだろー。


東北の修験道の聖地

羽黒山、月山、湯殿山を合わせた羽黒三山。

そして芭蕉の奥の細道ポイントでもあるのね。



東北ラブラブ

修験道→山伏ラブラブ

芭蕉ラブラブ


好きなものがそろってるから

心が震える、、

いや、

それだけじゃないのね。

なんだろう、なんなんだろう。


ひょっとしたら

日本で一番好きな場所かもしれない照れ


うるうるしながら

五重の塔に近づきました。


そう

今回ここに来たのにはわけがありまして

なんと


150年ぶりに

五重の塔内部特別公開!!!!

なんですよーーーー!!


いつもお姿を拝見し

手を合わせていた五重の塔の

内部に入れてしまうのです!


悶絶酔っ払い

150年に1度の特別公開に立ち会える

これ以上のご縁はありますまい!!



しかも

入るだけでも嬉しいことなのに

内部に入るチケットを買う場所へ行くと

山伏さんがチケット売ってるではないか!


さらにさらに

隣に座ってるもう一人の山伏さんが

『内部に入るのに、お祓いいたします』


あの白い紙がワサワサついた幣?で

なにやらゴニョゴニョと呪文みたいなのを唱えて

お祓いしてくださったのです!!


手を合わせておとなしくお祓いしていただいてる振りをしてましたが


内心は、、

酔っ払い酔っ払い酔っ払い酔っ払い酔っ払い酔っ払い酔っ払い酔っ払い酔っ払いラブラブハート

この旅一番の大絶叫!大興奮!

憧れの山伏さんに、、お祓い、、

祓われるどころか

お祓いしても払いきれないほどの邪念が沸き上がりましたニヤリラブラブ


そしていよいよ内部へ。

1階の内部と

2階の外側を拝見することができます。

2階からみたところ。


冬場の雪下ろしをするようの秘密の通路とか

板に書かれた落書きのようなものなどなど

間近に見ることができます。


そして

案内のお姉さんがくわしく説明してくださいます。


この塔は創建当時から

白木のままなんだそうです。

五重の塔っていったら朱とか金とかで塗られてそうなのにね。

そんな白木のままの素のあなたが好きラブ



このお姉さんがいなかったら

1日ここに住み着いてしまったかもしれない(笑)


4月から公開が始まって

11月まで公開されるそうです。

ゴールデンウィークには

内部見学の方の長蛇の列ができたそうです。

夏休みもたくさん来られるだろうなぁ。


皆さん

11月4日まで公開してます!

ぜひ訪れてみてください!!

もしくは

行きたい人がいたら声をかけてください!

喜んで一緒に行きます!
※横で変なテンションになってますが気にしない方のみ。



もうね、五重の塔に続く

石畳すらいとおしい。


なんだかただの変態のブログみたいになってきたので滝汗

軌道修正!


それにしても

なんでこんなにも山伏に憧れるのだろう。

きっかけを思いだそうとしても

まったく思い出せないチーン


うーーん、、と悩みつつ

神社本殿近くにある

芭蕉像、句碑も参拝。


涼しさや ほの三日月の 羽黒山

語られぬ 湯殿にぬらす たもとかな

雲の峰 いくつくずれて 月の山


教科書などではまず習わない

奥の細道のこの羽黒三山の句ですが

私はここに奥の細道の精神的到達があるんじゃないかなと思っておりますキラキラ


東北の人々の信仰を集める羽黒三山。

この地でそれを感じ、

そして自然の中で修行し力を得る修験道の精神を感じ

羽黒三山の雄大さを感じ、

奥の細道前半を通して

人々の思いや自然を詠んだ句が

この地で昇華する、、キラキラ

そんな気がします。


この3句の

純度の高い鉱物のような

無駄のない凛とした佇まい。

精神性の深さ

スケール感

一句一句の文字の後ろにそれぞれの山が見えるよう。



私の好きな石や鉱物の世界も

俳句と似ていると思っていて


元素の組み合わせ

言葉の組み合わせ


それ次第で

無駄のない純度の高い美しいものができる。

美しすぎて震える。。


ね、似てますよね。

というか、どの世界でも一緒か。


絵でも音楽でも料理でも?

うん照れ


そんなわけで

どんなわけで?


羽黒三山五重の塔がね

日本で一番好きな場所かもしれないのです。

この塔を見るたびに

私の心柱はちゃんとまっすぐ建っているか?

ってね

自分を見つめ直したりしてます。

有り難きご縁かな。


続く。